中小企業の経理等はすべて自分でできるでしょうか。

質問

主人の実家が自営で建設業（土木）をしています。
従業員１５人（うち９人は日給月給の作業員、監督３人、事務員３人←私と母も含む）年商３億、主な取引先は市役所（公共工事）と地元の民間企業４社ほどです。
現在、営業事務的な仕事は事務員が、経理関係は主人の母が行っております。しかし実際に母がやるのは給料計算、請求書などのファイリング程度で、経理は会計士、労務関係は労務士事務所、経営審査事項の申請は司法書士に依頼していますが経費が馬鹿になりません。
母はまったくＰＣができず、数字にも弱いのでこんな形になっていますが、主人が社長になったら私が経理をするようになるので、今、外注している事務関係を決算だけ経理士さんに依頼して、それ以外は自分でやろうと思っています。
私は経理の経験はありませんが、証券会社に勤めていたので数字には強いほうだと思います。
すべて一人でするのは無理でしょうか？
また、決算だけの依頼だと経理士さんに嫌がられますか？
いままでの労務士事務所等にも解約は嫌がられますか？

回答No.4

greenbird · ベストアンサー

まずは質問者さまのバイタリティーに感服いたします。

同業の建設業（土木）事務をしています。
当方の内情を記します。
従業員９人（事務員私１人）年商1.4億、県・市の公共工事および民間企業の受注が常時４、５社です。貴社さまの約１/２の規模というところでしょうか。
経理・総務・労務全てをしています。

【経理】
＊経理ソフトは使用していません。全て手書きの元帳、補助簿、
　エクセルで自作の工事原価台帳です。（元帳との連動性はありません）
＊税理士さんとは月次及び決算契約をしております。
＊試算表までを作成して渡し、科目変更がある場合は正誤表をいただいています。

【労務】
＊労務士さん無しです。
幸い過去、労災もゼロですので無しでやっていけているのかもしれませんが・・・。
社員の定着率もわりと良く、よって社会保険、雇用保険等に関することもさほど忙しくありません。

【司法書士・その他】
「労災保険」「決算変更届」「経営審査事項の申請」「許可申請の更新」
「取締役会議事録作成」等、その外、入札に関する書類作成、閲覧（デジカメで撮って持ち帰ります）など・・・。私がやっています。
また、お身内の自営業ということで頻繁に役員変更などはないでしょうし、たとえ変更が発生しても単発的な依頼で司法書士さんのほうは大丈夫だと思います。

おおよそこんなところです。書き連ねてみると大袈裟で、自慢っぽく取られると辛いのですが、多忙時もありますけど、大半が「ヒマ」です。

ヒマを見つけては勤務中にここに訪れて書き込みするぐらいですので。
私（５０代前半）は銀行員上がりで経理無経験、この業界に飛び込み３年になります。
前任者が交通事故だったため、当初は引き継ぐ人も無く、事務所にたった一人という状況下、判らないことは直接、管轄役所、税理士さんに電話架けまくり状態でした。　慣れるまでは正直、大変でしたが、こんな私でもなんとかなりました。（恥）

＞決算だけの依頼だと経理士さんに嫌がられますか？
年商３億で決算のみの依頼は嫌がられるでしょうね。年間分をポイと渡されて「節税対策お願いします」は仕事といえ少々きついでしょうし。。
失礼ながら経理無経験の質問者さまご自身にとっても大変だと思いますので個人的にはあまりお勧めはしません。

＞労務士事務所等にも解約は嫌がられますか？
労務士さんは依頼経験がありませんのでよく判りませんが、司法書士さんのほうは私に代わったのを機に自然に依頼しなくなりました。

自営でもあるし、質問者さまほどのバイタリティーがあればきっと可能だと思います。

だらだらと書き述べてしまいましたが上記内容・規模等を比較していただいた上で「おそらく可能」だと御判断できるのではと思い、思い切って内情を記しました。

とても頼もしい方です。。。ぜひ、頑張っていただきたいと思います。　応援しております！

お礼

経験に基づいた丁寧なアドバイスありがとうございました。とても参考になりました。
こんなに有能な事務員さんがいる御社がうらやましいです。本題とはずれますがどのような求人を出せばgreenbirdさんのようなかたの応募があるのでしょうか？
また、義母も５０代後半ですが、パソコンは１年家庭教師をとっても、ものにならず、３０年間も仕事をしているのに向上心がないのか自分でできることもしようとせず、外注して自分が楽をすることばかり考えているので、頭にきます。主人や義父は２月からずっと休みなしで働いているのに…。
お礼というより私の愚痴になってしまいましたが、どうもありがとうございました。

回答No.6

oteagesan

登記関係は自分でできますよ。
申請書類の書式集などを用意して提出すればＯＫです。もし間違っていたら、法務局から電話連絡がありますので出向いて修正すればそれで完了です。間違っていたって叱られることなどありません。法務局職員がマンツーマンで無料で指導してくれますから、それにしたがって修正するだけです。それだけのことで司法書士手数料が節約できるのだから、ご自分でやるだけの価値はあります。
社労士については、貴社の規模なら顧問契約は不要でしょう。税理士にも給与計算や労働保険の業務はできますので、契約解除してよいと思います。
税理士に対しては、司法書士や社労士との契約を解除したことを通知し、経費節減に協力するよう要請されるとよいでしょう。社労士などが切られたことを目にすれば、税理士も顧問料引き下げなどに応じる可能性大です。少なくとも、社労士がやっていた給与計算その他の業務については無償で税理士が引き継ぐよう要求するとよいと思います。公共事業などへの参加を考えると、あまり帳簿がいい加減では困りますので、税理士の解約はお勧めしませんが、上記のように値下げ要求するのはよいと思います。

回答No.5

pott64

>役員は全員親族ですので、死亡しない限り変更はないと思います。

お尋ねの会社は、有限会社ですね！

参考ですが、株式会社の場合、役員の任期は取締役は２年、監査役は３年を超えることができません。ですので、親族等に関係なく、また役員の顔ぶれに変更がなくとも、役員変更登記を行わなければなりません。

株式会社では、５年間役員変更の登記を含め何らの登記をしないと、法務局が会社解散の登記をすることになっています。

有限会社の場合は、任期が定めらていませんので、顔ぶれに変更が生じたときのみでかまわないわけです。

※なお、現在、会社法改正法案が国会に提出されています。

　改正後は、有限会社・株式会社などの区別がなくなり、株式会社に一本化されます。つまり、１８年４月１日以降は、有限会社は作れなくなります。

　現在、有限会社の会社は株式会社に名称変更する必要ができますが、名称変更には様々な問題やコストがかかります。そこで、有限会社という名称の継続使用を希望する会社については、期限を設けての経過処置が取られることになります。

　また、資本金制度もなくなります。３００百万とか一千万の規制はなくなります。資本金１円の会社も可能です。

　役員の任期についても変更があります。株式会社に一本化するので、任期が現行の株式会社と同様に取締役については、２年任期となります。但し、負担が大きいので、株式譲渡制限会社については、任期を最長１０年までにできるようになります。

　監査役ですが、有限会社には監査役の設置は任意となっています。しかし株式会社では必置機関でした。そこで、改正後は株式譲渡制限会社については監査役の設置は任意ということになります。

参考にしてください。

補足

会社は株式会社です。
その場合、役員は変わらなくても、役員変更登記をしてもらっていたわけですね。その辺詳しくはタッチしていなかったので分からなかったのですが…。
司法書士に頼んでいる仕事を自分ですると結構大変なのですね…

回答No.3

pott64

決算だけというのは嫌がられます。というのは年商３億ということは消費税が簡易課税でなく原則課税計算でしょうし、取引内容もかなりあると思います。現在は、月次でおそらく関与されていると思います。原則計算の場合は売上のみならず経費の帳簿処理、消費税処理が重要となり、素人では確かに難しいと思います。ですのでご自身が行うのであれば、会計事務所のソフトに準拠したもので月ごとにデーターを入力して、税理士にデーターを修正してもらう方法が一番良いと思います。問題はこうした自計化した場合、その分、税理士の仕事が楽になったから顧問料を安く・・と考えたいものですが、士業という性格上、顧問料の支払いが財務的に現在可能である以上、金額は変わらないケースがほとんどだとは思いますが・・。本来、法律的なアドバイスや経営指導がちゃんとできる税理士であれば顧問料は本当に安い保険料になるのですが、実情はそうでない会計事務所がかなりでしょう。そういう税理士と関わると会社自体にとってもメリットあるんですが・・。一般的な判断基準は税務署に顔が利くとか否か（笑）。本当は税務署にものを申せるか否かというのが正解ですが。労務業務も１５人で建設業だとアドバイスできる人がいないと難しいでしょう。また、司法書士は役員変更登記とかこうしたことが自分できるかどうかです。

お礼

＞税理士の仕事が楽になったから顧問料を安く・・と考えたいものですが、金額は変わらないケースがほとんど
そのようですね。それならば苦労するだけばかばかしいので、まる投げがいいか、どこまで私がやるのが先生にとってやりやすくなるのか等一度時間をとってもらってゆっくり話してみようと思います。

労務士は余り有能な労務士ではないので、自分でやるかどうか非常に悩ましいところです。
司法書士の仕事は役員は全員親族ですので、死亡しない限り変更はないと思います。それなら自分でも大丈夫でしょうか？
大変参考になりました。ありがとうございました。

回答No.2

jyamamoto

貴方の強い意志があれば、計画的に勉強していけば、全て自分でできることだと思います。
今は、建設業経理にも対応している市販ソフトもありますし、労務関係も大丈夫だと思います。経審も作成ソフトが発売されていたはずです。
建設業はまだまだこれから先、厳しい時代が続きます。できるだけ経費を削減して身軽な経営をできるように心がけておかれる方が良いと思います。

「税理士」さんだけは、税務署に顔が利く人であれば、税務対策を兼ねて最後まで残ってもらって、決算の助言などもしてもらえばよいのではないでしょうか?

お礼

そうですよね、建設業界は厳しい時代が続くので、できるだけ自分でやりたいと思っているんですが、税務対策は先生にお願いして、アドバイスいただいたほうがいいですね。心強いアドバイスありがとうございました!!

回答No.1

tom0014

まず税理士の方にアドバイスをいただけるのであれば
一人で経理をするのはさほど難しいとは思いません
経理用ソフトは不可欠ですが

税理士に関してはいきなり自分でやりますとは言わず
経費の削減をしたいのですが何かいい方法はありませんか？と
逆に問いかけてみてはいかがでしょうか。
その話の中で 全ての経費を税理士と一緒に洗い出すと
自然と委託料が浮かび上がってくると思います
その中で他の会社はどうしているのかを尋ねて
かつ、ご主人が会社を経営していくためのアドバイスが
出来るように経理の勉強をしたいと言えば税理士さんも
自社で経理を行なうことを認めてくれると思います。
また経理ソフトのアドバイスもいただけると思います

労務関係も給与ソフト等である程度カバーできますので
税理士さんの強い勧めがあり経理ソフトと連動する関係で
自社でやることにしたこと、経営が厳しいので
(本当かどうかは別として)
申し訳ありませんといえばあきらめてもらえるのではないでしょうか
最初は大変かもしれませんが本も沢山出ていますし
一度覚えてしまえばさほど難しい作業とは思いません
最初はまちがっても仕方がないというおおらかな気持ちで取り組んでみてください

経営審査事項であれば解説本がありますので
前年の資料を見ながら行なえば出来ると思います。

いずれにしても話し方次第だと思います

お礼

こんばんは。丁寧なご回答ありがとうございます。
話の持ち掛け方まで教えていただき、とても参考になりました。頑張ってみようと思います。ありがとうございました!!