• ベストアンサー

剛体の並進と回転

鉄アレイのような形をした剛体の運動を考えます。 同じ重さの2つの小球があります。(●:質量m) そのうちの1つが2vでやってきて重さの無い棒にくっつきます。     ←● | ● ● | ● この棒でつながった鉄アレイのような形の物体が無重力状態の中でどのような並進運動と回転運動をするのかを求めます。 m:1つの小球の重さ r:棒の長さ 2v:飛んでくる小球の速さ rが0の時は合体後の物体の速さをv'とすると (2m)*v'=m*(2v) からv'=vの速さで合体物が並進運動するとわかりました。 しかしr≠0の時の式に自信がありません。 並進の式:(2m)*v'=m*(2v) 回転の式:Iw=r*m*(2v) 角速度をw、慣性モーメントをIとしました。 で考えましたが、これだとI=2m*r^2から w=v/r よって角速度v/rを持ちながら並進でvの速さを持ちながら重心移動する、といったんは結論を出しました。 しかし、これだとr=0の時の完全非弾性衝突の場合と比べ、 回転のエネルギーの分だけエネルギーが増していると思うのです。 衝突する場所が違うだけでエネルギーが増すので間違っていると思うのです。 運動量全部が並進運動に変わるとしておきながら、回転運動も起こると考えている所が間違っているのかな と考えているのですが正しい解き方はどうやるのかもわかりません。 よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • o_pato
  • ベストアンサー率50% (6/12)
回答No.2

>これだとr=0の時の完全非弾性衝突の場合と比べ、 >回転のエネルギーの分だけエネルギーが増していると思うのです。 これであっているとおもいますよ(エネルギーが増えているわけではありませんが)。 慣性中心が静止するような座標系(2つの質点が左右から速度vで衝突する)で見てみると分かりやすいと思います。       ←●    | ●→ r=0のときには静止し、r≠0のときにはその場で回転しますね。 ここで考えているのは(完全)非弾性衝突ですので、 衝突前に持っていたのエネルギーは内部エネルギーの増加に使われるわけですが、 r=0の場合には熱エネルギーに、 r≠0の場合には回転エネルギーになります。

no_smoking_pool
質問者

お礼

内部エネルギーの増加に使われているというアドバイスでわかりました。 慣性中心が静止するような座標系で考えるとすごくわかりやくかったです。ありがとうございます。

no_smoking_pool
質問者

補足

(完全)非弾性衝突だとエネルギーは保存しないと思っていました。 しかし内部エネルギーを考えたらどんな場合でもエネルギーは保存している、で合ってますでしょうか?

その他の回答 (3)

回答No.4

すいません、NO.1です。質問の意図を読み違えていました。しかも回答が間違えてます(汗)お二人とも分かってらっしゃるようですが、質問を閲覧する方もいると思いますので、訂正しておきます。外力の働かない質点n個の全体の運動エネルギーAは、全ての質点の質量を合計した質量を持つ粒子が重心の速度で運動する時の運動エネルギーBと重心に一致する慣性系からみた時に全ての質点が持つエネルギーCの和でした。つまり、A=B+Cでした。 岩波書店の物理入門コース1「力学」戸田盛和著のp155の運動エネルギーがソースです。 失礼しました。

no_smoking_pool
質問者

お礼

岩波書店の物理入門コース1「力学」戸田盛和著を見ながらちょうど考えてるとこでした。 p180の玉突きの問題がわかりにくかったので簡易な問題から考えようとしてこの問題を考えてました。 ありがとうございました。

  • o_pato
  • ベストアンサー率50% (6/12)
回答No.3

No.2です。 >(完全)非弾性衝突だとエネルギーは保存しないと思っていました。 >しかし内部エネルギーを考えたらどんな場合でもエネルギーは保存している、で合ってますでしょうか? その通りです。 以下のように考えてみると、理解の助けになるかもしれなせん。 下図のようにバネに向かって左右から●が飛んでくるとします。 ●→  -(バネ)-  ←●    ●-(バネ)-● この場合、衝突後はバネにつながれて振動して、エネルギーは保存していますね。 全運動量も、回転エネルギーも持っていないけれど、エネルギーは持っています。 内部エネルギーというのはこんな感じのものです。 イメージとしては、このように物体を構成している原子分子が、 「バネのようなもの」でつながれて振動しているような感じです。 内部エネルギーが大きい(温度が高い)というのは、 より振動が激しいということになります。 ですから、一般に非弾性衝突は、物体の温度の上昇や変形を伴います。

no_smoking_pool
質問者

お礼

理解の助けになりました。 わかりやすい解説を2度もしていただきありがとうございました。

回答No.1

面白い実験ですね。エネルギーについて考えたときおかしくなるのは、重心の運動エネルギーに重心から見た回転のエネルギーを足しているからだと思います。回転しながら運動する物体を外から見た時には、一方の粒子は速度が重心の速度より増して、もう一方の粒子は重心の速度よりも遅くなるので、単純な和では表せないようです。 アレイ型の物体の上端の球に2mvの力積を与えることを考えてみたのですが、棒の長さを2rとすればおっしゃる通り、重心はmvで動き、角速度v/rで動くようです。どんな動きか想像が難しいですが、二つの質点を直径とする円を考えると、その円が円の通過する領域の下端に対し滑らずに動くようです。つまり、二粒子はサイクロイドを描くようです。 ちょっと日本語がおかしいような気がします、こんな回答でいかがですか?

no_smoking_pool
質問者

お礼

>棒の長さを2rとすれば 間違えてました。rと書きましたがたしかに2rとすると重心はmvで動き、角速度v/rで動くようです。 サイクロイド曲線を描く事も理解できました。 ありがとうございます。

関連するQ&A

  • 並進運動から回転運動になるときの運動エネルギー

    【物理】並進運動から回転運動になるときの運動エネルギーはどこにいくのですか? 質量(m)が均一の剛体の長さ2rの棒が、ある初速V0で回転しないで飛んできているときに、ばね(荷重F、ストロークS)で受け止めるとします。以下の2ケースを考えたときに、ちょっと混乱してきたため、アドバイスお願いできますでしょうか。 i)棒の重心を受け止めるとき F=ma より a=F/m で棒は回転せずに減速していき、ばねが 1/2xmxVo^2=FxS を吸収すれば棒はとまります。 ii)棒の下端を受け止めるとき 並進運動:i)と同じ 回転運動:棒はFr=Iθ** (*:一回微分)よりθ**=Fr/I で回転をする。 よってばねが、棒の初期運動エネルギーを吸収したときに、棒はぐるぐる回転をしている状態だと考えています。 これがちょっと間違っている気がするのですが、正しいとすると i)では、ばねが棒の初期運動エネルギーを吸収して、回転せずにとまって ii)では、ばねが棒の初期運動エネルギーを吸収して、並進運動はとまりますが 回転をしている状態になり、ii)では運動エネルギーが増えているように感じてしまいます。 これはおかしいですよね?どなたかアドバイスお願いします。

  • 回転運動の運動エネルギーについて困っています。

    回転運動の運動エネルギーについてよく分からないところがあり困っています。 回転運動の運動エネルギーについてよく分からないところがあり困っています. 問題は,写真に示すような長さl,質量mの一様な剛体棒の一端Oが速度vで水平に移動し,そのO点を中心に角速度(θ')で回転している.棒の運動エネルギーを次の中から選べ.ただし,棒の太さは長さに対して十分に細いものとする. という問題で,解答は (1/6)・m・l^2・(θ')^2 + (1/2)・m・v^2・ + (1/2)・m・l・v・(θ')・cosθ です.解説には並進運動と回転運動とに分けて解説してあり、 [並進運動] Tr= (1/2)・m・v^2 となるのは理解できます. [回転運動] 剛体の回転中心Oにおける慣性モーメントIo=(1/3)・m・l^2 となるのは理解できるのですが,その後の 回転中心Oまわりの回転エネルギーToは, To=(1/6)・m・l^2・(θ')^2 + (1/2)・m・l・v・(θ')・cosθ のところで, なぜ第2項がでてくるのかが分かりません. 回転の運動エネルギーは (1/2)・(Io)・(θ')^2なのに,なぜ第2項が出てくるのでしょうか. どなたか助けてください.お願いします.

  • 並進・回転・振動のエネルギー

    並進・回転・振動のエネルギー 分子の運動の種類を、エネルギー準位の間隔の小さいものの順に 3つ列挙すると、並進、回転、振動となるそうです。いま、これを 数値的に確かめようと思っています。例えば、水素分子で比べよう として、  並進:ΔE=(2n+1)h^2/(8mL^2) ・・・n=1 回転:E=l(l+1)(h/2π)^2/(2I) l=0,1,2,3・・・  振動:ΔE=(h/2π)√(k/m) の式を用いて計算しようとしました。 ここで分からない点が4つでてきました。 1)並進のmはプロトンと電子の質量のそれぞれ2倍でよいのか。 2)並進の箱の大きさLはいくつに設定すればよいのか。 3)回転のEの式をΔEの式に直したとき、lの値は0でよいのか。 4)振動の化学結合の力の定数kは水素分子の場合いくらか。(どんな本を見れば載っているのか) 以上です。ご指導のほど、どうぞよろしくお願いいたいます。

  • 回転系と慣性系

    回転系の問題を解いているうちに、どうしても分からない矛盾に出くわしました。 元々は複雑な問題だったのですが、疑問点以外の要素を捨象したところ、 次のような問題に帰着されるようです。 慣性系に対して角速度ωで回転する系において、回転中心から初速ゼロで半径方向に一直線に遠ざかって行く物体があるとします(このような運動を起こすためには適切な外力を加えなければならないでしょう)。ある時刻において物体が中心からrの距離に到達し、その速度が半径方向外向きにvとなったとき、この瞬間までに外力が物体に対してなした仕事Wを求めることを考えます。 物体の運動エネルギーは0から(mv^2)/2に増加し、これは外力と遠心力とがそれぞれ物体に与えた仕事の和に等しいはずです。遠心力は正の仕事 ∫(0からrまで)mxω^2dx = {m(rω)^2}/2 を与えるので次の式が成り立ちます。 (mv^2)/2 = {m(rω)^2}/2 + W これよりW = m{v^2 - (rω)^2}/2となります。 次に、この議論を慣性系において行ってみます。運動の終点で物体は半径方向外向きにv、接線方向にrωの成分を持つ速度を有しています。したがって運動エネルギーは m{v^2 + (rω)^2}/2となり、これが外力のなした仕事に等しいので、 W = m{v^2 + (rω)^2}/2 となってしまい、先ほどの回転系で得られた結果と一致しません。 一体どこが間違っているのでしょうか。

  • 並進運動の定義について

    剛体の運動を考えていたら、並進運動の定義がわからなくなってきたので、コメントいただけたら嬉しいです。 回転しながら動いていく物体(例えばノートを回しながら空中に投げる)は、重心の並進運動と重心まわりの回転運動に分けられると思います。 ここでつかってる並進運動って”放物線の軌跡を描く運動”ですよね? でも、もともと並進運動って”物体の各点が同じ方向に平行移動”することですよね? あれ、平行移動していない!!って混乱しています。 よろしくお願いします。

  • 円板に剛体棒でスライダーと連結された力学系

    下の図において、速度v(一定)で右に動く図のような力学系があり、円板は滑らずに転がるものです。このとき長さ2r質量mの剛体棒、半径r質量mの一様な円板を用いた機構です。 このとき、剛体棒の回転角速度と支点Bの速度を求めようと思っているのですがどのように考えたらいいのでしょうか?自分はどちらかといえば電機系学科よりなので… まず自分で考えた手順なのですが、 (1)円板の回転速度を求めました。 v=rωより、 ω=v/r と求めました。 (2)次に(1)をもとにして支点Aの速度を求めました。 va=r/2*v/r=v/2 (3)剛体棒の角速度を求めようと思います。 しかしながら、いかんせん納得が出来ないことがございます。 角速度ということなので棒のどこかが回転支点となっていなければならないとおもうのですが、この場合にはどこを支点と考えて剛体棒が回転運動を行っていると考えるべきなのか? これが不明です。おそらくなのですが、Bと考えてAにトルクがかかり回転運動を起こしていると考えられる気がするのです。 その考えを元にして回転角速度を考えると、 ω=va/2r=v/4r となると思っているのですがどうなのでしょうか? また、支点Bにかんしては、円板が滑らずにvで移動していることより、スライダー速度vsは、vより小さくなると思います。 事実、棒の一部である支点Aの速度はv/2となっています。 どのように考えたらよろしいのでしょうか?

  • 回転運動する物体の問題で

    中心点に紙面に垂直な回転軸を持つ一様な棒があるとし、棒の回転軸まわりの慣性モーメントをIとする。はじめ棒は静止している。紙面上を速度Vで進んできた質量mの物体が、回転軸からr離れた部分に棒に対して垂直に衝突した。衝突後は棒が物体と一体となり角速度ωoで回転を始めた。棒の太さ、物体の大きさ、重力は無視し、考えない。 摩擦力の作用により棒の回転軸の軸受け部が一定モーメントNを受け、ちょうど棒が1回転して停止した。棒が停止するまでの角速度ωをtの関数としてあらわせ。衝突時刻をt=0とする。また、衝突前の物体の速度Vを求めよ。 という問題で、回転の運動方程式の式を立ててとくことで ω = - N/I * t + ωo というようにωは導くことができたのですが、物体の速度Vを導くことができません。 ちょうど一回転して停止したということを使うのかと思い、 ωが0のときのtを求めましたが、そこからどうしていいかわからなくなりました。 教えてください。

  • 撃力を受けた剛体の運動

    慣性モーメントI質量Mの剛体に,重心からdの位置に撃力が加えられた時の運動について教えて欲しいです. 剛体に与えられた運動量をPとすると,並進運動と回転運動を別に考えて 並進運動の速度V=P/M 回転運動の角速度ω=Pd/I 剛体に与えられる運動エネルギーE=1/2*MV^2+1/2*Iω^2=1/2*P^2*(1/M+d^2/I) となるようです. dによってEが変わってしまっていますがなぜ問題ないのでしょうか?理由を教えて頂けると嬉しいです. 撃力として質量m速度vの小玉が完全弾性衝突した後停止する場合を考えるとP=mv(E=1/2*mv^2)となるので,力の位置に依らずEは一定になるのではないかと思っていました.

  • 回転の運動エネルギーなんですが…

    ドブロイの関係式を用いて、 (回転の運動エネルギー) =(Jh)^2/8IΠ^2 という式で、回転量子数であるJがどうして0をとることが可能なんでしょうか??? 並進の運動エネルギーでは量子数のnが0をとるのが不可能なのに… お願いしますm(_ _)m

  • 並進運動と回転運動との合成について

    物理法則についてお聞きしたいことがあります。 並進運動と回転運動が同時に生じた場合の物体の動き方についてお聞きしたいことがあります。なお、私は、専門家ではないため、用語の使い方が適切ではないかもしれませんが、ご容赦ください。 例えば、人が、前方へ進んでいたとします(重心の位置は、当該人の腰あたり)。その状況で、その人の進行方向に垂直な力が進行方向右側から、重心より低い位置に加わったとします。この場合の、人の頭の動き方を教えて下さい。 私が考えているのは、その人は、衝突する前にまっすぐに進もうとする並進運動が生じておりますので、衝突後もその運動が続きます。加えて、重心より低い位置での衝突により、頭部を含む重心よりも上の部分には、衝突による力が加わった方向(右から左)とは逆の運動(左から右)が加わり、回転運動となる。その結果、上空から見ると、並進運動と回転運動とが合成され、頭部は被害者が衝突前に元々進行しようとしていた方向から見て右斜め前に移動するように思うのですが、正しいでしょうか? どなたかご教授お願いします。