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日本語は、外国人の耳に、音としてどのように聴こえるのか

以前から興味をもっていたのですが、わからずじまいなので質問させていただきます。 日本人がさまざまな国の言葉を音として聴くと、いろいろな特徴を感じますが、自分が日本で生まれ育っていると、日本語が外国人の方に、どのように聴こえているのか、わかりません。 日本語というのは、外国人の耳に、音として、どのように聴こえるのでしょうか。 音を言葉にするのは難しいと思いますが 「硬い」「やわらかい」「やさしい」「きつい」「うるさい」「男性的」「女性的」など。 もちろん、その人その人の話し方や声、話す時の声と歌声などで違ってくるとは思いますが。 昔、知人から 「フランス語が機関銃とすれば、日本語は自動車のエンジンのよう」 と外国人が言っていたと聞いたことがありますが、本当なのでしょうか。 もし本当だとすれば、「エンジンのよう」という意味は、どのような例えなのでしょうか。 ご回答をよろしくお願いいたします。

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  • gatita
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回答No.7

日本語の教師をしている者です。 よく、日本語を学ぶ外国人から言われるのは、 「タカタカタカタカ」や、「お経を聞いているようだ」といった表現です。 これは、日本語が母音(a,i,u,e,o)+子音=一音といった母音重視の言語で、子音連続が少ないことや、 日本語に英語・中国語のようなのアクセント言語ではないこと、韓国語・イタリア語・スペイン語などのように大きな抑揚がない(ように聞こえる、実際はある)ことだと思います。 普通、人間が「硬い」「やわらかい」と感じる音は母音・子音の割合なので、子音が多い=「硬い」、母音が多い=「やわらかい」と感じます。 また、女性の高い声は「きつい」、鼻声は「やわらかい」と感じるので、鼻音が多いフランス語などは、「やわらかい」と感じる人が多いのでは・・・。 きっと、質問の「エンジンのよう」とは、「アクセントのない、平らな安定した音」といった表現になるんじゃないでしょうか。

kazenoyouni
質問者

お礼

日本語の先生をなさっていると、日本語の特徴がよくおわかりになるでしょうね。 各国の言語の特徴を教えていただき、大変参考になりました。 一般に、フランス語が美しいとされるのは、鼻音が多いせいもあるかもしれませんね。 「エンジン音のよう」という意味がわかりました。 専門的なご回答、大変参考になりました。 ありがとうございました。

その他の回答 (6)

  • warewolf
  • ベストアンサー率46% (64/137)
回答No.6

 フランス語を学ぶ外国人ばかりの教室に在籍していたとき、フランス人の先生に「日本語は音楽みたい」と言われました。その先生は各言語の発音を研究していて、生徒の母国語が何語かを聞くだけで、フランス語を学ぶ上での発音の留意点を言い当ててしまうという特技を持っていました。(○○語には××という発音がない、とか、日本人はよけいな母音をつけてしまう、とか)。  加えて、同じクラスに中国の人が複数おり、授業前後に彼らがかなり大きな声で話をしていたこともあり、中国人のおしゃべりほどうるさくなく、フランス語よりも抑揚に富む、というところで「音楽みたい」という評価を得たのではないかと思います。 「フランス語が機関銃、日本語がエンジン」とのことですが、音の大きさではなく、抑揚のことだと思います。フランス語は、しばしば単語と単語をくっつけて、抑揚を抑えて一気に読み上げるようなところがあります。これが機関銃なのではないかと思います。重機関銃というよりは、タタタタッという軽機関銃ですね。 エンジンというのは、強弱が繰り返されるうねりがあります。仏語に比べると日本語は強くなったり弱くなったりが周期的に繰り返されます。これがエンジンのうなりのように感じられるのではないでしょうか。

kazenoyouni
質問者

お礼

「中国語ほどうるさくなく、フランス語よりも抑揚に富むというところで『音楽みたい』」 というのは、面白いです。 私は、逆に、フランス語のほうが抑揚があるように思っておりました。 「フランス語が機関銃、日本語はエンジン音」 の意味まで教えてくださり、大変参考になりました。 フランス語が話せない私には、 「日本語は強くなったり弱くなったりが周期的に繰り返される」 という感覚がよくわからないのですが、そのような言語なのですね。 大変丁寧なご回答、どうもありがとうございます。

  • winkler
  • ベストアンサー率20% (25/121)
回答No.5

ルームメイトのスペイン人に言われたのですが、日本語は怠惰に聞こえる(?)そうです。意味がよくわからなかったのですが、発音のしかたがスペイン語と比べて口を動かさなくてもまかなえているという意味のようです。 確かにスペイン語は巻き舌のR、口をとんがらせるU、派手な抑揚など、日本語に比べると起きぬけや疲れているときに話すのはしんどい言語です。他の言語より腹話術がしやすいんじゃないですか?

kazenoyouni
質問者

お礼

確かに、スペイン語というのは、私はテレビなどでしか聴いたことがありませんが、口をたくさん動かさないと発音できない言語という感じがしますね。 他の言語より、腹話術がしやすいというのは、おっしゃるとおりかもしれません。 そういう言語なので、日本人は外国語の発音の習得が難しいのかもしれませんね。 大変参考になりました。 ご回答くださり、ありがとうございます。

  • snooze
  • ベストアンサー率29% (9/31)
回答No.4

 仕事でオーストラリアに行った際、複数のお客様に「日本人はcalm=穏やかにしゃべる」と褒められました。私は韓国人同士が話しているのを聞くと「怒っているみたい」と思ってしまいます。私のケースはお世辞も少し入っているかもしれませんが、「悪く言えば平板・よく言えば穏やか」な言葉なのではないでしょうか。  あと、印象には言語のイントネーション・発音だけでなく、その言葉を話す人々の国民性も含まれていると思います。日本人は英語を話していても比較的穏やかにしゃべると思いますし、イタリア系の人は平均的に情熱的に話すと思います。(ステレオタイプだというご意見もあるでしょうが)。

kazenoyouni
質問者

お礼

「日本人は穏やかに話す」 と言っていただけるのは、気持ちがいいですね。 もちろん、お世辞もあるかもしれませんし、言う方の日本に対するイメージが良いということもあるでしょうが。 言葉を話す人々の国民性も含まれているというのは、おっしゃるとおりだと思います。 日本人は、外国の方が見ると、良くも悪くも、おっとりしているようなところがあるようですからね。 ご回答ありがとうございました。 大変参考になりました。

  • ucok
  • ベストアンサー率37% (4288/11421)
回答No.3

20代後半だった頃に、同年代の日本人男女3人と、フランス人やイタリア人の男女3人くらいでホームパーティをしていたときに、私たち日本人同士がしゃべっているのを聞いていたヨーロッパ人たちが「へえ、日本語って、案外ときれいなんだねえ」と言いました。 じゃあ、今までどういうイメージを持っていたのかと聞いたら、キツいイメージだったと言っていました。どこで日本語を聞いたのかと言ったら、ちょっと迷って、「ニュースとか?」と言っていましたが、案外と「キツい」というのは、ただの先入観だったのかもしれませんね。 その経験もあって、日本語学習者のMLで、質問者さんと同じことを質問したことがあるのですが、やはり、皆さん、好んで日本語を学んでいるせいか、「やわらかい」「優しい感じ」など、いいイメージが多かったですね。 でも、他で、日本語は早口だと言われたこともあります。他に早口な言葉なんていくらでもあるだろうが、と私は思いましたが。とにかく、一口に「日本語」と言っても、おっしゃるように、話す人や、状況や、地方によっても違うでしょうし、それに、相手が何語圏の人かにもよりますよね。 ちなみに、「フランス語が機関銃とすれば、日本語は自動車のエンジンのよう」というのは、さっぱりわかりません。んん、女性の場合、フランス人のほうがソプラノを好むからかなあ。日本人女性は近年になって、低い声でも受け入れられるようになりましたよね。昔は、私のように低い声の女性は日本で疎ましく思われていました(笑)。

kazenoyouni
質問者

お礼

ご回答を拝見して、20年くらい前に、東南アジアのどこの国の方か忘れてしまいましたが、日本でCDを出した歌手が 「日本語は、優しくてやわらかい感じだから、バラードに向いていると思う」 と発言していたのを思い出しました。 日本語は早口に聴こえるというのは、意外でした。 日本人ですと、英語などのほうが早口に聴こえてしまいますけれどね(笑)。 「話す人や、状況や、地方、何語圏の人かによる」 というのは、おっしゃるとおりですね。 女性の場合、フランスのほうがソプラノを好むというのは、知りませんでした。 イメージとしては、日本人のほうがソプラノを好むように思っていました。 大変参考になりました。 丁寧なご回答どうもありがとうございます。

  • pbf
  • ベストアンサー率16% (49/300)
回答No.2

ちょっと質問からはそれてしまうと思いますが、先日ラジオ番組で英語を母国語としてる外人さんがおっしゃっていたことがとても印象的でした。 例えば、麺類を食べるとき我々は、ほどよい食感を表わすのに「シコシコ」と言いますよね。(他にもいろいろな例があがってましたが失念してしまいました) 英語には、そういった繊細な感覚を表現する言葉が乏しいらしく、彼が今までなんとなくそう感じていたことを、日本語を聞いてはじめて、ああなるほど実感して、日本語が音で表現する感覚の豊かさに感心なさったそうなんです。 まったく参考になりませんでしたね、失礼いたしました。

kazenoyouni
質問者

お礼

いえいえ。 面白い話ですよね。 私も以前、アメリカにホームステイした経験のある漫画家の方が、ホームステイ先の家で、スリッパを履いて歩くときに、何気なく 「パタパタ」 と言ったら、 「それは何?」 と訊かれて、日本語では、音などを表現するのにいろいろな言葉があるということで 「ドシドシ」「ドスンドスン」「スタスタ」「スルスル」 など、少し大げさにたくさん挙げたら、とても驚かれたそうです。 それで、日本語というのは、とてもクリエイティブ(?)な言語であることに気が付いたということを書いてあるのを読んだことがあります。 ご回答どうもありがとうございます。

  • mk0731
  • ベストアンサー率8% (2/24)
回答No.1

日本人同士で話していると、アメリカ人の友人からは「喧嘩しているみたい」言われたことがあります。日本語は母音が多いので、語尾がハッキリとなり、口調がきつく聞こえるのでしょうね。あとは、イントネーションとリズムがなく、棒読みに聞こえるそうですよ。

kazenoyouni
質問者

お礼

お礼が遅くなり、申し訳ございませんでした。 「喧嘩しているみたい」とは、あまり嬉しくないですが、母音が多いので、きつく聴こえるというのは、わかる気がします。 棒読みに聴こえるというのも、わかります。 「自動車のエンジン音」というのも、イントネーションとリズムがなく、棒読みに聴こえるという意味かもしれませんね。 大変参考になりました。 ありがとうございました。

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