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医療ミスの現実
医療ミスは実際どれくらいの頻度で起こっているのですか?医療ミスが起こったとき、どのようにして対処・解決する場合が多いですか?(裁判とかお金とかですか?)
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まじめな興味だとして回答します。 医療ミスと一般にいうものは、 1)避けられない事故 2)過失の内容が軽度のもの(誠実に診療をしていて、一部に不適切な判断があるが、「後から振り返れば、~しておくべきだった」というようにその過失が責めをおうほどでない) 3)ほとんど故意に近い過失(明らかな知識不足や無謀な判断に基づくもの) と、分けられるでしょう。1)は、医療事故、2)、3)を医療過誤と呼ぶべきでしょう。医療ミスというのは誤解を招くことが多いので避けるべき呼び方かと思います。 医療事故、医療過誤、裁判についての調査は有名な「Harvard Medical Practice Study(HMPS)」があります。(日本のマスコミには、これをそのまま日本の人口に換算して、「日本で医療ミスでなくなった人がxx人いるはずだ!」なんてめちゃくちゃな報道をしたところもあります。) それによると、入院患者のうち、医療によって不利益(事故・過誤すべて合わせて)受けた人は、入院患者全体の3.7%、そのうちの27.6%(全体の1%)が医療過誤 (上の2)、3)に相当)し、事故・過誤によって死亡したのが全体の約1%、その半数が事故、残りの半数が過誤に基づくものだった。とあります。 詳しくはリンク先をよくお読みください。 (連載記事なので前後もお読みになってください) ただアメリカでは、日本のようにごく軽症で入院することはまずないので、半健康体の人も多く入院している日本に当てはめるのは誤解を招きます。 その先の裁判結果と医療事故/過誤/悪質な過誤の相関も興味深いです。アメリカでも「裁判で真実がわかる」には程遠い結果になっています。 さて、日本は「医療事故・過誤」に対して、どういう対処をするかどうか岐路に立っています。 アメリカのように「裁判で解決する」のか、ニュージーランド、スウェーデンのように「公的な医療事故被害救済制度」を作るのか。どちらがよいかは他国の例ではっきりしているようですが、決めるのは医療を利用するわれわれ国民の側です。よく考えましょう。
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ミスというのは大小さまざまですよ。 完全な投薬ミスもあれば、ガーゼ忘れだったり、 点滴が血管に入らないミスもありますね。 一概には言えないと思いますし、病院も公にはしませんね。 解決法は示談もあるでしょうし、裁判もあります。 ただし、裁判は患者側が病院の過失立証をしなければ ならないので、内部告発者や内部資料でもない限りは 相当困難な裁判になります。 あとは病院側が完全否定してなにもなかったことにする解決法もありますね
お礼
やっぱり現実はそんなもんなんですね…。ありがとうございまいた。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。医療ミスでも色々なケースがあるんですね。