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「千と千尋の神隠し」について
nayamuotokoの回答
- nayamuotoko
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内容は皆さんがおっしゃっているので、私はこの映画を通じて宮崎氏が何かを間接的に伝えているであろう事を感じたまま話そうと思います。 宮崎氏がこの映画を通じて伝えたい事、それは人類への警告、そして現代人が忘れている心だと思います。「もののけ姫」あたりから文化人類学的に自然と人間について厳密に考えておられるようで、それをあのように美しく見せることはまさに素晴らしいと思います。 千と千尋の場合最初親と車に乗って、あるトンネルに行く訳ですが、その親がある店で勝手に物を食べるんです。これは人間の傲慢さを表しているというか、浅ましく物を食い荒らす様は豚にも等しい醜い欲望として、豚になってしまうんです。 また、ハクという少年や八百万(やおよろず)の神がいますが、彼は川の龍神であり、昔の人は川や山等には神が住むと信じ、太古の昔からお供え等をしていたものですが、今の日本人は信仰心がなく、神を恐れない科学力を身につけているこの時代、河川や自然を平気で破壊している人間への警鐘として、泥に揉まれた神が出てきます。 つまり自然を敬う事を忘れてしまった今の現代人にその心をもう一度問いなおしたいという思いが感じられる映画でした。 一応、私も幼稚園の頃から宮崎映画のラピュタやナウシカ、魔女の宅急便等を50回以上観ているので宮崎アニメの真髄は分かるつもりです。 これら架空の世界は久石譲氏の音楽あってこそ引き立つと思いますよね。 では失礼します。
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お礼
nayamuotokoさん、こんにちは。 私も、久石 譲さんの音楽なしには、宮崎アニメは絶対語れないと思います。素晴らしいですよね、映画の魅力を 2倍、3倍にも引き上げていると思います。改めて、物を 作る仕事って、天性のセンスみたいなものが不可欠だな~ と感じます。 人間への、自然への警鐘というテーマは、「もののけ姫」 の時に、宮崎監督が熱く語られていましたね。だから、あの映画は、いろんな意味で理解するのが難しい所も多かったとおもいます。物言わぬ自然は、人間が気づかぬうちに 荒らし、壊していけば、いつか必ず大きな災害として、人間本人に返ってくるでしょうから。それを、あっちこっちに散りばめて、もののけで放っていました。 今回の「千と千尋」では、ご指摘のような前作からのメッセージを、わずか10才の主人公の少女に気づかせていくというような手法をとられたのでしょうか。もののけよりは内容がシンプルでわかりやすいと、監督が仰っていましたから・・。 nayamuotokoさんのお話を読んでいたら、昔の 神話みたいなものがベースなのかな~っていう気がします。1番魅力を感じたキャラは何だったんでしょうかね! すごく、深いところまで行き着いていて、宮崎アニメが 好きな者同士(!?)の、親しみさえ感じました。 ビデオが出たら、そういうところも頭に置いて観ようと 思います。有難うございました。