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インターネット上での地上波再送信の問題点

4thMediaさんなど、インターネット上でのVoDやストリーミング放送が盛んになってきましたが、未だに地上波再送信ができずにいますが、これの最も大きな障害となっている点はズバリ何なんでしょうか? やはり「放送系の方々の利権」という政治のハナシであって、技術的にはいつでもGoできる状況という理解でよいのでしょうか? このあたり詳しい方、ぜひご教示くださいませ。

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  • suzui
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回答No.2

http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0409/10/news020.html この辺が参考になります。 別に政治の話ではなく、単にビジネスの話です。IP上での再送信は放送局がビジネス的に見合わないから認めていないということです。 その理由としては、 ・著作権の処理が放送と通信では異なるため、通信をやると放送局に余分な負担がかかること ・放送の免許は原則、県域単位に付与され、番組もそれを前提に編成しており地域密着戦略(悪く言えば独占状態)で経営しているが、通信の世界で地域(範囲)を規制せずに再放送すると、地方の人も都市部の放送局が作った番組を見るようになり、地方の弱小(失礼)放送局が淘汰されてしまう恐れがあること ・そもそも通信の世界で地域的な範囲を規制するのは難しいこと ・スポンサーが支払う料金の基準である視聴率の計算の仕組みが確立していないこと などがあると思います。ほかにもあると思いますが。 通信事業者が役務として放送を行うケースについては、電気通信役務利用放送法に定められている場合がありますが、この法律は通信衛星(CS)やケーブルテレビの光ファイバの場合に主に適用されているようです。 http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/denkitsusin/ ISPでも映像とIPを仕組みとして分けて(光波長を分離したり、光ファイバを2本引くなど)いるところは、このほうに基づく放送として、放送局も再配信を許可しているようです。 http://eonet.jp/eotv/kcateotv/channel.html 通信と放送の融合については、いわゆる水平分離など一時期議論されましたが、その後あまり聞かないので後回しになっているのかもしれません。 技術的にも、放送法で義務付けられている用件をIPが満たせないという側面がある可能性があります。

ho_ge_ho_ge
質問者

お礼

まさに聞きたかった回答ズバリです! ありがとうございます! ビジネス的な部分は本気で取り組めば、最終的に「お金」が解決してくれる気もしますね。 k-opticomさんのケースはちょっと知識がありませんで初見でしたので、これからじっくり研究してみたいと思います。ソフトバンクグループのBBTVというのがありますが、あれと近いサービスなのか、地上波再送信も可能になっているのか?そのあたり非常に興味深いです。 もしまたお時間ございましたら「映像系とIPデータ系を分けて」のくだりを技術的な面でもう少しご説明戴けるか参考URLなどご教示いただけるとありがたいです。 とにもかくにもありがとうございました!!

その他の回答 (3)

  • suzui
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回答No.4

通信キャリアの映像系サービスというのがあります。 http://www.poweredcom.net/service/video/index.html http://www.ntt-east.co.jp/senyo/service/service3.html http://www.ntt-east.co.jp/megalive/index.html これは専用の通信回線を利用して放送用の伝送を行う場合に使います。 その他、無線や衛星も使います。 詳しい構成や方式は顧客が限られている業界でもあるので、あまり公開されていないようです。 もし知りたければそういう業界向けの展示会に足を運ばれるといいと思います。 http://www.tradefairguide.com/search.php?genre=1303

ho_ge_ho_ge
質問者

お礼

たびたびのご回答、本当にありがとうございます! 今回ご教示戴いた内容をもとに引き続きちょっと調べてみたいと思います。 今回は本当にありがとうございました。

  • suzui
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回答No.3

一本の光ファイバの中で、光波長多重WDM(Wavelength Division Multiplexing)方式により、通信と放送を分離する場合の例はこちら http://www.megaegg.jp/news/news041208.html にあります。 光ファイバをそもそも通信用と放送用に分けて2本引いてしまう場合もあります。

参考URL:
http://www.opcas.jp/tech/tech03.html
ho_ge_ho_ge
質問者

お礼

たびたび、本当にありがとうございます。こちらも初見でした。情報提供いただき本当に感謝致します。ググッているのですが、なかなか本命に行き当たらないもので・・・ 本日さっそく1回目のご回答にあったK-opticomさんに問い合わせしたところ、本回答にあった「ファイバを2本引いてしまう」パターンだと判明しました(1条2芯でドロップケーブルを引き込んでいるそうです)。 これまでJ-ComさんのようにCATV屋さんがその線を活かしてISP業務をしていたのと逆に、ISPがCATVサービスを提供しているというのが非常に興味深く感じました。およそ足回りに関しては理解できてきましたが、せっかくなので、バックボーンネットワークではどういった技術を使っているのかが知りたくなってきました。甘えついでで本当に恐縮ですが、そちらの情報もご存知でしたら是非ぜひご教示くださいませ。遠慮なくてスイマセン。

  • mii-japan
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回答No.1

著作権およびその隣接権でしょう 放送系の利権とは直接は関係ないことです 余談ですが、ホリエモンはそのあたりのことを全く判っていないようで、見当はずれな言動もあるようです もっともらしいことを言っているコメンテータも同様です

ho_ge_ho_ge
質問者

お礼

さっそくの回答ありがとうござます! やはり「IP=コピー三昧」の恐怖をコンテンツホルダーの方々は今だに根強く持っていらっしゃることが最たる理由のようですか。なるほど。 以前はストリーミング系のコンテンツホルダーさんもその感が強かったですが、コンテンツアグリゲーターさんなんかの登場で少しは改善されてきたように感じます(そうでもないですかね?)。最終的にはIPの上に載ってくるのは仕方のないことだと思うのですが・・・技術的にはどうなんでしょうか? ストリーミング技術をもう少しセンシティブにすれば可能なのでしょうか?

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