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ノンケミカルの日焼け止めでは光老化を防げないんですか?

素人ですがスキンケアやコスメに関する知識はあるほうなので化学的な意見を伺いたいと思い投稿しました。 前に紫外線吸収剤を使用していないノンケミカルの日焼け止めは紫外線による光老化(シミ、しわなど)を防ぐことができないと聞いたのですが本当でしょうか? 紫外線吸収剤を使用したものなら防ぐことが可能なのでしょうか? また二酸化チタンは紫外線にあたるとたくさんの活性酸素を出すとも聞いたのですがこれと名前の似たノンケミカルの日焼け止めによく使われている酸化チタンも同じ事が言えるのでしょうか? 回答宜しくお願いします。

みんなの回答

  • 38endoh
  • ベストアンサー率53% (264/494)
回答No.1

 まず,ケミカルとノンケミカルとの言葉の定義についてなのですが,私のつたない記憶では「ケミカル=有機系の紫外線吸収剤(主に芳香族化合物),ノンケミカル=無機系の紫外線散乱剤(酸化チタンなど)」という認識なのですが,宜しいのでしょうか?  aoiakky77さんがおっしゃっている酸化チタンおよび二酸化チタンは,両方とも同じ組成の化合物 TiO2 のことだと思います。この酸化チタンという化合物は,約400 nm以下の紫外線であるUV-A(波長320nm~400nm)およびUV-B(波長280nm~320nm)を吸収するという性質を持っています。また,粒径を制御することによって紫外線(可視光も)を散乱させることができます。 > ノンケミカルの日焼け止めは光老化(シミ、しわなど)を防ぐことができない  日焼け止めの有効成分が有機系であろうと無機系であろうと,紫外線を吸収・散乱しさえすれば皮膚の光劣化は防げると思います。ケミカル・ノンケミカルに関係なく,PA値やSPF値をそのまま信用しても良いと思うのですが…。 > 二酸化チタンは紫外線にあたるとたくさんの活性酸素を出す  光触媒に用いられる酸化チタンのことをおっしゃられているのかと思います。紫外線照射によって活性酸素を放出する酸化チタンは「アナターゼ構造」という結晶構造をとっており,紫外線散乱剤や吸収剤,ファンデーションなどの白色顔料に用いられている酸化チタンは「ルチル構造」という結晶構造をとっています。両者は組成が同じため,両方とも「酸化チタン」および「二酸化チタン」と呼ばれますが,実は全く性質が異なっており,厳密には区別が必要です。

aoiakky77
質問者

お礼

回答ありがとうございました。すっきりしました。(^^) >まず,ケミカルとノンケミカルとの言葉の定義についてなのですが,私のつたない記憶では「ケミカル=有機系の紫外線吸収剤(主に芳香族化合物),ノンケミカル=無機系の紫外線散乱剤(酸化チタンなど)」という認識なのですが,宜しいのでしょうか? はい。その通りです。 ノンケミカルの日焼け止めを毎日使っていたんですがシミがいくつか出来てしまい不安だったんです。まめに塗りなおしをしてみます。 丁寧に説明していただきありがとうございました。  

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