第一次世界大戦後、結局戦争をなくせなかったのはなぜ？

質問

第一次世界大戦後、自由な国づくり・軍縮・国際連盟・民族自決・・・など、さまざまな『戦争を起こさない』ための方法を作ったのに、どうしてまた、戦争が起きてしまったのでしょうか？
　自分は、原因は列強にあると思うのです。ただ、色々な条約がある中、どうしてまた戦争になってしまったのかがわからないのです。
　条約や国際連盟を作ったときから、問題（欠陥？）があったのではないかと思うのです。軍縮条約だって、「米10・英10・日7」と、あたかも戦争が起きた時に自分たちが勝とうとしているみたいに見えるのです。戦争をなくそうとしているようには思えないのです。

どうして戦争をなくせなかったのか？（条約そのものに問題があったのか？）について教えてください。よろしくお願いします。

回答No.2

Ryu831 · ベストアンサー

戦争を起こさないため、というよりは、戦勝国に都合の良いルールを作り、それに従わせようとした感があります。
戦勝国だって、もう戦争は嫌ですから、一見「平和」っぽい原則論を打ち立てますが、それも自分の国の国益にかなうからそうしているわけで、間違っても世界平和なんて念頭に置いてません。

＞ただ、色々な条約がある中、どうしてまた戦争になってしまったのかがわからないのです。

そうですね、条約なんて破るために作るのか、みたいな感じがしますよね。
でも、結局どんな条約であれ、国益に反するとなればいとも簡単に破られてしまうのは昔から同じでしょう。
また、これら戦後の条約や会議は、英、米、仏が基本的に作ったり提唱したものなので、不満をもつ国もありました。特に日本とドイツはそうでしょう。

国際連盟も、提唱国のアメリカが参加しないばかりか、当初はドイツ、ソ連も排除していたし、侵略国への制裁力もなく、不完全なものだったと思います。

結局、大国、戦勝国の利害調整(質問者さんおっしゃるように、日本やドイツを弱くする、戦力を蓄えさせない)にしか過ぎなかったため、それに対する不満から再び戦争になったと考えます。特にドイツのヒトラー政権は、再軍備宣言をしてベルサイユ体制の破壊に乗りだしました。

お礼

人は地位を持つといい気になりすぎるのですよね。
ほかの人（国）のことも考えずに・・・
これが、戦争のキーワードかもしれません。
ありがとうございました。

回答No.4

ss79

人間という生物は争いをやめる事は出来ません。
理性、知性でかろうじてブレーキをかけているだけです。
国家と国境がある限り、国益優先という考えがどの国にも生じます。　　国益に反する事は全て排除されます。
この考えは国家だけでなく、民族、人種、宗教、思想のあらゆる面でも同様に作用します。
戦争をなくすには、これらの相違点を全てなくすしかありません。
まあそれまでは少しでも理性ある行動に近づけるように努力するしかないでしょう。

お礼

現実は確かにそう言うものですよね。
結局僕も理想主義なのかなあ・・・と。
確かに理性ある行動をしてほしいものです。
ありがとうございました。

回答No.3

netcatme

国際連盟は、＃２の回答でもあるような欠点と同時に、理想主義に偏り現実主義が欠けていたといえます。
全会一致、国家平等などは結局、空想でしかなかったのです。
第二次世界大戦後の国連は、完全な軍事同盟であり、大国（常任理事国）の軍事力による平和を築こうとしているのです。
また、中途半端な平和主義は、結局ナチスドイツの侵略を許してしまい、戦後は戦争は早期に軍事力を背景につぶそうとしています。それと、戦後に戦争回避としてできたものは、復興支援（報復戦争の回避）、自由貿易（資源、植民地の奪い合いの回避）、人種平等（民族戦争の回避）などがあげられるのではないでしょうか。
直接では有りませんが、先進国首脳会議のような大国の首脳が集まる「お祭り」も、第二次世界大戦前にあれば戦争は避けられたという人もいます。

お礼

現実主義のほうがいいのですね。
ウィルソン大統領みたいに、理想をずっと追っている人も、色々と反対されたりして結局だめでしたし・・・
ありがとうございました。

回答No.1

makataka

第一次世界大戦は、帝国主義どうしの領土再分割を目的とした戦争でした。おおざっぱにいえば、この時は、自国の利益を目的として領土を奪い合う戦争が「合法」だったわけですね。
　第二次世界大戦は、帝国主義とそれに反対する国々の戦争でした。第一次世界大戦との違いは、帝国主義（日独伊）の領土拡張に反対して、仏英米ソなどが平和を守るために「違法」の侵略に対して、やむなく戦ったわけですね。
　現在では、帝国主義的政策を継続しているのは、最早アメリカ一国となりました。世界の圧倒的多数は、平和を望む国々となっています。
　社会は様々な経験を通じて確実に進歩しています。暴力が支配していた社会から、経済力が支配する社会へ、次はどんな社会でしょうか。身近にいえば、日本の封建時代には、女性は「切り捨てごめん」で殺されても文句も言えなかったのに、現代では「男女平等」がどんどんすすんでいます。めざましいですよね。これからの新しい未来は、また私たち自身がつくっていくわけです。

お礼

アメリカはまだ帝国主義的なのですか！
これははじめて知りました。
ありがとうございました。