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融点とガラス転移温度の違い

融点とガラス転移温度の違いが良く理解できません。分かりやすく教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

高分子やってるものです。おそらく質問にでてくる融点は普通いわれている融点ではなく、高分子特有のTmといわれているほうの融点ですよね? 板ガムを考えていただけるとわかりやすいと思います。ガムってそのまんまだと引っ張ってもぶちぶちきれちゃいますよね?でも口の中でかむとひっぱっても伸びるようになります。この引っ張っても伸びる性質に変わる温度が高分子における融点です。次にガムを寒いところもしくは冷凍庫に入れてみてください。常温のガムは折り曲げてもたたまれるだけなのですが、低温におかれたガムを折り曲げようとすると割れてしまうと思います。このぱきぱきの状態になってしまう温度がガラス転移温度です。 食品保存容器とかラップに耐熱温度がかかれていると思いますが、よくみるとなぜか上と下の両方の温度限界がかかれていると思います。上の方の温度限界(融点)になると溶けてしまうのはまあ想像がつくのですが、下の方の温度限界(ガラス転移温度)になるとぱきぱきになって容器が割れてしまうので書かれているのです。

piyotaro
質問者

お礼

非常に分かりやすい例をありがとうございました。もう少し基本から勉強してみます。

その他の回答 (1)

  • satioku
  • ベストアンサー率22% (13/57)
回答No.1

その昔、高分子化学をカジッた事があります。 まず、融点とは固体が液体になるとき(融解するとき)の温度のことですよね。 低分子の場合は温度変化による状態変化を考える場合、固体・液体・気体で状態を考えれば良いのですが(臨界状態とかもあるか(^^ゞ)、高分子になると、特に熱可塑性高分子などは熱によってやらかくなるという性質があり、それがどの温度であるかを示したものが、ガラス転移温度ですね。分かりやすくいえば、ゴム状の熱可塑性プラスチックを冷却していくと、ある温度でガラス状になり(ガラス転移)、その温度がガラス転移点って感じですかね(液体→固体ではない)。 また、一般に高分子では、融点は一点に定められず、ある程度幅をもたせて融解温度範囲として示しますし、特に非結晶性のプラスチックになると明確な融点範囲を示せなかったりします。 ちょっと昔のうる覚えがあるため、多少の違いがあるかも知れませんが、概念はあっていると思います。

piyotaro
質問者

お礼

高分子の基本について勉強してみます。ありがとうございました。

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