広告を出した場合に求められる効果とは？

質問

大学で論文を提出することになり、いろいろと試行錯誤しているのですが、企業の広告宣伝などに携わっていらっしゃる方の意見が聞けたらと思い、書き込みさせていただきました。
新聞・チラシ・テレビ・ラジオ・インターネットなどさまざまな形で広告がされていますが、広告をすることによって企業側としてはどのようなメリットを見込んでいるのでしょうか。たとえばホームページなどのバナー等の広告を例に取ってみると、
1）PRしている商品・サービスの販売促進効果。
2）自分の会社のホームページ・ショッピングモールのアクセス数の増加。
3）趣味や好みに合わせて集計され、源泉された個人情報の入手（DMの配布）。
4）紹介などによるバックマージン制度。
などが思い当たるのですが、私は経営をしているわけではなく一学生ですので、あまり思いつかないのですが、企業側としてはこれ以外にどのようなことを求めますか？
業種等によって違いがあるかと思いますが、具体的にいろいろな角度からその広告効果について教えていただけたらうれしいです。よろしくお願いいたします！

回答No.3

osafune

chikonojyoさん、こんにちは。

一般的な「広告」って事で良いですよね？
質問文に記載されている事以外、という事であれば、教科書的ですが、
「認知的不協和の解消」「企業のイメージアップ」
だと思います。

「認知的不協和の解消」
これは商品購入後の不快感の解消です。「高い金出して買ってしまったけど、これで良かったのかな？」「他のメーカーの製品の方がカッコよかったかも？」など、買ってしまった後で思い悩む事があります。そんな時に、「あなたに買っていただいた、この製品はこんなにも素晴らしいですよ」と企業側が提示する高イメージの広告です。
高級車の広告などが代表的で、本来の車の販促だけで無く、既に購入された方に満足を与える事を目的とします。

「企業のイメージアップ」
外部へのイメージアップは簡単に想像できますが、内部やステークホルダーへのイメージアップも目的とされます。
最近よく見かける、大企業のグループ企業のCMなどです。グループ企業に出向になったものの「この会社大丈夫かしら？」と不安に思う社員の家族の、この不安を解消させます。「ほら、お父さんの会社テレビでコマーシャルしてるわよ」と安心する訳です。中小の名の通っていない企業のイメージ広告も同様です。
今後も企業のリストラクチャリングが行われて行く上では、重要なファクターだと思います。

以上、少し変わった視点で書いてみました。

お礼

osafuneさん、丁寧にお答えくださってありがとうございます。商品購入後の不快感の解消は、思いつきませんでした。確かに購入されたものが繰り返し広告されていることで、自分の買ったものに対する満足感が得られると思います。また、家族への安心感を与えるための企業のイメージアップもこの時勢においては大切なことなのかもしれませんね。非常に勉強になりました。ありがとうございました！