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『心理学』と研究対象

生活や仕事に応用しようと独学で「心」を学んでいます。 『心理学』のスタンスは、 (1)人(非特定)の心の動きを対象とする(非常にあいまいな範囲で、学派などのより切り口が違う) (2)人(非特定)の心の動きの内、典型的に(直情的に)表れる事柄を対象とする。 (3)人(非特定)の心の動き全体を対象とする。(統計的結果にもとづく) (4)ある特定の人物に、「特異」に表れることをも積極的に対象とする。 (5)その他(個人的な意見も可) というのも、心理分析と、病理との区別が付きにくくなってしまい、『心理学』としてのスタンス:『心理学』と研究対象の範囲が知りたかったのです。 特に、『心理学』を専門にされていらっしゃる方の回答を希望いたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • nakatta
  • ベストアンサー率25% (3/12)
回答No.1

私は心理学の“専門家”とまではいきませんが、某国立大学の大学院で教育心理学を研究している院生です。 一言に心理学と言っても様々な領域があります。 例えば、認知心理学、発達心理学、神経心理学などなど。 教育の分野では、教育心理学とか学習心理学と呼ばれているものがありますが、その多くは認知心理学や発達心理学です。これらは、学習者の心や頭の動きや働きに注目する場合もありますし、学習者同士や学習者と教師のの相互作用を研究対象にする場合もあります。つまり、個人の心や頭だけを対象にするわけではないということです。 また神経心理や臨床心理では、うつ病や自閉症、統合失調症や情緒障害などを扱うことが多いです。これらは行動療法や認知療法といった心理学的なアプローチからの治療もありますが、例えば統合失調症などは医学が発達した今では、脳局所血流や脳局所糖代謝パターンを測定し、前頭葉機能優位性などを調べながら原因を推測したりと脳損傷研究など医学からの研究もずいぶん盛んになってきました。 つまり、心理学というものも細分化され、単に心理学といっても心理統計を駆使して研究を行う教育心理系や最新の医療機器を駆使して研究する神経心理系など医学を深い関わりのあるものなどがあるということです。さらには犯罪心理や恋愛心理といったものもそれぞれの研究機関で研究されています。 生活や仕事に応用させようというのであれば、少し認知心理を学ばれるとおもしろいかもしれません。あなたがどんなお仕事をされているかはわかりませんが、認知心理学では、日常生活に役立つことが多くあります。 例えば「メタ認知」という概念です。メタ認知とは、自分自身の特徴や性格を理解して、次にどのような行動をすればいいのかを調整していく能力です。例えば、「私は機械は苦手だけど、人間と関わり合うことが好きな人間だ」ということが認知できれば、職業を選択するときにどんな職業が自分に似合うか判断できます。また野球のイチロー選手やサッカーの中田選手はメタ認知が高いと言われています。彼らは「自己分析」を一生懸命に行います。それはメタ認知が高いからだと言われています。つまり、メタ認知とは「自分自身を客観的に見る力」ということもできるでしょう。精神科医の和田秀樹さんも仕事ができる人間はメタ認知が高い人間だ!というのをおっしゃっていました。 なんだかまとまりのない文章になってしまいましたが、心理学は学べば学ぶほど人間の心がわからなくなってきます。それだけ人間の心は深いということです。でも、学べば絶対のその深い心の楽しさがわかってきますので、どうかこれからも楽しみながら学んでください。

kanpyou
質問者

お礼

ありがとうございます。 「言語認知心理」からこの分野に興味を持ち、学習している所で、基本的というか、基礎的な『心理学』というものがよく理解できていません。 確かに、異なる知覚があるからこそ、それに対する様々な表現が生まれるわけですが、やはり、「病理」や「臨床」と、学問としての『心理学』とは一線を画していると思うのですが、専門の立場としてはいかがでしょうか?

その他の回答 (3)

回答No.4

なるほど.おっしゃりたいことがだいぶわかってきまし た. まず,「学問(基礎)と実用(応用)、理論と実践のよう に、スタンスが違う…」それは確かにそうだと思います. ややあやふやな表現になってしまったのは,共通した部分 も少なからずあるからです.基礎と応用は,言ってしまえ ば末梢と中枢のような違いですので「質的に異なるが同じ もの」という言い方もできます. 以前お書きになった「心理分析(という言葉はあまり聞か ないような気もしますが)と病理の区別」について言え ば,前者は後者の下位概念ということでは簡単すぎます か?一つの解釈のようなものです.ただ臨床心理学的な見 地はこれまでやや経験論に頼るところがあったため,いわ ゆる近代医学的なアプローチよりも非科学的な部分があり ます(この傾向は近年薄れつつあります). >「誰が見ても間違えることのない措置であるという判断 >や、過失である(興味本位で)という判断は、心理の範 >囲であると思うのですが...」 これは重要なポイントだと思います.ちなみに,近年日本 でも盛んに研究されている「法心理学」という領域をご存 じでしょうか?まだ一般の概論書には記述がないものも多 いと思います.もとは訴訟社会アメリカから派生したもの ですが,目撃証言の信憑性や,供述聴取手法など(後者は まさに言語的な領域)について研究を行うものです.前者 については「見た!」vs.「見ていない(見えなかったは ず・間違っている)」の論争について人間の認知能力を検 討するものですので,上記ご指摘の問題に最も近いかと思 います.法心理は関連書籍の数も増えていますし,一度こ こら辺を勉強されてはいかがでしょうか. また#1の方も書かれているように心理の領域は膨大で,こ の10年ほど近年細分化が加速しています.これらの領域で 扱う内容を全て理解されることは(表層的にも)厳しいも のがありますので,ご自身が疑問に思われる部分について 「ピンポイント」でお調らべになる方がよろしいかと思い ます. 意に反し長くなりましたがお許し下さい.

kanpyou
質問者

補足

ありがとうございます。 伺いたかったのは、それらを指先を組んだ2本の掌と見たとき、基礎理論の部分で、互いに共通する所があるものの、実際には、重なり合い、互いに相容れない(特に『心理学』の方から、学際上、触れることのできない)部分があると思うのですが、そのようなことを意識していらっしゃるかどうか、また、学習してゆく上で、意識し、区別して行くべきかどうか?ということをお尋ねしたかったのですが...

回答No.3

んー,失礼ですがやはりご質問の意図がよくわかりませ ん. 質問文からは,「『心理学』と研究対象の範囲が知りた い」ということは読みとれるのですが,具体性に乏しくい まひとつ要領を得ません.「心理分析と、病理との区 別…」というあたりをもう少しご説明いただければわかる かなとも思うのですが,お書きになっているような言語認 知からそのような領域へはつながりにくい(基本的に異領 域)ことなどから,「心理学」という学問そのものに対す る誤解をお持ちのような気がしています.

kanpyou
質問者

お礼

上記 補足 に補足します。 たとえば、ネットでの「ワンクリック詐欺」があるのはご存知でしょうが、『契約の意思』がなければ「無効」となりますが、行為者に重大な過失があったり、サイト運営者が措置を講じていれば、有効と解されます。 そのあたりで、誰が見ても間違えることのない措置であるという判断や、過失である(興味本位で)という判断は、心理の範囲であると思うのですが...

kanpyou
質問者

補足

じつは、もともとが、法律系の出でして、条文の構成要件と、実行行為とを比較、また、すり合わせる時、見たこと、聞いたことの「信憑性」についての文章化に、大変に苦労します。 心理学は『心理学』としての領域、医学は『医学』としての領域がありますように、学問(基礎)と実用(応用)、理論と実践のように、スタンスが違うように思うのですが、いかがでしょうか?

回答No.2

こんにちは. まず質問文がよく理解できないのですが,(1)~(5)の どれか,一番近い物を選んで回答せよということでしょう か?それとも単にどこかからの抜粋? ちなみに「基礎」という言葉についてですが,心理学では 「基礎系の心理学」「基礎心理学」などという用い方をし ます.厳密にはいくつかの異なる定義において用いられて いるようですが,基本的には,臨床心理学など生活に直接 密着した「応用系」心理学の対比として用いられる用語で す(実際には「応用系」という言い方はあまりしません が…).具体的には,実験室実験で得られるような知見を 指し,主に知覚心理学や認知心理学に対して使われること が多いように思います(注:応用系の認知心理学も存在し ます). 言語心理学を例に取れば,言語の発生(獲得過程)や,言 語理解過程(例えば大脳生理学レベルのもの)などを探求 することが基礎系の領域で,それらの知見などをもとに, わかりやすい話し方,語学学習プログラムなどを研究する のが応用系の領域ということになります.ちなみに#1の方 が専攻されている教育心理学は,「教育現場」で有用な知 見を扱うものですので,それ自体が応用的な領域だという ことになります. 余談ですが,この基礎-応用というのは表裏一体で,一概 にどちらが重要だというものではありません.

kanpyou
質問者

お礼

ありがとうございます。 (1)~(5)については、様々な書籍などから断片的な提示に対して、心理学について、私が感じたことです。 身近で、すぐに応用できるものといえば、「基礎的」な事柄なので、なるべく多くのものにあたりたいのですが、理解するとなると、やはり、『心理学』から、はずれてしまうように思うのです。 理解することは苦にはならないのですが、限がないというか、現実的に示せといわれた時に...(沈黙)なのです。

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