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大学院の研究分野について

現在大学で環境系、特に大気放射について学んでいる者です。 大学院進学を希望しており、自然エネルギーの利用法について勉強したいと思っております。 私としては理学、地理学系から自然エネルギーにアプローチしたいのですが、調べても工学系の研究室しか見つかりませんでした。 私の研究室の教授にも、その様な大学院の研究室は無いから純粋に理学にしたほうがいい、と言われました。 しかしここで妥協しては大学院に行く意義を感じられなくなってしまいます。 そこで理学系からアプローチできる自然エネルギーを研究している大学院研究室をご存知の方がいらっしゃればお教えください。 宜しくお願いします。

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noname#9927
noname#9927
回答No.4

理学系の地理学教室で博士号をとったあと工学系の研究室にもぐりこんだ者です.私個人としては理学工学両方の視点を持っているということは大いなる強みだと思っております. さて,「自然エネルギーの利用法」というタームの意味が明確でないので,ちょいとお答えしにくくなっております. 自然エネルギーを「社会」の中で実装しようとする方法論を模索しているのか(経済学・社会科学・行政など),何か具体的な自然エネルギーに特化して装置の開発に従事しようとするのか(これこそ工学)・自然エネルギーを支える自然の仕組みについてより深く理解しようとするのか(理学)・・・質問を読む限りでは最後のものかなとも思いますが,それだと「利用法」という言葉と矛盾しますね.かなり考え込んでしまいました. まぁ一応,上記の最後のものだとしますと,風・地熱・波・太陽放射etc,etc...なら地球物理関係(つまり理学部)の研究室で山のように研究事例があるわけですね.この種の研究室は,研究室総出で教授の手足となって動くということはあまりないようです(個別に在学生に確かめる必要はありますが) だから,どうしても「理学系」にこだわるならば,そういう研究室において,個人の意思を明らかにしながら大学院生活を送る,つまり「私はこの研究室や自分の成果を通して,自然の特質を理解した自然エネルギーの活用法を模索したい」という意思表明をつねにはっきりさせて進学・研究するというというのがいいんじゃないでしょうか. ただし,いずれにしてもエネルギー利用の話は工学系・経済学系などの話とつながりがでてきますので,この道を究めようとするならどうしてもその種の素養は必要となります.心しておいてください. なお,私は理学系にいたときにはほかの人からのFAQ で「それって何か役に立つの?」となんべんも聞かれ,それに対しては「今はそう思うかもしれないが,この研究をオレすらまさかと思うような形で社会に活かしてくれる人が出てくるのさ,たぶん工学系にね」と答えていたものです. でもそれは,自然エネルギーほど社会的ニーズが(現在は)高くない研究だったためにそういう余裕かましていることができたのだと思います.自然エネルギーのように社会的要請が現段階ですでにかなり高い分野である場合,研究はつねに社会還元(つまり「本当に社会に実装できるの?できなかったら意味ないじゃん」という思考法)という枠組みから自由になることはできません.そういう覚悟も必要です.

oem13
質問者

お礼

質問が矛盾しており申し訳御座いません。 自分の中で進む道がはっきりしていなかった為、このような質問になってしまったのだと思います。 これから理学を中心に幅広く学んでいきたいと思います。 ご回答有難う御座いました。

その他の回答 (3)

  • mai-izumo
  • ベストアンサー率20% (2/10)
回答No.3

いっそアメリカの大学に進学されてはいかがでしょうか。カリフォルニア州の大学だと、NASAの研究者と交流が多いですし、理学と工学の双方を同時に学べる可能性もあります。NASAは驚くほど懐が深く、プレカンブリアンのストロマトライトのプロジェクトなどもやっています。一度NASAのサイトをご覧になって、contactをとって進学先候補を提案してもらってはいかがでしょう?研究者としてやっていくには、いつかは英語は必要になります。若い間に英語を身につける上でも、よいチャンスではないかと思います。私の知り合いのそのまた知り合いの女性も地理から修士か博士を海外に進学し、今は国内の大学に常勤の職を得ています(科学番組の協力者として時々名前が出てくるほど活躍しています)。

oem13
質問者

お礼

お礼が遅くなり大変申し訳ありません。 国内で探していたので、海外というのはまったく考えていませんでした。 まだ若いので自分で自分の限界を決めないで考えていきたいと思います。 ご回答有難う御座いました。

  • First_Noel
  • ベストアンサー率31% (508/1597)
回答No.2

御意図に沿うかは分かりませんが,工学に留まらず惑星科学,経済学などを 絡めているプロジェクトに「宇宙太陽光発電衛星」があります. 略してSSPS. (これはJAXA宇宙科学研究本部のSPSとは別物です.) 関わっている企業,大学,研究所は多岐に渡りますので, この辺のキーワードで御検索されてはいかがでしょうか. SSPSによる地球と言う閉鎖系?開放系?の変動などは重要な研究テーマです. この辺だと,惑星科学として理学の出番ではないでしょうか.

oem13
質問者

お礼

太陽光発電を最大限に活用する,とても壮大な研究ですね。 しかし調べた限りだと,大学で研究しているところは機械工学系しか見つかりませんでした。 勉強分野は広く持ちたいとは思っておりますが,機械系はちょっと遠すぎるかな,と感じております。 大変興味深い研究テーマを教えて頂き,ありがとうございました。

回答No.1

自分の中での認識としては、理学部はまだ解明されていないものを純粋に探求・解明をしていくところ、工学部は最終的には世の中に役に立つような技術を解明していくために、探求・解明を行っていくところと思っております。 単に、工学部より理学部の方が上と思っている人などもいますが、方向性が違うだけと思います。 そこで「自然エネルギーの利用法について」というのは、どうしても工学部的な研究と感じます。 工学部は確かに女の子が少ないですが、将来的なことを考えると、研究室に残るにしても、企業に就職するにしても、工学部の方が研究してきたことを生かせる気が致します。 そのようなわけで、工学部だから駄目と最初から候補としてみないのは残念な気がします。

oem13
質問者

お礼

私としては理学しか学んでいないため,機械工学をよく使うこの分野の研究ができるか不安があるのです。 この分野の研究に工学が最適なら工学系も視野に入れて考えて見たいと思います。 大変参考になる回答ありがとうございました。

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