- ベストアンサー
古代の婚姻習俗について
古代の様々な文学を読むと、当時の習俗について知ることが出来ると思うのですが、例えば万葉の時代や紫式部の時代のあたりで詳しい方、教えて下さい。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 ここで詳しく述べてもいいかな?と思ったのですが、 奈良時代と平安時代では風俗にも大きな差があり、 どこまで述べていいのか見当もつかないので、 参考に(なるかもしれない^^;)本を3冊ほどあげておきます。 ◎講談社現代新書◎ 『万葉びとの一生』池田弥三郎著 ◎中公新書◎ 『平安朝の女と男―貴族と庶民の性と愛』 『平安朝の母と子―貴族と庶民の家族生活史』 「平安朝~」は2点とも服藤早苗著です。 どの本も当時の文学や文献などの用例が多く出ていますので、是非目を通していただければ…と思います。
その他の回答 (3)
- Haru_Sakura
- ベストアンサー率45% (221/483)
古代の文学ですが、文学は以下のように始まります。 古代の人々は人間の力の及ばない自然の力に驚嘆し、神の存在を信じていました。なので、その神を賛美し、人類の祖先である神を祭ることによって自分たちの生活が繁栄し、幸せになれると思っていました。 つまり、このような集団行事は、「語り」「歌い」「踊り」が一体となって現在の『祭り』へと発展していったといわれています。 この集団行事の時の「語り」「歌い」は神々への祈りの言葉であり、祖先への感謝の言葉といわれており、それらの「語り」「歌い」は子孫へ語り継がれるようになっていきました。 このように、長い間「語り伝えられてきた原始的な文学」を口承文学と言います。 そして、6世紀頃に文字が中国から日本に伝わったのと同時に、今まで語り伝えられてきた「語り」や「歌い」を文字で残し始めます。 これが「記載文学(書き記した文学)」の始まりです。 文字(この頃はまだ漢字ですね)が皇室を中心に実用化されると、各地に伝えられてきた神話・伝説・説話・歌謡などが『古事記』『日本書紀』『風土記』などの書物として編まれることになるわけです。 と、非常に簡単に口承文学と記載文学の流れを書きましたがいかがでしょうか?
補足
非常に分かりやすいです! 婚姻習俗についても聴かせてもらえますか?
- Haru_Sakura
- ベストアンサー率45% (221/483)
参考図書を読んでいただけてありがとうございます。 さて、 >古代というのはどのあたりの時代のことを言うのでしょうか? とのことですが、これは文学の時代区分のお話ですね。 簡単に分けるとこんな感じになります。 ・古代《上代と言う場合も……》(大和時代~奈良時代) ・中古(平安時代) ・中世(鎌倉時代~安土桃山時) ・近世(江戸時代) ・近代(明治時代~大正時代《第二次世界大戦前までを言う場合もあります》) ・現代(昭和時代《第二次世界大戦後からを言う場合もあります》~) ですから、marticaqさんのおっしゃるように、8世紀頃にも文学の流れが大きく変わっているのが、時代区分の呼称の変化でも分かると思います。 ・古代、上代は口承文学から記載文学へ変遷した時代。 ・中古は貴族文化中心の和歌や女流文学が台頭した時代。 ・中世は戦国な世の中から隠者文学や軍記物語、歴史物語が台頭した時代。 ・近世は庶民文学が隆盛を極めた時代。 ・近代は言文一致運動により私小説や詩などが台頭した時代。 と言った風にイメージしていただければと思います。 もっと詳しく文学史をお知りになりたければ、 ◎講談社学術文庫◎ 『日本文学史』小西甚一著 でもいいですし、 高校時代に使用していた便覧や日本文学史のテキストを読み直してみるのも手かと思います。
補足
なるほど。 ありがとうございます! 大変参考になります。(^▽^) たびたび申し訳ないのですが、特に古代のことについて詳しく知りたいので、口承文学と記載文学に関してもう少し具体的に教えていただけますか?
- sophia35
- ベストアンサー率54% (637/1163)
こんばんは。 あんまり詳しくは無くて恐縮なのですが。私の知っている知識内で・・・ 平安時代の婚姻制度と言えば、妻問婚と言う通婚形式の婚姻でした。因みに妻問婚とは、見初めた女の元へと三夜続けて通えば、その婚姻は成立なし、その家に通わなくなった時点で離縁となる婚姻形式の事を指します。 三日目の夜に餅を食べて婚姻を成立させる「三日夜の餅の儀式」は、今でも皇室の儀式として残っていますよね。 あと、一夫多妻制のように思われていますが、実は大宝律令で一夫一婦制が定められており、それを破れば流刑となりました。しかし、正妻を定める事なく、妾を持つ事は禁止されていなかったのに、その辺り非常にアバウトだったのだと思います。 ご参考になれば良いのですが・・・
補足
ありがとうございます。 文献を楽しく読ませて頂いています。 そこで思ったのですが、古代というのはどのあたりの時代のことを言うのでしょうか? 8世紀前後は流れが変ってきているような気がするのですが・・・