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磁性の区別
38endohの回答
- 38endoh
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物質中に対をなしていない電子(例えば遷移金属のd電子や希土類のf電子,ニトロにルニトロキシドなどの有機ラジカル)が存在する場合,この物質を常磁性体と呼び,すべての電子スピンが相殺されていてスピンモーメントがゼロである物質を反磁性体と呼びます。 ほとんどの常磁性体はキュリー点という温度を境にして,その温度以下では強磁性体になります。常磁性体は各電子スピンの方向がバラバラですが,強磁性体はこの方向が(部分的に)一方向に揃っています。エントロピー的にはバラバラになる方が安定ですが,低温ではエントロピーによる影響よりもフント則やパウリの禁制原理による影響の方が強くなるためです。というわけで,強磁性体と常磁性体とは基本的に同じものです。
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