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【化学】花王の洋服用洗剤のアタックは衣服のマイクロ
【化学】花王の洋服用洗剤のアタックは衣服のマイクロフィルムを消す効果があるそうですが、赤いマイクロフィルムって赤カビのことですか?
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マイクロフィルムではなく、バイオフィルムの除去ができる製品として、アタックZEROが花王から販売されています。 以下は花王から発表されている内容です。よろしかったらご覧ください。 https://www.kao.com/jp/newsroom/news/release/2024/20240318-001/ ※ バイオフィルムとは、複数種類の菌が集まり、フィルム状になっているものです。複数種類がいることで強固なバリヤーができるようで、抗菌剤が菌に届きにくくなったりします。 ※ 以下は口内の菌の事例ですが、バイオフィルムどころではなく、「歩いて移動」もできるようです。 https://www.nikkei-science.com/?p=69472 ※ 私はアタックZEROを使ってはいますが、しつこい汚れが付きやすい下着などは洗濯前に、粉末タイプの酸素系漂白剤をお湯に溶かし、これをつけ置き洗いをしています。 ※ もし先ほどのつけ置きでも不安だったなら、つけ置き前に、液体タイプの酸素系漂白剤を気になる場所に塗り、揉み込んだりしています。 もしほんとうに汚れがあったりすると、細かな泡がシュワシュワとでてくる、なんてことがあります。 以上、参考にならなかったらごめんなさい。
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- HAL2(@HALTWO)
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>赤いマイクロフィルムって赤カビのことですか? <いいえ、赤黴に限らず、早い話が「菌によるヌメリが固まったもの」の事です。 蓄積すると硬い塊となり、口腔内の Plaque (歯垢) も Bio-Film ですし、Stainless 流し台の内側にこびり付く汚れも Bio-Film による Micro-Film です。 Stainless 流し台の内側に付く汚れは金属束子等で落とせますが、歯垢や歯石は歯医者さんに行って取ってもらうしかありません。 服も汗や皮脂等で繁殖した雑菌が身を守るためにヌメリ Barrier を周囲に作り出し、これが服地に繊維に染み込んで砂埃等と反応、石灰化してしまうともはや洗剤では落とせなくなってしまいます。 御指摘の「アタック」は「アタックZERO」の事かと思いますが、これは水溶性と洗浄性能という相反する界面活性剤の特性を両立させた Bio-IOS という界面活性基剤を用いている点で従来の NEO や Ultra Series とは異なる製品のようです。 https://www.kao.com/jp/newsroom/news/release/2022/20221128-002/ 高性能な洗剤を作るためには分子量の小さな高価な油脂 (C12〜C14) を用いなければならないところを、Bio-IOS では界面活性剤分子内に親水基を持たせる事により安価な油脂材料からでも同等の性能を持つ界面活性剤を作り出せるものとなっており、これが SDGS に合致する新手法であると共に Bio-Film (Micro- Film) 除去能力も高まったという事のようです。 Bio-Film (Micro- Film) を破壊して洗い流す能力は酵素に負うものであろうと思いますが、「アタックZERO」の酵素は従来品と同じでも Bio-IOS により Bio-Film (Micro-Film) を剥がし易く、基部まで浸透して剥がす事からその後の蓄積も抑制できるという事なのでしょうね。
お礼