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満州国建国の理由
現在、日清戦争から始まって、太平洋戦争までに至る歴史本を読んでいますが、一部、分からない部分があります。それは、日露戦争で獲得した満州での権益を守るだけでいいと思われるのに、何故、関東軍は柳条湖事件を引き起こしたんでしょうか? 満州国を建国しなければならなかった理由が、今ひとつ分かりません。何故でしょうか?
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満州は当時関東軍が鉄道守備隊として現地に派遣されながら実質的な支配をしている感じですけど、結局はまだ中国の一部です。(この中国が誰をさすかはめんどくさい時代ですが) これを傀儡国をたてて実質完全統治に移行するのは結構色々メリットがあります。 まず第一に、満州の植民地としての開発資金は日本は主にユダヤ相手に起債していました。植民地って吸い上げれば良いみたいに思われてますが、資源の無い土地の場合豊穣とはいえ無限の荒野の場合開発に金がかかります。そこで満州が掲げたのが五族協和です。この五属、日・朝・満・蒙・中と言われていますが、本当の狙いは6族目・7族目です。先に出てきたユダヤと白系ロシア人です。 ユダヤは御存じの通り金融に長けた巨大資本を扱う流浪の民。 白系ロシア人もロシア革命により居場所がなくなったソ連・旧ロシアの金持ちです。彼らに安住の地を提供し、その資本を持ち込み彼らの手で満州を開発させよう、それが狙いです。 満州には長年日本から莫大な持ち出しがありますがそれは投資資金だけではありません。軍事力と官僚機構、兵員と人材も持ち出しです。 これを現地で徴用し日本の負担を減らし且つ現地の人材で新たな手兵を増やします。英印軍のごとく。 それから下世話な話ですが、この手の実務は関東軍が担うので、軍にとって莫大なポストと利権を産みますね。 そんなことで国策を動かすなとか国家事業ではなく軍がそんな大事を進めるとは何事かという問題がのちに噴き出すわけですが、軍にとっても国家にとってもそれなりの利益を睨んだ政策ではあります。
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- oska2
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>日清戦争から始まって、太平洋戦争までに至る歴史本を読んでいます 昭和時代が遠くなったので、色々な真相が明らかになりましたよね。 戦後・平成初期には、まだ本当の歴史を発表すれば教育界から差別を受けました。 >何故、関東軍は柳条湖事件を引き起こしたんでしょうか? 幕末の討幕派思想(特に、吉田松陰)には、次の教えがあります。 「日本は神国である。天皇は生き神様だ。この尊い天皇の世を、朝鮮半島から大陸にまで広めなければならない。その為には、先ず朝敵である幕府を倒す必要がある」 つまり、長州軍閥は「最終的には、中国大陸も天皇支配下に置く」目標があったのですね。 ですから、満州の次は南京政府を攻撃する!きっかけが必要だったのです。 陸軍は「天皇直属の軍隊」との認識が、海軍に比べて強かったのでね。 明治以降、爵位を持っている男は「陸軍に入隊する」事が暗黙の了解でした。 「爵位を持っているものは、率先して臣下として(国民に)模範を示す」 最後の将軍、慶喜の子孫も陸軍一兵卒として陸軍に入隊しています。 戦場で負傷して病院に運び込まれた時に「公爵徳川家」がばれて、軍医が卒倒し「上級下士官が、度々見舞いに訪れた」との自伝が残っています。 まぁ、単純に言えば「征韓論から続く陸軍目標」でした。
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- zevdragnir
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満州は、元々は中国とは別の国、という歴史的事実があるから。 中国は漢民族だが、満州国は満州人、つまりは女真人だから。 別の民族別の国だから、中国への態度という点で、国際社会の批判を回避できる。 地政学的には、朝鮮半島を守るため。 日本列島への大陸からの脅威は、朝鮮半島を介してくるから、日本本土防衛には朝鮮半島を押さえておけばいい。その朝鮮半島を守るために、満州を押さえておけばいい、となります。
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- nagata2017
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占領して 日本という国の一部としたら 日本の法律を適用することになります。 そうではなく 自由に振る舞えるようにするために 傀儡国家に仕立て上げたのです。 軍需資源の供給地や戦略基地として利用するため 昭和恐慌による農村の土地対策や人減らしのため 植民地経営を有効に実行するため
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