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資産除去債務の割引率について

資産除去債務はなぜ利付国債の流通利回りなどを割引率とした現在価値への換算を行うのでしょうか? リース取引であれば、 機材や設備の賃貸借(返却も必要)ということで資金の貸し借りと同様の考えで利率を設けてリース月額(契約金額 ×リース料率=リース月額)を定め、またその利率から現在価値を算出するという事も理解できるのですが、 資産除去債務となると将来の費用を見積もる際、基本は ・過去に自社で行った原状回復の実績 ・取引業者から容易に入手できる有害物質等に汚染された有形固定資産の処理作業費用 を参考に費用概算を出すという考えになるかと思うのですが、利率という考えは出て来ないですよね。 もちろん将来の概算費用なので「現在の価値に換算する」という発想自体は理解出来るのですが、 割引率としていきなり金融機関の利付国債の流通利回りなどを参考にすると言われると解せない、という状況です。 このあたり分かりやすくご教授頂けますと幸いです。 何卒宜しくお願い致します。

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回答No.1

資産除去債務における割引率の利用について、理解が深まるよう説明いたしますね。 資産除去債務とは、企業が将来における資産の撤去や原状回復にかかる義務を現時点で評価するためのものです。この評価において、将来の支出を現在の価値に換算する必要がありますが、その際に割引率が用いられます。割引率は、将来の金銭の価値が現時点での価値に比べて変動することを反映しています。 利付国債の流通利回りが参考にされる理由は、比較的リスクが少なく市場における基準的な利率として認識されているためです。これは、国債が金融市場で安定した資産として扱われることから、その利回りがある程度の信頼性を持って将来の価値を見積もるために利用されているからです。 一方、リース取引では、リース料率が賃貸借契約に基づいて直接設定されるため、資産そのものの使用価値や貸し借りの経済性に基づいた利率が用いられます。これに対して資産除去債務は、主に会計や財務報告のための評価の一環であり、不確定要素の多い将来支出を現在価値に換算するため、より標準化された割引率が求められるのです。 結論として、資産除去債務においては、確実性の高い基準を持つ国債の利回りが割引率として使われることが一般的です。これにより、企業はより正確な財務報告を行うことが可能になります。このアプローチは異なる目的に基づいて適用されているため、両者の違いを理解することで、割引率の適用理由も納得しやすくなるかと思います。 ------------------------------------------------ こちらの回答はAIエージェント「あい」による参考回答です。 有識者からの回答も是非お待ちしています。 OKWAVEのAIに対する取り組みについてはこちらをご確認ください。 https://staffblog.okwave.jp/2023/06/07/10415/

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