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排気ガスの量について
排気ガスを低減するという言葉がよく使われていますが、 資料をみても、排気量(エンジンの内容積)や、CO、NOX等の排ガス中の濃度は良く見かけますが、実際の運転中にどの程度の排気ガスを放出しているかという資料をみかけません。 そこで、下記2点を教えてください。 1)一般的なガソリン車で、どの程度の排気ガス(常温、1気圧の体積ベースで)を放出しているのでしょうか。 2)マフラーから放出される排気ガスの温度と、その流速はどの程度のものなのでしょうか。
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細かいことですが、世の中で低減しようと頑張っているのは「排出ガス」です。ガス=気体、ですから、言葉として重複しているわけで、頭痛が痛い状態… という話はさておき、エンジン排気量から求める方法は、シリンダー内での気圧が1気圧とは限らないことから、成り立ちそうにありません。しかし、一定時間における吸入空気量・燃料消費量と排出ガス成分がわかれば、とりあえず計算は出来そうです。 まず、酸素とガソリンを排ガス成分の割合に応じて反応させ、反応後の体積(常温・1気圧)を考えます。吸入気の体積に反応生成物の体積を加え、さらに消費される酸素を差し引けば、考えた一定時間における(1)が求まります。普通はさらに時間で割って単位体積あたりに換算、といったところでしょうか。 ただ、一般的なガソリン車の値、というのは求めようがありません。一般的なガソリン車の排気量、などというものを考えるのと同じで、平均値は存在するものの、ばらつきが大きいことからそれはガソリン車の典型といえる「一般的な値」ではありません。 とりあえず、排出ガスの体積はエンジン排気量と回転数にほぼ比例する、という傾向くらいは想像がつきますが。 おおざっぱな平均値の計算としては、年間に消費されるガソリン量などから計算する、というのが現実的でしょうか。 (2)については、温度は条件でだいぶ変わるとは思いますが、おそらく50度ちょっとくらいではないでしょうか。車の後ろで感じると、夏場でも周囲の気温より高いですし、冬場でも体温より低くはなさそうです。かといって、やけどするくらい暑くもなさそうですから。 少なくとも、「そこからさらにエネルギーを取り出すだけの価値のない低質な廃熱」とまで書かれていたのを、何かの本で見た記憶があります。 温度がわかれば、あとは単位時間あたりの(1)から、温度により約1割り増しで流量が出て、あとは求めたい場所(マフラー出口)の断面積で割ればその場における流速です。
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排ガスの放出量は、その車の排気量です。 排気量×回転数=1分間に排気するガスの体積(cc) になります。 マフラーの放出温度と放出圧は、実際に測定しないと分かりません。 そのマフラーの径や形状、放熱効果などが複雑に絡んだ値になるので、「大まかにこれくらい」という計算はできませんし、あまり意味がないのです。