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昆虫の羽化に関して

昆虫が羽化に失敗することって、結構な割合で発生するんでしょうか?

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回答No.2

う~ん、コレは「分からない」が正解ですね。たまにネット雑学系記事などで「羽化は命懸け!失敗率は6割も…」みたいな記事があったとしても、いわゆる科学的または数学的にキチンと検証された実験結果ではありません。ただのPV稼ぎのデタラメなインチキ記事です。 - "セミの羽化が失敗することはある?": https://konchu-zero.jp/cicada-emergence-failure/ 上記URL記事では「結論=約60%が羽化を失敗する」と断言していますが、記事中にも外部参照先などにも「何を根拠にその数字が算出されたのか」については全く言及されていません。 つまりコレは "作者のお気持ち" に過ぎないただの感想文、意見表明に過ぎません。こういう議論を行う場合、最低限でも「A大学が行った野外調査の結果では」とか「自分が飼育していた個体の成功率は」みたいに、その根拠を明示するべきであり、「~と言われています(ただし誰が言ってるのかは教えられない」では通りません。 従って「チョウは9割、セミは6割」などと言う個別具体的な数字は出ません。元になる科学的統計学的な調査が無いのですから、全ては「そうだったらイイなあ」という話者の希望や憶測を述べているに過ぎません。記事中には「セミの体力が~」と言ってますが、それってどうやって調べたの?って感じです。 よく「科学とは何でも疑う事」とは言いますが、正にこれらはその好事例に該当する事案かと思われます。分からない。分からないモノは分からない。分からない事を恥じる者は科学者ではない。 P.S. 前述のようなトンデモ回答になる理由は簡単で、質問をそのまま人力コピペしてCopilotに丸投げしてるからですね。 CopilotはAIの中では優秀な方ですが、それでも常に「正解」を提示する訳では無く、あくまでもAIのアルゴリズムに従って「質問=プロンプトに対して合致率が最も高くなる文章を生成」しているだけです。人間がGoogle検索などでリンク先を実際に自分の目で見て読んで、内容を検証してさらに追加検索などをおこなっている訳では無いので。 CopilotはあくまでもBing検索の結果の中から抽出された文章データを基に、合致率が高いと思われる検索結果のページを「参考リンク」として提示しているだけで。そのリンク先の記事内容の妥当性や正確性は担保していません。 通常、この手の「生物学的な話題」に関する検証や調査は、英語で海外の論文DBサイトを検索して出て来た論文を複数比較してみる~事でその話題の妥当性や方向性が見えて来ます。 それを足場にして、またさらに同じ様により深く絞り込んで何度も何十回も検索を繰り返して情報の精度を上げて行きます。しかしながらこの手の論文サイトは「反AI」の立場である事も多いので、BingやGoogle検索を弾いてる場合も多く、そうなった場合、そもそもAIだと「最新の正確な情報」には一切、触れられない事になります。 かくして世のインターネットには、既に30年以上も前に科学界では全否定されて決着済みのデマ情報がAIロンダリングされて最新情報として復活し、それがあたかも最新情報としてバラ撒き続けられるのです…! P.P.S. 一応ね、チョウの羽化に関しては数値がありまして。飼育下での統計ですが、アゲハチョウの終齢幼虫を野外採取して来て、それらを室内飼育してサナギになるまで育てて羽化させようとしたら。チョウでは無く、寄生バチが何十匹も飛び出して来て~みたいな事例はたくさんあります。 これに関しては自分も実感があり、今までの人生の中で何度かアゲハチョウの幼虫を飼育した経験がありますが…結果は全敗!全て寄生バチにやられており、まともに羽化にまで至った事はありませんでした。なので少なくとも「自分の経験上、野外採取したアゲハチョウの終齢幼虫はほぼ9割以上で寄生バチに寄生されている」と言える訳です(個人体験であり実際の数値は大きく変動する可能性あり)。 昆虫類などのいわゆる「卵が無事に成長して成体になり次の卵を産める様になるまでの生存率」は、実際に野外で全ての昆虫を追跡調査してその生涯を追い掛ける事は不可能なので、こういう場合は "推定値" を使います。 先ず最初に飼育個体を用いて1個体当たりの平均的な産卵数を算出して置き、次に野外生息地で実際の産卵数を調査、生まれて来た幼虫の数、最終的に羽化にまで至った成体の数~等々を最低でも3年、可能であれば永続的に観測し続けて毎年の調査データを残して置きます。それらの実地調査の数値データを基に、他の研究者が個別に色んな他の調査研究の基礎データとして利用し、そこからまた他の様々な推定値が算出されて行きます。 + 2023年度の生息地でのA種の個体数は100匹。 + 2024年度の生息地でのA種の個体数は102匹。 + A種の雌雄比率は、オス50%:メス50%で同率。 + A種の平均産卵数は1万個。 ∴2023年度産のA種の生存率は 0.000204 で、約0.02%と推測される。 ~みたいな感じですね。実際にはもっと色んな要素が絡み合って来るので、その不確定要素をどれくらい加味するのか、気候変動とかの外的要素は考慮するのか~等々。 たった1種の生存率を科学的に正確に求めようとするだけでも、数年から数十年単位での時間と多くの手間暇が掛かる割には、「で、その調査に何か意味あんの?」という "維新的迫害" にも耐えなければなりません。まあ難しいですよね。なのでほぼ全ての生物種での確実に正確だと言えるような「羽化失敗の確率」とか「卵からの生存率」とか、未だ何も無いのが実情なんです。 こういうのは主に製薬会社の害虫部門とかが、殺虫剤販売で儲けられるからついでにやってる付属研究室とかでの実験室内での飼育個体のデータが基になってる場合がほとんどで。前述の様に、実際の野生での昆虫の生存率とかの実態は、何も分かってはいないと言うのが現状ですね…。

alpha-1
質問者

お礼

御回答をどうもありがとうございます。 Quora並みの長文回答ですね! 確かに、羽化のことに限らず、「〇〇%にも及んだ」的な表現は、どこで調べたかの情報の出所が不明なものが多い気がします。 まあ、羽化の失敗率については、専門に研究し調査している人がほとんどいないというのもあるでしょうね。 AI絡みのデマ情報は、確かに困ったものですね。 そのうち、やはり過去に科学界で全否定されたはずの『永久機関』までも「開発に成功した」なんて人が現れかねませんね。

その他の回答 (1)

  • maskoto
  • ベストアンサー率53% (563/1045)
回答No.1

種類によって異るようです 例えば、蝶々では、9割以上が成功するのに対して、 セミは6割以上が失敗するとの事です

alpha-1
質問者

お礼

御回答をどうもありがとうございます。 セミって、6割以上が羽化に失敗するんですね。 知りませんでした。 死んで地面に転がっている虫の中には、羽の形が変なのが結構いますから、羽化に失敗してそのまま餓死してると見ていいんでしょうね。 自然界で生きていくことの厳しさを垣間見る感じです、

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