日本の文系、理系
最近の世の中の動きをみていろいろ考えてみたことがあります。
日本では、理系の人はがんばってるなぁと思います。(歴史的に見ても)
というのも、例えば、モノづくり大国日本と言われるように、車や電子製品をはじめとして、理系が良い製品を作ってきたといえると思います。
それは、現在でも、青色LEDの発明や、ノーベル物理学賞、化学賞を受賞される方々の存在からも、理系の活躍は推し量れると思います。
一方、一般に「文系」と呼ばれる人々、例えば、政治家や官僚、日銀の総裁などを考えたときに、もちろん、優秀な方々も多いですが、トップに出てくる人、例えば、白川総裁や菅総理などは、あまり日本の発展に貢献してくれないのでしょうか。(菅総理や鳩山総理は理系出身ですが、一応、法律や経済の知識が必要な職ということで、今は文系として考えています。)
例えば、白川総裁だと、金融緩和をしたがらない、菅総理だと、この震災後のゴタゴタや、増税志向などがそれにあたります。金融緩和に関しては、リーマンショック後、各国がそろって通貨供給量を増やしているのに日銀のその量の増え方は少ない(増やしてはいるが)。インフレ率もマイナス。一般に各国が2~4%のインフレ目標を掲げているのに日銀はむしろデフレ目標を設定しているかのごとくです。これでは、日本の成長は望めないです。増税も、しかるべき金融緩和、量的緩和をして、金融政策を行ったのちそれでもだめならという展開ならOKですが、今は、デフレ下での増税など、経済学的にありえないです。(経済学者の岩田規久男さんなどの著書を参考にしています)
また、一般に文系が多い企業の経営者を見てみると、例えば、フェリカの開発をしたソニーはEdyではあまりうまくいってないです。開発者はJR東日本と組んで電車の切符と一体化した電子マネーを目指していたのにもかかわらず、上司が難色を示したという経緯があるようです。今のSuica,Pasmoの普及を考えると、開発者の方の方が先見の明があったといわざるを得ません。
もちろん、ノーベル文学賞を受賞されている日本人はいますが、学問という観点からみれば、ノーベル経済学賞を日本人がまだとっていないという点も、日本の文系が理系に対して芳しくないといえると思います。さらには、東京大学の大学ランキングでも工学系だけですと、7、8位だそうですが、全体では24位(2010)だそうで、これを見ても、もっと文系はがんばってほしいなと思います。
以上のようなことを近頃思いましたが、実際のところみなさんはどう思いますか?
もちろん、私の知り合いにも、防衛省に勤めていて、優秀な志の高い人も知っていますし、全員がそうだとは言いません。なんで、文系の良くない面が目立ってしまうのでしょう。。
お礼
手に職ですか。 理系でも、分野によってはそこまでたどり着かないものも あるので、私にはそのイメージはありませんでした。 有難うございます。