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現在価値と将来価値について
現在価値の定義を調べると以下のサイトのように https://chushokigyo-support.or.jp/column/cash-flow_financing/present-value/ 現在価値 = 将来価値 ÷ (1+年利率)ⁿ と記載されているものもあれば、 以下サイトのように https://globis.jp/article/4478/ 各年次の将来価値 ÷ (1+年利率)ⁿの総和で記載されているものもあります。 (自分が利用している通信スクールも総和で定義されていました。) 個人的には現在価値 = 将来価値 ÷ (1+年利率)ⁿの定義がしっくり来ている(総和だと現在価値が倍々に増えませんか、、)のですが なぜ定義に違いが出ているのでしょうか…?
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まず、n年後の1000万円の現在価値は、将来価値である1000万円を(1+年利率)^nで割り引いたものになります。 一方、毎年100万円ずつ10年間にわたって得られるような場合の現在価値は、 1年後の100万円の現在価値が100万円÷(1+年利率) 2年後に得られる100万円の現在価値は100万円÷(1+年利率)^2 になります。 3年後に得られる100万円の現在価値は100万円÷(1+年利率)^3 になります。 10年後に得られる100万円の現在価値は100万円÷(1+年利率)^10 になります。 これは10年間にわたって毎年得られる100万円の、それぞれの年度ごとの現在価値になります。 10年間で得られる金額全体の現在価値は、これらの総和になります。 たとえば土地を買って10年後にその土地を売却しようとするような場合、買った土地が10年後には新幹線が通るので300万円で売れると予想されるような場合には、300万円の現在価値を計算すれば、今買うときにいくらで買えば利益が出るのかを判断できます。 国債を買う場合には、毎年決まった金額の利子が支払われます。毎年30万円ずつ10年間で、合計300万円の利子が支払われるとしたら、その現在価値はいくらになるのでしょうか?1年分の利率で割り引くのは、300万円のうちの30万円だけです。10年分で割り引くのも300万円のうちの30万円だけです。 全体の現在価値は、それぞれの年度で得られる利子の現在価値の総和になるわけです。 n年後に得られる金額の現在価値はn年分の利率で割り引いた金額です。これが本来の現在価値の定義です。しかしキャッシュフローが、n年後だけでなくn-1年後や、n+1年後、にも得られたとしたら、全体の現在価値は、それぞれの現在価値の合計になるわけです。 質問者様が引用した1つ目の際とは、n年目に1回だけ1000万円が得られ、それ以前には得られない場合の現在価値ですから、これが本来の現在価値の定義になります。 2つ目のサイトの例は、n年間にわたって毎年キャッシュフローが得られる場合の総額の現在価値です。ですから、総和になっているのです。 設備投資の採算性の計算では、その設備投資により、毎年一定額のキャッシュフローが得られるとして、そのキャッシュフローの現在価値を求めようとします。キャッシュフローが5年後に1回だけ得られるのではなく、毎年得られるのでその現在価値は毎年のキャッシュフローjの現在価値の総和になるわけです。
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- takashi_h
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両サイト読みましたが質問者様が総和とおっしゃっているのはどの部分でしょうか?
補足
https://globis.jp/article/4478/ の中段あたりに現在価値の定義式として PV=ΣCFₙ /(1+rₙ)ⁿ CFₙ=n年度に受け取るキャッシュフロー r=n年度における割引率 とあると思うのですが、、 今受講している通信スクールでは そのまま PV=ΣFₙ /(1+r)ⁿ Fₙ=n年度の将来価値 r=年利率 と定義されています
お礼