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月の出ている時間について
冬至の日の東京では,太陽の出ている時間が9時間45分ぐらいだそうです。 同じ12月に,月の出ている時間がこれより短い時間(9時間25分ぐらい)の日があるようですが,このような日の地球と月の位置関係はどのようになっているのでしょうか。 ご存知の方がいらっしゃいましたら,どうぞ宜しくお願い致します。
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日本のように北半球にある国では天球の南方に位置する天体ほど地上に出ている時間が短くなります。太陽は冬至のときに最も南に来ますので、冬至の前後が太陽が地上にある時間(昼間)が最も短くなります。 月も天球の南方にあるほど地上に出ている時間が短くなるのは太陽と同じですが、月の公転軌道面(白道面)は地球の公転軌道面(黄道面)とは5度ほど傾いていますので、冬至の太陽よりさらに南に位置する場合が生じます。 今年で言えば冬至の12月22日の太陽の位置(赤緯)がマイナス23度26分であるのに対し、月が最も南方に位置する(赤緯最南)のは12月14日のマイナス28度9分強で、5度近く南です。 このため冬至の日の東京の日出:06時47分、日入:16時32分なのに対し、12月14日の東京の月出:8時5分、月入:17時23分です。地上にある時間は太陽が9時間45分、月が9時間18分で30分ほど月が短くなっています。なお新月が前日の12月13日なので実際に14日の月を肉眼で見ることは極めて困難でしょう。
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- Nakay702
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>冬至の日の東京では,太陽の出ている時間が9時間45分ぐらいだそうです。 同じ12月に,月の出ている時間がこれより短い時間(9時間25分ぐらい)の日があるようですが,このような日の地球と月の位置関係はどのようになっているのでしょうか。 ⇒黄道(太陽の軌道)と白道(月の軌道)とで、傾きが異なることによる現象だと思います。つまり、黄道面は赤道面に対して23.4度弱傾いており、白道面は黄道面に対して5度強傾いていると言われます。それで、(冬は南半球側が太陽に直面しますので)東京から見る太陽は、夏より冬のほうが南へ傾いて通ります。月はさらに南へ傾いて通ります。このことが、冬至の日の東京では、太陽や月の出ている時間が短くなる理由であり、太陽より月のほうがより短くなる理由だと思います。
お礼