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脂肪肝疑いで癌検査をしない理由
脂肪肝指数で脂肪肝疑いが出たときに、癌のスクリーニングをして、初期なら助かる可能性があるのに、病院が勧めないのはなぜですか?
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「肝細胞癌スクリーニング」とはどの検査の事なのかわかりませんが、一般的には脂肪肝の「疑い」程度では通常しません。まずは診断を確定し、肝臓の病態(癌のリスク)を評価して、リスクがあれば必要な検査をします。 その背景は疫学的に、NAFLDやNASHからの癌はB型C型肝炎からの癌に比べてリスクは小さいと言われていますし、NAFD/NASHの病態の日本人は数千万人いるともいわれますので、そのような人全員に検査(検査の種類によりますが)を実施することは、患者にも医療経済上も大きなデメリットになります。 以上が理由です。