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国語の読解問題について

僕は小・中学生の読解問題の採点をしています いつも採点をしていると、子供たちは「しっかりと理解出来てるなぁ」と関心させられることが多いです。 ところが最近ネットでは、子どもたちの読解力の低下が問題視されていて疑問に思っています 一部の珍回答だけが大げさに話題になって、問題視されていると僕は考えているのですが、皆さんはどうのように感じていますか? お手数をおかけしますが、ご回答のほど、よろしくお願い致します

質問者が選んだベストアンサー

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  • D-Gabacho
  • ベストアンサー率64% (1068/1663)
回答No.1

質問者さまが目にした記事は違うのかもしれませんが、Googleで「読解力 低下」の検索上位に表示されるのは、ほとんどがPISA調査の「読解力」の日本の順位低下に関するものです。 PISA調査はOECD加盟国を中心に世界各国・地域が参加して15歳(日本では高校1年生)を対象に「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」の3つの分野のテストを3年ごとに実施するもので、2012年に4位(OECD加盟国内1位)だった日本の「読解力」の順位は、2015年調査では8位(OECD加盟国内6位)、2018年調査では15位(OECD加盟国内11位)となっています。直近実施の2022年調査の結果はまだ公表されておらず、2018年調査が公表されている最新の調査になります。 なおPISAの「読解力」調査は、①情報を探し出す ②理解する ③評価し熟考する の3つの能力について測定するもので、日本の学校で通常行われている国語のテストとはやや異なる性質のものです。2018年調査の結果に関する国立教育政策研究所の分析では、「②理解する」の平均得点は過去の調査から引き続いて安定的に高いものの、「①情報を探し出す」の平均得点が低下しているほか、「③評価し熟考する」も平均得点が低下しており、とくに今回調査で新たに定義として追加された「質と信ぴょう性を評価する」「矛盾を見つけて対処する」を問う問題の正答率が低かったとしています。 世間的に読解力といえば「②理解する」の能力であり、それが安定的に高いとされているのは、質問者さまの実感と合致していますが、PISAの「読解力」はそれだけではないのです。 OECD生徒の学習到達度調査(PISA) https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/

temanjp
質問者

お礼

丁寧に回答していただき、ありがとうございました とても、勉強になりました

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