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使役の相手の「に」と「を」
使役の文で、自動詞のときは使役の相手に「を」をつけます。 例文1 私は 彼を 座らせた。 他動詞のときは使役の相手に「に」をつけます。 例文2 私は 彼に 本を持たせた。 なぜですか? 私も日本語を母語としている者なので「私は彼に座らせた」とは言いません。しかし「私は彼に座ってもらった」はOKですよね。なぜここで、「を」でなければならないのか、「に」でなければならないのか、ここにあげた例文1、2を使って説明していただけませんか。
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- OK1723TRD
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使役の文で、自動詞のときは使役の相手に「を」をつけます。 例文1 私は 彼を 座らせた。 他動詞のときは使役の相手に「に」をつけます。 例文2 私は 彼に 本を持たせた。 格助詞「を」と「に」に意義の相違によるものです。 「を」は動的な対象認識を表し、「に」は静的な対象認識を表し空間的に位置付けます。 「彼を 座らせた」の場合、座るという動的な対象である「彼」を「を」で捉えます。 「彼に 本を持たせた」では彼は静的な対象で「に」で空間的に位置付けられ、「持たせた」という動作の動的な対象である本を「を」で捉えています。■
- Biolinguist
- ベストアンサー率69% (354/513)
「に」格の人+自動詞+させる 「人」に自主性があり、「人」の希望通りにさせる場合。 ・よし、いいだろうと言って、子供に行かせた。 ・私に行かせてください。 「を」格の人+自動詞+させる 「人」の自主性が低い場合。 ・彼{を/??に}座らせた ・赤ちゃん{を/×に}立たせた 「人」が希望しているかどうかは問わない場合。 ・明日、太郎に行かせよう ×「を」格+他動詞+させる ○「に」格+他動詞+させる ・太郎{×を/に} 本を 読ませる なお、間接使役というのは誰かを介して被使役者に何かをさせること言う。 「に」格だから間接使役ということではない。
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- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10024/12548)
以下のとおりお答えします。 >なぜですか? ⇒以下のとおりお答えします。 >使役の文で、自動詞のときは使役の相手に「を」をつけます。 >例文1 私は 彼を 座らせた。 >なぜここで、「を」でなければならないのか、 ⇒「彼」は《動作を受ける対象》を表しています。つまり、英文法風に言えば、「直接目的語」ですね。このように、使役の相手が直接目的語である場合、「を」をつけるわけです。 >他動詞のときは使役の相手に「に」をつけます。 >例文2 私は 彼に 本を持たせた。 >なぜここで、「に」でなければならないのか、 ⇒この文では、「本」が直接《動作を受ける対象》を表していますね。一方、「彼」は《動作(の結果)が向けられる先》を表しています。つまり、英文法風に言えば、「間接目的語」です。このように、使役の相手が間接目的語である場合、「に」をつけるわけです。(このような場合の使役文は、「間接使役文」と言ってもいいかも知れません。)
お礼