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マッカーサーの真意、対日政略の真意

マッカーサー、対日政略の真意の真意を教えてください。 彼は日本を民主化するための政策をしましたが、 その政策は日本国民に支持されていたように思われます。 日本側からみると、日本を良くしたかのような印象を持ちます。 実際にはアメリカ側に何らかの政略があったと思われます。その政略の本質的な部分を教えてください。 もっと率直に言うと、日本を支配下にいれるような政略をとらなかったのはなぜなのでしょうか?

noname#2813
noname#2813
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  • myeyesonly
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回答No.1

第二次大戦は、連合国と枢軸国の戦いというだけではなく、民主主義(色々欠点は持っていましたが)とファシズムの戦いでもありました。この立場で見る場合は、日本のファシズムは「日本帝国主義」などと呼ばれるそうです。ドイツのようにユダヤ人迫害なんかはしなかったけど、「大東亜共栄圏」の名の下に植民地を広げ、他国を武力で隷属させてその土地の人を搾り上げようとした点で全く同じです。 そして、マッカーサーが来て、日本が戦争に走ったのは、日本に民主主義が根づいていない事が原因だと考えました。当時はアメリカは民主主義では先進国でしたから。 ですから、それからしばらくは民主主義を日本に根づかせるための政策が行われましたので、その時期だけを捉えると、確かに間違えもあったけど、日本と日本国民に大変有益であったと思われます。 そして、終戦を機に表面化したアメリカと旧ソ連の経済体制の対立の為、日本の立国はアメリカ型にすれば、ソ連の経済体制の波及を食い止める防波堤にできると考えたので、民主化という名目でアメリカ型イデオロギー社会の構築を目指したのです。しかし、アメリカ型経済体制の押しつけをやった結果、本当の民主化にはなりませんでした。もし本当に民主的にというなら、どういう政策を取っていくのか、どういう経済体制をしくのかは、その国民にまかされるはずだったからです。そして、朝鮮戦争などで自国の消耗に困ったアメリカは安全保障条約で、軍事的には日本を支配下に置きます。 ですから、民主主義の名の下では直接アメリカ合衆国日本州としてアメリカの文化を強要することはできないので、形の上では独立国として残し、体制、経済面で実質的に支配下に入れました。結果、日本は、アジアでは最大の軍事基地として位置づけられており、最近の沖縄の事件などの現状は、まさに植民地に近い物があります。

noname#2813
質問者

補足

みなさん、ありがとうございます。 とても勉強になります。 ところで、もしアメリカが日本を支配下におき、アメリカ合衆国日本州として再出発させたとすると、どういうプロセスを経てその政治的判断および計画は失敗に至るとアメリカは考えていたのでしょうか。 その考えられるプロセスも結構複雑な気がします。 または、日本を民主化する以外の方法としては具体的にどのような方法を考えていたのでしょうか? その方法が失敗に至るプロセスも知りたいです。

その他の回答 (3)

noname#883
noname#883
回答No.4

マッカーサーの最終目標は、合衆国大統領になることにあった、というのが現在の歴史家たちの見方ではないでしょうか。 彼は、日本の経営がうまくいっていることを本国の人にアピールして、自分の力量を示したかったのです。実際かなりうまくやったと思いますが、純粋に軍人でありすぎたため、国民から、「安心」してもらえなかったのだと思います。 ここで強調したいのは、マッカーサー=アメリカではないということです。日本を対共産主義のとりでとし、防波堤とすることでは一致しても、彼のあまりの強硬姿勢はトルーマンと対立し、ついには解任されてしまいました。 「支配下に入れなかった」ということについては、アメリカも歴史から学んでいた、ということです。

回答No.3

myeyesonlyさんとはちょっと意見が違う部分もあるんですが。 >>ドイツのようにユダヤ人迫害なんかはしなかったけど、「大東亜共栄圏」の名の下に植民地を広げ、 >>他国を武力で隷属させてその土地の人を搾り上げようとした点で全く同じです。 ナチスのやった「組織的に計画し、実行した」ユダヤ人への迫害&虐殺と、欧米諸国がやっていた 植民地政策を真似た日本の政策を一緒にするのはどうかと思うのですが。 だいたい第二次世界大戦の発端は植民地を持たざる枢軸国と、持てる連合国との陣取り合戦だったと 言うのが本質で、イデオロギーの衝突という解釈は、連合国側が言い出した建前だと思えます。 さて、何故植民地化されなかったかですが、それは、アメリカ側の日本研究が進んでいたからだと 思われます。 戦争中の日本軍の戦い、そして天皇への忠誠心の強さ。(全ての兵が忠誠心強かったかはわかりませんが) 本土決戦になった場合、連合国側は相当な被害を受けると想定していました。 しかし、ポツダム宣言を受諾した日本は、天皇の一言ですんなりと占領軍を受け入れました。 それに目を付けたマッカーサーは、まわりの進言もあり、天皇制の存続を決めました。 そして民主的な憲法を作らせ、(日本側の作った憲法草案は却下され、占領軍が作った草案が現日本国憲法と なったわけですが)民主主義国家として存続させようとしたわけです。 当時の世界情勢で戦後の共産国圏との対立も始まっていたアメリカとしては、日本を植民地化している余裕も 無かったという話もあります。 ですから、アメを与えて恩を感じさせ、来るべき共産主義圏との防波堤にしたかったわけです。

  • zawayoshi
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回答No.2

 国家全体とすればmyeyesonlyさんのおっしゃる通りです。  で、マッカーサーという人事についてですが、とにかく当時のトルーマン大統領 からすれば、「対日戦争の英雄」ということで、次期大統領選の脅威的なライバル になるということで米国内において置きたくはないと言うことで日本に駐留させた のが本音らしいです^^; #無論軍政家としての手腕は言うまでもないですが

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