• ベストアンサー

神経症について2

1. 神経症は、精神病とは一線を画すということですが、それでは、治療も、精神病院ではありませんね? 2. その背後に何かを隠している、というと、つまり、悩みごとなど一般的なもののみならず、その人の人間性、性質・性格など、ということでしょうか? 3. 周囲の人間にとって、本人の症状に合わせない、というのは、それに翻弄されずに、原因・根本から向き合って治療に協力する、と解釈してよろしいですか? 4. また、治療の結果、分裂病やうつ、てんかんが出てくると、はた目には、「悪化した」と取れることもあるという事ですよね。そうすると、かなり判断が難しいですよね。 5. 精神療法は、カウンセリングが主になりますか? すみません、長々と…。

  • belle
  • お礼率88% (8/9)
  • 医療
  • 回答数3
  • ありがとう数17

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Naka
  • ベストアンサー率44% (527/1181)
回答No.3

◆Naka◆ 1.総合病院では「神経科」だと思います。 精神病との大きな違いは、「自分で問題を局地化して考えることができる」という点にあります。 精神病の場合は、小さな一つの事象が、本人にとって大問題となるので、早急かつ強制的な治療が必要となるのです。 2.そうです。そういうものも含まれます。 これはご質問の4との深い関連がありますから、そちらで述べさせていただきます。 3.例えばヒステリーや心気症の人に対して、周囲の人の通常の反応は、最初は同情して病人扱いし、その後はkoyukoyuさんの例のように邪険にする、というのが見受けられますよね。 恐怖症の人は、その症状に対してからかわれることが多いですし、脅迫神経症の人に対しては、理屈をぶつける人がよく見られます。 このように周囲の人たちが、当人の症状を中心にその人を見ること自体が、「振り回されている」ことになるのです。 なぜなら神経症の人にとって、自分の症状は、自分の中で非常に大きな位置を占めるものだからです。 ですから、周りはその人の症状の現れる部分だけに注目して付き合ってはいけない、という意味です。 4.よくある例ですが、本来非常に攻撃的な人間が神経症の症状のおかげで、おとなしくなっているように見える、ということがあります。 同様の例として、神経症が治癒した後、依存症の人間になってしまう、というのもよく聞きます。 つまり、神経症によって本来の性格上の問題や、別の精神的疾病が隠されているだけで、新たに出てきたモノというわけではありません。 kawakawa教授が「患者さんの症状を途中から見ると、判断が困難になるでしょう。」とおっしゃっているのは、その辺にあります。 5.神経症に対する治療は、行動面についてのいわゆる「訓練」を含みますが、これは神経症そのものを治すための本質的治療ではありません。 まず、神経症の中のいずれかの形に帰結させて、その後精神療法に持っていくためのきっかけと考えてよろしいと思います。 精神療法のメインはカウンセリングになります。 その中で、原因や隠されているものの情報を引き出し、それらも含めて解決する方向に持っていくのが課題となるでしょう。

belle
質問者

お礼

なるほど…。自分で問題を他局化して考えられる…。ということは、逆に、「神経症だ」と信じてしまうことで、ますますエスカレートする事もあるのでしょうか? 人の中にいくつもの心理が重なっているように、病の中も複雑に絡み合っている訳ですね。そういう心の状態があり得るという事は想像できますが、実際の治療となると、本当に、確かな目と根気のいる事なのでしょうね。 解り易く書いて頂き、有り難く思っております。 有難うございました。

その他の回答 (2)

  • kawakawa
  • ベストアンサー率41% (1452/3497)
回答No.2

ご質問内容が多岐に渡っているので、最後のご質問に関連した部分以外は簡潔にお答えします。 1.神経科や心療科などです。 2.ストレスやトラウマ、その他生れてから発症するまでの生活や経験など、その背景は非常に範囲の広いものです。 3.そうですネ。患者が落ち込んでいるからといって、周囲も一緒に落ち込んでも意味がありません。患者が興奮したからといって、周囲も一緒に騒いでも意味がありません。 4.仮面鬱病などは心身症ですし、てんかんも精神病ではありません。患者さんの症状を途中から見ると、判断が困難になるでしょう。ですから、信頼できる主治医に従って、治療を続けることが大切です。 5.カウンセリングは出発点であり、診断手段であり、治療手段でもあると言えます。  神経症の治療にはさまざまのものがありますが、患者の嗜好(性格)、神経症のタイプ、社会的環境、治療者の好みなどで方法は変わってきます。 基本としては、医師と患者の関係が強い信頼関係で結ばれることが重要です。そこで、ストレス、不安、恐怖心などの日常環境の調節をして、治療に専念できる環境を作り上げます。他に、不信感・不穏感・危機感の除去に抗不安薬も用います。 神経症の治療は、原則としては、精神療法(トラウマを探り出すための催眠療法なども含む)が中心となるのですが、同時にベンゾジアゼピン系の抗不安薬を用いた薬物療法なども並行して行います。 療法そのものには、暗示療法や解除反応(無意識下の問題を意識化に呼び出し、発散させる)、催眠療法、自律訓練法、行動療法、集団精神療法、遊戯療法などがあります。 集団で(或いは個人で)無我夢中になって野菜や果物を作るというのも、立派な行動治療による療法です。 kawakawaでした。

belle
質問者

お礼

明解・御丁寧なご回答、有難うございます。 人の心が様々で、なおかつ、常に揺れ動くものだけに、治療はこれとは決められないものなのですね。周囲が騒がず、落ち着いて状況を判断しつつ、お医者様との信頼関係を築く、それがまず第一段階なのですね。 無我夢中になって野菜や果物を作る、というのも治療になるというのは、興味深いです。お日様にあたって自然に還る、という状況は、想像するだけで、別段神経症を煩っていなくても、ストレスの溜まり易い現代社会に居て、いかにも幸せになれそうな気がします。尤も、そういう意味でおっしゃっている訳ではないでしょうけれど…(笑)。 御回答頂いたこと、是非是非参考にさせて頂きます。有難うございました。

noname#591
noname#591
回答No.1

koyukoyuの悪友は神経症だそうです。 1.駅前の「内科/神経科」という看板のところへ通っています。 2.見た目ヒ弱そうです。対人関係が苦手な方かなぁ 3.出会った始めの頃は(自殺)などを心配しましたが、 最近はこっちも開き直って、邪険に扱っています。 4.自律神経失調症->仮面性うつ病->キョウハク神経症などで現在に至る(10年目) 病名は医者がつけました。(当人がその気になってしまった点も否めない) 5.駅前の医院での治療は、薬を出すくらいです。(ほかビデオ貸し出しや座談会の案内) カウンセリングは身の上話なぞを医者に聞いてもらって、いかに安心できるかです。 素直な人なら改善されるんでしょうね。 悪友はそのカウンセリングは、5分でも2000円位とられるのが嫌だそうです。 「薬だけください」といってもらっているようです。 つっこんだお話は、病人か、周りの方なのかを教えてください。

belle
質問者

お礼

有難うございます。 確かに、病は気から、という部分もあるのでしょうね。でも、やっぱり病は病でもあるし…。 私は、周りも周りも、大分遠くです。実際にその症状の方とお会いしていないので、ただ、通常の人間が想像できる限りの事を知っているだけなので、ここで質問させて頂いたのです。 つっこんだ話、というと、まだ何かある訳ですね。勿論、そうそう簡単に治癒するものではないでしょうし…。どんなことなのでしょうか??

関連するQ&A

  • 抑うつ神経症

    現在、坑うつ剤、坑不安剤を服用しています。 うつ病の症状が出ているのですが、以前、主治医から、「抑うつ神経症」と言われたことを思い出しました。 キャリアカウンセリングの時に、「自立」が必要と言われました。 今まで自分なりにいろいろ努力してきましたが、何かが足りない、それがもしかしたら、精神的な自立なのかと思いました。 悩み事があると、友人に相談したり、電話相談したり、といろいろやってきましたが、それは一歩間違うと自分で考える努力をしてこなかったのかと。 嫌な上司がいると、そのことに捕らわれてしまったり、仕事量が多くなって、苦しくなっても無理を通そうとしたり。 自分に自信が無くなってしまいがちです。 もう年齢も40を過ぎ、治らないのでしょうか? 認知行動療法などの本を読んだりした方が良いのでしょうか? 人に対して、強く反論できないで、ストレスを溜めやすい性格です。 精神的に強くなるアドバイスがありましたら、宜しくお願いいたします。

  • 精神疾患の治療法について

    精神疾患といっても色々ありますが、今の日本の治療法は対症療法が中心で原因療法(根本療法)はあまりされてないみたいですが、今後精神疾患の治療法で対症療法だけでなく原因療法も行われるようになっていくのでしょうか?

  • うつ病のカウンセリング

    最近抗うつ剤の服用を始めました。 うつの治療は4年ぶり、2度目です。 仕事も休むことはできず、なるべく薬に依存したくないこともあり 認知療法のカウンセリングを受けてみたいと思っています。 カウンセリングは今まで受けたことがありませんが、 今回薬で改善しても根本的に変えなければまた再発する恐さが あるので2度目の今回をきっかけにちゃんと病気(自分の性質)に 向き合い、うつになる前の元の自分ではなく新しい自分に変わりたいです。 と言うか、そう出来なければもう生きていくのがしんどいです。 カウンセリングを受けたことのある方に教えていただきたいのですが、 病院(クリニック)に併設、提携しているカウンセラ-がいるところか 病院は病院、カウンセリングはカウンセリングであえて別機関にするか、 どちらが良いと思いますか? アドバイスいただけると幸いです。

  • 心療内科/神経内科/精神科・・・どうちがうの?

    こんにちわ。頻繁に利用させて頂いてます。 埼玉県南部に住んでいますが、病院探しをするのはいいんですけど、名称が多いのでどう探せばいいのか迷ってます。 薬だけ処方されて、対症療法で切り抜けるのは根本的な 解決にならないのでいやですのでカウンセリングもと思うんですが、 どうも調べるとカウンセリングは大半が自由診療で保険が効かないところばかりのようです。 脳のCTやMRI撮影が出来るところもほとんどないみたいですし。 投薬依存の病院はなるべく避けたいと思っています。 でもカウンセリングは保険診療でないと困るし(^^; (保険診療だとお金にならないから、割が合わないのかな?) 心療内科/神経内科/精神科・・・どうちがうのでしょう? それぞれの得意分野、不得意分野はなんなのでしょう?

  • 彼女の神経症を治すために最善の方法・治療法を教えて

    つきあっている人が、うつ病、または対人恐怖症的なものもあり、 どうにかしてあげたいと思っています。 だけど、アドバイスするにしても適切ではない場合、逆に本人を追いつめてしまう恐れもあり、それならば専門家のもとで神経症を治す方向にもっていきたいです。 もちろん心のサポートはできうる限り行いたいと思います。 どのような治療法(カウンセラーや精神科や心療内科、森田療法、各心理療法などありますよね)が うつ病、対人恐怖症に有効か教えて下さい。 長所、短所、おすすめの所などがあればそれも教えて欲しいです。 できれば薬ばっかりに頼る対症療法ではなく、根本的に対処できればいいなと思います。 よろしくお願いします。

  • 「カウンセリングは幻想です」

    担当の精神科医に、「カウンセリングを受けてみたい」と言ったところ、 表題のように言われました。 「薬物療法以外に治療法はありません。カウンセリングは幻想です。」 それ以上詳しい話はきけなかったのですが、 文字通り、カウンセリングというのはメンタル治療の役に立たないものとして言ったのか、 私の病気に対しては薬物療法でなければ意味がないということなのか、 どっちなのか計りかねています。 精神科の世界では実はそういうことになっているの?と思ったのですが、 でも病院にカウンセリングがあるところもあるのに…。 自分の病気ははっきりとはわかりませんが、 少し妄想がでるので統合失調症の薬がでています。 あとは抑うつ、睡眠障害、対人恐怖、パニックなどなどです。 カウンセリングは幻想、の意味がおわかりになる方がいらっしゃいましたら、 どうか教えてください。

  • 恐怖症(神経症)に非常に悩んでおります

    初めまして。20歳男です。 私は2年以上前から恐怖症(神経症)に悩まされてきました。 根本原因は、高3の時にクラスメイトが私のメガネを取り上げ、学校のごみ箱に捨てたのが始まりでした。 その時に精神的苦痛を覚え、以来ごみ箱の中のごみに触れる事が汚いと思うようになりました。また、ごみ箱自体も嫌です。 恐怖症になってから不潔恐怖にもなってしまい、特に、自分の精液がごみ箱並みに嫌で汚いと思ってしまいました。 現在は、ごみ箱以上に精液が嫌で仕方ないです。 嫌になった理由は、あの気持ち悪いベトベト感と、くさいニオイにあります。 なので、嫌になって以来(1年前から)、オナニーして射精をしていません。 ただ、月に5回以上も夢精をしてしまいます。 夢精をすると、今日1日がんばろうという気力が無くなり、軽いうつ状態になります。 夢精したくないんだったら、オナニーをすればいいじゃんという回答をよく見かけます。 しかし私の場合は、オナニーをすればする程、夢精の回数が増えてしまう体質のようです(嫌になる以前の体験ではありますが) 以上の理由から、精液を出したくないと思い、検索して色々と調べてみました。 調べていく内に、パイプカットというのを知りました。 ただ、パイプカットは精子を無くすらしいので、精液を出さなくなる方法にはなり得ないみたいですね。 調べつくした結果、精液を出さない方法が無いと知り、絶望感を覚えました。 しかし、夢を見なければいいのでは?と思い、更に調べました。 結果、うつ病に良く効くという、トリプタノールという薬を知りました。 副作用で、夢を見ない。性欲(生殖器官?)が著しく低下。という、私にとってはコレだ!と思っている薬です。 ただ、他にも非常に強い副作用があるらしく、あくまで最終手段として考えてます。 もう我慢の限界で、本当に助けて頂きたいです。 うつ病にもなりかけてますし・・・。 以下に、私が試した事のある治療方法を記しときます。 (1)精神科に行き、2ヶ月は薬による治療法を試みました。 2種類の薬の組み合わせだったんですが、極度の精神錯乱状態に陥った為、薬による治療法を断念しました。 組み合わせは、デプロメールとドグマチールでした。 (2)薬による治療法から、カウンセリング治療に変え、試みました。 期間は3ヶ月でしたが、全く効果が得られなかった為、断念しました。 (3)新田義治という先生の、恐怖症克服マニュアルという冊子を購入。 書かれてる内容は、選択理論心理学に基づいた根本的治療方法。 恐怖症の症状を和らげるor無くす、TFT(思考場療法)という特定のツボを叩く治療方法。の2つが書かれていました。 うさんくさいと思ってたのですが、実践してみると、ごみ箱と精液以外の不潔恐怖を、ほぼ改善する事に成功しました。 ただ、3ヶ月試みてますが(現在もやっております)、ごみ箱と精液の根本的恐怖は無くなってません。 なお、このTFTというのは実践すれば、1時間もしない内に、完全に治る事が非常に多いらしいです。 なので、これ以上試みても仕方ない気がします。 これだけ試したので、精液を出さなくする方法を知りたいです。 しかし、根本的に治すにこした事はありませんので、恐怖症に効く克服方法が他にありましたら、是非知りたいです。 宜しくお願い致します。

  • 精神科医が加害者になりきる治療法

    精神科医の治療方法に、『精神科医が加害者になりきって、被害者と会話を交わす』という療法はあるのですか? 以前、精神科に通っていた友人からそのような治療法のことをちらりと聞いたのですが・・・。 もし実際にそのような治療法(というかカウンセリング)があるとすれば、なんと呼称されているのでしょうか。また、その際のメリットやデメリット、主にどのような症状の患者に対して行われるのかなど、詳しいお話を聞けたらと思います。 よろしくお願いします。

  • 心理学と精神医学の違い

    精神医学では主に患者との面接やカウンセリングなどによる治療が行われていると聞きました。心理療法士なども同様なお仕事だと思います。また、学問的にも心理学と精神医学は非常に接点が多いと思うのですが、精神医学と心理学の違いとは何なのでしょうか?また、精神科の医師と心理療法士の違いはどのようなものなのでしょうか? ご存知の方がいらっしゃったら是非回答をお願いします。

  •  強迫性障害の治療法について。

     強迫性障害の治療法について。  現在大学の保健センター(大学病院ではありません)で強迫性障害の治療をしています。今まで薬物療法・カウンセリング・森田療法を試しました(正確には森田療法は未経験です)。薬物療法とカウンセリングで症状は少し改善しましたが、依然として日常生活(特に授業への出席)に支障があります。森田療法を実施している病院に行った事がありますが、私の症状には森田療法は向かず、かえって症状を悪化させる恐れがあると言われました(説明はとても説得力のあるものでした)。  正直言って手詰まりです。このままだと卒業も危うい状況です。何とか学業に支障が出ない程度に症状を改善したいのですが、何か良い治療法は無いでしょうか。また、大学の保健センターではなく普通の病院も考えているのですが、東京都・神奈川県に良い病院は無いでしょうか。  よろしくお願いします。