• ベストアンサー

貸倒引当金と貸倒金の違い

貸倒引当金とは、どのような意味があって使うのですか。例えば、相手先が倒産し売掛金が残っています。それを貸倒金で計上することを認められない場合もあると伺いました。貸倒引当金と貸倒金の違いとはどのようなことか教えて下さい。

  • 01200
  • お礼率4% (7/174)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

貸倒引当金とは、売掛金が回収不能になりそうな場合に、回収不能を予測して、予め自分の貯金を使わずにお金を取っておくと言うイメージです。 もし、実際に売掛金が回収不能となって、お金が入ってこなくなっても、貸倒引当金として予め取っておいたお金を使えば、経営は苦しくなくなりますよね。 (実際にはお金ではなく、利益を操作します。お金は関係ありません。) これに対し貸倒金とは、実際に回収不能となった額のことで、貸倒損失とも言います。 貸倒引当金は、売掛金の回収不能時に備えて計上するものです(会計上は利益がその分減ります)。 例えばある取引先に対して100の売掛金を持っているとしましょう。決算書を見たら赤字だったとか、ここの経営が苦しいらしいと言う噂を頻繁に聞くとか、言った場合には、100の売掛金が全額回収できるか 分かりません。 そこで決算の時に、この売掛金のうち、例えば30%は取りっぱぐれるかもしれない可能性がある場合には、30を貸倒引当金として計上します。このときは決算上の利益が30減ることになります。利益が減るのを覚悟の上で貸倒引当金は計上するのです。 次の年、案の定その取引先が倒産して100のうちの半分の50しか回収できなかったとします。 この場合貸倒引当金がない場合、貸倒金(貸倒損失)として50が計上されます。この分50利益が減りますよね。損失ですから当然ですよね。 しかし、貸倒引当金を30計上していた場合はどうでしょう。予め30の貸倒引当金を前もって計上していたので、貸倒引当金30を取り崩します。そのときの損失は50-30=20と言うことになります(このときの30は予め取っておいたお金で損失を穴埋めすると言うイメージです。)。この場合貸倒金(貸倒損失)は20です。 本当は50の損失が貸倒引当金30を計上していたおかげで20の損失で済んだわけです。 (実際には前の年に30の利益を意図的に減少させ、今年になってその分の利益を使ったと言うことで、利益貯金みたいなイメージですかね) 次に>相手先が倒産し売掛金が残っています。それを貸倒金で計上することを認められない場合もある>についてです。 貸倒損失は、本当に回収できない金額しか計上できません。例えば、先ほどのように貸倒引当金30を計上していれば、貸倒引当金30を取り崩した後の差額20だけしか計上できないのです。 また、取引担保等を持っていれば、担保処分により回収できることが期待されますので、担保処分を終わった後の金額なければ、貸倒損失に計上できないのです。 どのような場合に貸倒損失が計上できるかは、非常にデリケートな問題です。税務署とか税理士に相談して見て下さい。 長くなりましたが、イメージは掴めましたでしょうか?

その他の回答 (1)

noname#8696
noname#8696
回答No.1

下記サイトからの引用ですが。 http://www.kanchu.or.jp/zeikin/jisyu_point.htm 「貸倒金とは売掛金や受取手形、貸付金、未収金、前渡金などの債権の回収不能による損失額をいいます。とうぜん事業上の損失ですから、金額経費になります。相手が破産法、会社更生法や民事再生法の適用をうけ、更生計画や強制和議の認可が決定された場合は、これらの決定により確定した切り捨て額が損失になります。また明らかに債務者の資産状況や支払能力から回収不能と判断された場合は、取引停止後1年以上弁済がない場合は全額貸倒損失として処理します。ただ相手に破産法等による免債許可決定がおりていない場合は、きり捨て額が確定していないので、全額を経費にすることはできません。この場合は債権の50%を貸倒引当金として経費に算入することができます。」

参考URL:
http://www.kanchu.or.jp/zeikin/jisyu_point.htm

関連するQ&A

  • 貸倒引当金について

    こんにちは。 会社によってやり方が違うのかもしれないのですが、教えてください。(社内の人に聞きたいのですが、詳しい人がしばらく旅行で長期休暇をとっているので) 弊社で貸倒を計上した先につき、以下のような処理をしているのですが。。。 (1)前期にある取引先について貸倒引当金を計上しました。 (借方)貸倒引当金繰入×××            /(貸方)貸倒引当金××× (2)今期になって完全に貸し倒れました。 (借方)貸倒引当金×××          /(貸方)貸倒引当金繰入××× (借方)雑損失×××/(貸方)売掛金××× 私は経理の経験は今の会社でしかなく、勉強しただけで経理実務に入ったのです。簿記の勉強の時には前期に引き当てた先が倒産などで本当に貸し倒れたら (借方)貸倒引当金×××/(貸方)売掛金××× とやったような気がするのです。引き当てていない部分のみ費用計上する(貸倒損失を計上)と。 弊社のようなやり方だとせっかく前期に費用計上したのに、今期でもまた雑損失として費用計上しているので、いいのだろうかと思ってしまうのです。 他にも同じような処理をされている方はいらっしゃいますか?実務ではこういうものなんでしょうか? どなたか教えていただけないでしょうか?

  • 貸倒引当金の処理について、困っています。

    貸倒引当金の処理について、困っています。 夫婦で会社を経営しています。今年3月末に取引先が倒産し、現在債権者集会を待っているところです。税理士さんに、取引先が倒産したため、回収できなかった金額を貸倒引当金として処理をします、と言われ、帳簿上、貸倒引当金 計上しています。 そもそも、会社では、貸倒しないだろう、ということで、貸倒引当金の準備はしておりませんでした。 それで、この税理士さんより、でも、「前期、請求書を出して、売上が立っているから、現金が合わなくなるから、社長さん、現金を自分の口座から会社の口座にいれてください。」 と言われました。 これって、おかしいと思うのです。 取引先から、仕事をした、ギャラを支払ってもらう業種なのですが、取引先が倒産した金額を、会社に対して、社長が補てんして、と言っているのです。 これは、つまり、貸倒引当金のための現金になる、という意味でしょうか? ふつう、取引先が倒産し、将来的に入金の見込みがなくなった場合、どのような処理の方法があるのでしょうか?  もう取引先から、回収ができないことは明白なので、それはあきらめています。(せめて、経費を立て替えているので、その経費分だけでも回収したいところではありますが…) また、これで、現金収入が減り、赤字になるので、銀行から融資をしてもらわないと、会社が回っていきません。こういう状況でも、融資をしてもらえるものでしょうか? また、仮に、今回融資を受けられたとしても、帳簿上 貸倒引当金を、損金 として扱った場合、赤字になります。赤字になると、今後の融資の審査で不利になるのではないか、と心配です。 すみませんが、お分かりになる方、教えてください。 よろしくお願いします。

  • 外貨建債権の貸倒引当金計上について

    外貨建債権の貸倒引当金計上について 外貨建売掛金等について、貸倒引当金を計上した場合、 当該債権および貸倒引当金は決算期に為替評価替えを 行うものなのでしょうか。 ご教示のほどよろしくお願いいたします。

  • 貸倒引当金繰入→貸倒金と備忘価格

    個人事業主です。 売掛金が回収できず、貸倒引当金として50%計上していましたが、取引先が実質倒産し、取引がなくなり1年以上経過したため、 全額貸倒金として計上することになりました。(税務署相談済み) 備忘価格1円を残してということでしたが、いざ仕訳帳に記入するとなると、参考になるものが見つからず、自信がありません。 例えますと (500万の売掛金)  50%計上  貸倒引当金繰入250万 / 貸倒引当金250万  としていたものを、今年は全額になるので、一度戻し入れて、  貸倒引当金250万 / 貸倒引当金戻入250万  とした後、どのように仕訳すれば良いのでしょうか? ご指導よろしくお願い致します。

  • 貸倒損失と貸倒引当金の仕訳について

    商法上の中会社です。 貸倒損失と貸倒引当金の仕訳について教えて下さい。 前期で貸倒引当金を3,500千円計上してあります。 全て一括評価分で、個別の計上はしておりません。 今年度で貸倒れが1件発生しました。売掛金は200千円ほどです。 この時の仕訳は 貸倒損失/売掛金 でよろしいのでしょうか? (貸倒引当金を減額する方法は実務ではあまり使われないのでしょうか?) 今年度の期末で一括評価をすると3,800千円の貸倒引当金を計上することになりそうです。 差額補充法と洗替法の使い分けがわかってません。 この場合、3,500千円の貸倒引当金戻入益と3,800千円の貸倒引当金繰入額を計上すべきでしょうか? それとも、300千円の貸倒引当金繰入額の計上のみでよろしいのでしょうか? 貸倒損失で200千円を計上している関係で違う計算になりますか? また、今年度で単発取引で2,900千円の回収不能売掛金が発生しました。 #その会社は営業活動をしているものの裁判所の支払命令にも従わず1年以上も支払が滞っています。 #不動産・動産の差し押さえは額も少なく弁護士の見解によると実質的に困難です。 この2,900千円について 貸倒引当金繰入額/貸倒引当金 の仕訳を入れようと思っています。 この個別評価分は一括評価分と合わせて(個別2,900+一括3,800=6,700千円) 貸倒引当金の残高となってよろしいのでしょうか? また、この個別評価分は、税務でも認められるのでしょうか? ご教授下さい。 よろしくお願いします。

  • 簿記3級 貸倒損失・貸倒引当金振り分け

    1問 前期に取引先が倒産し 同店に対する売掛金¥30,000が貸し倒れとなった。    なお貸倒引当金残高が¥20,000ある    答え 貸倒損失    10,000 / 売掛金 30,000        貸倒引当金  20,000 /            2問 期中に取引した取引先が倒産し、同店に対する売掛金¥80,000-が貸倒になった。     なお貸倒引当金残高が¥70,000ある。      答え 貸倒損失 80,000  /  売掛金 80,000     2問目は、どうして 貸倒引当金残高が70,000円は ???     前期と期中では、違うのですか?

  • 貸し倒れ 洗い替え法について

    受取手形450,000と売掛金800,000の合計額に対して2%の貸し倒れを見積もる。ただし貸倒引当金は、期末残高を戻しいれたうえ、あらためて貸倒見積額を計上する(洗い替え法) なお売掛金のうち20,000は、その得意先の金沢商店が倒産したため回収不能であることが判明した。 この仕訳を教えてください>< 私は 貸倒引当金25,000貸倒引当金戻入25,000 貸倒引当金繰入25,000貸倒引当金25,000 貸倒引当金20,000売掛金20,000 だと思ったのですがどうやらっこの仕訳は間違っているみたいです>< (貸倒引当金繰入の勘定科目がでてきていないようです) だれか教えてください><

  • 前期設定した貸倒引当金の処理について

    前期設定した貸倒引当金の処理について 前期に売掛金3,000,000円のうち、貸倒引当金を1,200,000円計上し、今期になり相手の倒産によって全額回収不能となった場合は、今期の決算書上では、 特別利益に貸倒引当金戻入益 1,200,000 一般管理費に貸倒損失 3,000,000 と記載されてくるのでしょうか それとも、一般管理費 貸倒損失 1,800,000 という記載になるのでしょうか 簿記知識が乏しいのでよく伝わらないかもしれませんがどなたか教えてください

  • 簿記3級 貸倒引当金について教えてください。

    誤謬訂正仕訳で 当期に発生した売掛金¥50,000が貸倒れたさいに、次のような仕訳をした。 なお、貸倒引当金勘定の残高は¥70,000である。 (借)貸倒引当金 50,000  (貸)売掛金 50,000 解答 (借)貸倒損失 50,000 (貸)貸倒引当金 50,000 貸倒引当金を使うのは、前期以前の売掛金が貸倒れた場合ということでよろしいですか? 当期の売掛金が貸し倒れた場合に関しては、貸倒引当金残高があったとしても、貸倒損失で計上する、ということなのでしょうか? 今までやった過去問を見たら「前期の売掛金が~」とあり、その場合貸倒引当金を使っていたので何の疑問もなく覚えていたのですが、今回初めて「当期に発生した売掛金が貸倒れた」という問題を見たので悩んでしまいました。 なお、仮に「当期」「前期」という説明が問題に無い場合、貸倒処理は貸倒引当金を使っても良いのでしょうか? 貸倒引当金残高が貸倒金額に足りない分は差額は貸倒損失で計上することは理解してます。

  • 貸倒損失と貸倒引当金

    裁判所から取引先の「破産手続開始等の通知書」が送られてきました。 この取引先には受取手形が200万円ほどあります。 この時点では債権金額の50%を貸倒引当金に設定すればいいのでしょうか? 破産手続開始等の通知というのは、破産手続き開始の申立てとどうちがいますか? いまいち、言葉の違いが分からず、貸倒損失にするのか、貸倒引当金にするのか分からず困っております。 また、50%を貸倒引当金にした場合、翌期になっても返済金額が決まらない場合でも、1年以上取引がないことになるので、残りの50%を貸倒損失に落としてもいいのでしょうか? 貸倒引当金と貸倒損失の使い分けが分かりません。 よろしくお願いいたします。