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【スケッチの言葉】 英語は詩の言葉であり、フランス語は哲学の言葉であり、ロシア語は小説の言葉だという。 大層な表現だが、この言い方を真似るなら日本語はスケッチ(写生画)の言葉である。 世界一短い詩、俳句がそれを物語っている。 これは昔読んだ何かの解説本に書かれていたことです。 きわめて少ない文字数で的確な情景描写が可能な言語、それが私たちの母国語なのだという主張でしょう。 しかしながら不思議なことに、日本人にはわざと文意をぼかしたり、冗長、曖昧に書く(話す)クセが見受けられます。 それはなぜでしょうか。 ある外国の小説家は「他言語に比べ、日本語は少しばかり明晰すぎるのだ」とその理由を述べています。 言葉が明瞭だと、主義主張が露骨に読み手(聞き手)に伝わるせいか何となく落ち着かないものです。 波風の立たぬよう故意にぼかし、しばしば冗漫となるのは、日本語の特質(明晰さ)を思えば無理からぬことだというのです。 曖昧さの一因が自身の持つクリアーな言葉にあったとは、ちょっぴり皮肉な話に聞こえますね。 「質問や回答は、分かりやすく簡潔に云々」 当サイトで、これは時に目にする一文でしょうか。 われに俳句の才は無し、せめて文章だけでもスケッチの言葉に背かぬよう心掛けたいものです。

  • 登録日2007/02/03