ponyharuhiのプロフィール

@ponyharuhi ponyharuhi
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  • 登録日2017/09/02
  • 性別男性
  • 都道府県山形県
  • 歴史との向き合い方

    本日9月2日は、72年前に大日本帝国が連合国に降伏調印した日。もちろん降伏の意志を示したのは8月15日であり、それ以降も攻めてきて終戦のドサクサに領土と人命を奪ったソ連の所業は許せませんが、世界的には9月2日が終戦日であり、玉音放送のあった8月15日を終戦日としている所に、当時の日本人にとっての太平洋戦争というものがよく表れている気がします。 私は日本の近現代史に興味があり、太平洋戦争とその敗戦を避ける道はなかったのか、他に選べた道筋はなかったのかとよく夢想したのですが、それは現代の視点によって考えられるのであって、結局は歴史は「なるようになった」のだと思います。歴史を学ぶ意義は、そこから教訓を得て未来に生かす事でしょう。私の世代は日教組の教育方針によって、「日本はアジアで悪い事をした」「戦争末期の悲惨さ、空襲や原爆の恐ろしさ」といったトラウマを叩き込まれて「だから戦争はいけない」という結論を教え込まれました。そうゆう、総力戦や核兵器による戦争の結果を教えるのも大切ではありますが、「どうして戦争が始まり敗戦に至ったか」という方向から学ぶ事も大切だと思うのです。ヒトラーや東條英機がいたから戦争が始まったわけじゃありません。政治経済、資源や中国大陸の利権など、当時の色んな力学が働いて戦争は起こるべくして起きたのだと思います。現代では核の抑止力によって先進国間ではもう昔のような戦争は起きませんが、それ以外では人間はアホな事を繰り返しています。歴史は繰り返すと言っても、技術の発達や世界の体制の変化によってまったく同じ繰り返しにはならず、どう歴史の教訓を生かすかというのはなかなか難しいですが、我が国だけで310万人の犠牲者の霊に報いるためにも、考え続けなければいけないと思うのです。 戦争の当事者はもうじきみなさんこの世を去りますし、正直もう、加害者意識・被害者意識といったものはどうでもよく、さりとて自分の国の歴史の上に自分は立っているので、自分の国の歴史をよく理解し、また戦った相手国の都合もよく理解する事が今を生きる人の使命だと思うのです。 常々私は、自分の子供に日本の近現代史をどう伝えればいいのか考えていたのですが、先日逆に娘の方から「これ面白いよ」と薦められて読んでいる本があります。 「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」 http://www.shinchosha.co.jp/book/120496/ 今まであまり知らなかった広範囲な視点で、わかりやすく書かれていて、とても面白いです。また、娘の中学の歴史のテストを見ると、昔のように暗記していれば答えられるような問題は少なく、因果関係を考察させ文章で答える形になっていて、歴史教育も変わってきたなぁと感じました。 ・・・ええと、長くなりましたが、ここで個々の具体的な歴史や歴史観を話し合うつもりはありません。歴史との向き合い方について、思うところのある方は語っていただければと思います。