史上最高の音楽家ベートーベン! 感受性に優れた人のみが理解できる至高の名曲

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はじめに

1808年12月22日。この日、ベートーベンの交響曲第5番・第6番がウィーンで初演奏されました。音楽史上、極めて重要な作曲家と評価されており「史上最高の音楽家」とも言われています。シューベルトは「モーツァルトの良さは誰でも理解できる。しかしベートーベンを理解するには優れた感受性が必要だ」と語っています。

「ベートーベン以上の曲は存在しない?」「カツラ?地毛?」「終わりそうで終わらない理由」など、ベートーベンの気になるQAをまとめました。

ベートーベンの曲以上の音楽はこの世に存在しないと言っていいのでしょうか?

部分的にはベートーベンより優れている音楽はありますが、総合的にはベートーベンが最高峰。それ以上は未来永劫現れないと思います

いろいろ但し書がつくと思いますが、おっしゃることは理解できるし、そういうことは言えると思います。
人間が人間の努力で作り上げた人間味のある絶対芸術の範疇での音楽作品として、(理論的にも)完璧に近いものを沢山作り上げた(難聴だったそうですし)という意味で、ベートーベンはすこぶるつきの大作曲家だったと私は思います。
音楽は構成するものが単純なので、彼のあとは皆亜流とされてしまった(もっと美しく面白く見事なものもたくさんあるようですが)という(彼にとっては)幸運もあったのでしょう。音楽の王と言われる所以です。

ホルショフスキは、九十何歳かのインタビューで、重要な作曲家は誰か?と問われた時に、
「1にバッハ、2にモーツアルト、3にベートーベンだ。」と答えてました。
ホルショフスキ:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%A7%E3%83%81%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%AD

モーツアルトは私も好きですが、日本でその魅力を広めた伝道師は小林秀雄ですね。
『ひとたびこの内的な感覚を呼び覚まされ、魂のゆらぐのを覚えた者はもうモオツァルトを離れられぬ。』

一方で、ノーベル賞を受賞した益川敏英博士が推すのは「バッハ、ベートーベン、バルトーク」。
モーツアルトについては『自分の中に思い浮かんだメロディーの面白さに酔っているだけ・・』と手厳しい。

iPS細胞の山中伸弥先生も「バッハ、ベートーベン、チャイコフスキーあたり」が好きと言ってますので、ことによると理系の人はベートーベンひいき、文系の人はモーツアルトひいきの傾向があるのかもしれません。

近代の作曲家は、意外になかなか最高級の賛辞を受けることが少ないように思います。後の時代になると、どうしても先人の落ち穂拾い的な要素が強くなって、やっぱりクラシックの一番おいしい部分は、バッハ~ベートーベンの時代に取られてしまったような感があります。ブラームスでさえ、既にベートーベンの模倣になるのをどう回避するかで悩んでますからね。

ベートーベンの曲はなぜ終わりそうで終わらないんですか?

ベートーベンは「自然に作曲した」のではなく、主題になるモチーフを練りに練ってシンプルにする一方で、その主題をを完全燃焼するまで徹底的に展開し、曲全体の構成を完璧の域にまでにつくり上げるという作曲の仕方をした人です。中身があまりに立派につくられているために、終わりも簡単には終われない、ドミソの主和音を何十回も鳴らして、完全完璧に終わらせる必要があった、そして聴いている人に充分な満足感が得られるようにつくられている、ということだと私は思います。しかしながら、これは聴く人の好みに大いに影響するところです。モーツァルトのような自然に流れる音楽が好きな人にはベートーベンはしつこくて苦手、ということが良くありますね。

ベートーベンはソナタ形式を徹底的に追求した人です。
一般にソナタ形式には、「提示部、展開部、再現部」で構成されますが、この再現部で展開部と同じようなパートが形を変えて現れるために終わりそうで終わらないという風に聞こえるのかもしれません。
さらに、特にベートーベンは展開部にこだわっていて、再現部の中にもさらに展開部-再現部のような構成をつくったりしています。
他の方も書かれているように、彼のそういった曲構成がしつこさを感じされるのかも。

ベートーベンという人はひとつのメロディー
を作るにも大変な努力を使った。で浮かんだメロディ
ーは徹底的に使うのです。例えば2フレーズのメロデ
ィーがあるとすると展開部で最初は二つのフレーズで
示してからそれをひとつにして、半分にして、絞りき
ったところで又違うメロディーを使って同じことをす
る。
そこで例えば熱情を例に取ると一楽章なんか最後にコ
ーダを持って来てジャジャジャンと派手に和音を弾
くと、その後又第一テーマを出して又ジャジャジャン
を例の如く細かくしていって最後に又テーマの片割れ
で終わると言う面白い癖があります。
終楽章も又然りで、そうして人を興奮のるつぼへと
誘うのです。
これは一例に過ぎませんが、ベートーベンのベートー
ベンたるところでしょうか。
大きなフレーズを細かくしていくと、自然こちらも
拍が細かくなるので興奮してくるのですよね。

ベートーベンのテンペストかワルトシュタインに挑戦しようと思っています。テンペスト、ワルトシュタイン、月光、悲愴、熱情を難しい順に並べるとどのようになりますか?

感じ方に個人差があるかもしれませんが簡単な順だと、
月光→悲愴→テンペスト→ワルトシュタイン→熱情
だと思います。

テンペストやワルトシュタインをショパンの曲で言うとっていうのはやりにくい気がしますが、幻想即興曲より一回りか二回りくらい難しいという感じではないでしょうか。あるいはポロネーズ「軍隊」よりちょっと難しいというくらいでしょうか。

1楽章のみか全楽章かによって違ってきます。
1楽章だけでしたら、
月光→悲愴→テンペスト→ワルトシュタイン→熱情 の順ですが、
全楽章の場合は、
悲愴→月光→テンペスト→ワルトシュタイン→熱情 だと思います。

テンペストとワルトシュタインは難易度にかなり差があります。
ワルトシュタインは大曲ですし、全楽章弾くのはなかなか大変だと思います。

名前の呼び方ですが、「ベートーベン」「ベートーヴェン」「ヴェートーヴェン」どれですか?

Ludwig van Beethoven

綴りからすると、ベートーヴェンが正しいと思いますが………
ドイツ語の発音ではルートヴィヒ・ファン・ベートホーフェンと聞える様です。

一般的には「ベートーヴェン」で、NHKと教科書では「ベートーベン」と表記されるとか。

Wikipedia - ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%B3

| ~、ほどなく「ベートーヴェン」という記述が浸透していき、~。唯一の例外は、NHKおよび教科書における表記の「ベートーベン」である。

ベートーベンの肖像を見ましたが、あれはヅラですか? バッハとかモーツァルトはヅラ確定な気がしますが、ベートーベンは自然っぽく見えます

モーツァルトの時代の宮廷では、かつらが非常に流行っていたようです。しらみやにおいもひどく、臭さを紛らわせるために香水を降りかけていた、といった話を聞いたこともあります。
一方、少し時代の下がったベートーベン(モーツァルトより14歳下)の頃は、かつらの流行はやや落ち着いていたようです。ベートーベンは元々かつらが嫌いだった、といったこともあり、肖像画は自前の髪が描かれているのだそうです。

モーツアルトの時代まではいわば宮廷の時代。かつらは正装として位置づいていました。

ベートーベンという人は、その性格から、かつらを嫌がったということもいえるでしょうが、(おそらく自分でも、似合うとは思っていなかったでしょう。)なんと言っても、違うのは時代です。

宮廷の時代から、革命の時代へと、ベートーベンの時代は激変のさなかでありました。ナポレオンの時代であります。宮廷のものであった音楽は、ベートーベンを境にして、庶民も楽しめるものへと変わっていきます。

その象徴が、かつらの廃棄といえるかもしれません。

音楽の歴代作曲家の肖像画を見ると、ベートーベン以降、かつらをかぶっている人はいません。時代が変わったのです。

ベートーベンの曲をネットやサイトで利用したら著作権云々という話になるのですか。どこかにお金を払うのですか?

著作権の保持期間については、著作権者の死語50年が期限とされています。
だから、クラシックなど、その作曲者が死亡してからゆうに50年が死亡しているものは、インターネットなどで利用しても問題は無いと思われます。

日本国内において、著作権は著作者の死後50年で満了します。
ということで、50年以上昔に死んだ作曲家の作品は基本的に著作権がありません。
ただし、編曲などをした場合、その編曲者も著作者ですので、その方の著作権は存在し得ます。
また、楽譜などは創作性が別途発生し得ます。

あと、海外などにおいては50年より長い存続期間を認めている国もあるので注意が必要です。ミッキーマウス保護法案なんかがある国が・・・
それでも、100年以上昔の原曲はほぼ問題はないはずです。

まとめ

年末恒例の第九の演奏会も楽しみですね。

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