バイオリンについてのマニアックなガイド

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はじめに

8月28日はバイオリンの日です。

OKWaveに寄せられたバイオリンに関するマニアックな質問と回答をピックアップしました。

STEP1バイオリンの受け継がれ方

バイオリンの受け継がれ方について

先日、バイオリンのコンサートに行きました。
演奏者がバッハの曲を弾いてくれた後、このバイオリンはバッハより前に誕生しているものなんですよ、、という
ことを話されていたのですが。

前から気になっていたのですが、そういう古い楽器は
(1)どういう伝達方法で、(楽器店から買うのか? 師事しているひとから頂くのか?)ひとの手に伝わり
(2)どれくらいの値段で
(3)その価値は何で決まるのですか?
バイオリンは古いほど音がいいものなんでしょうか???

(1)ストラディバリウスのような超高級品の場合は財団が存在し、名器を演奏者に貸与しています 例:諏訪内さんの場合は2億円ちかい ドルフィンという名器を貸与されてます。

(2)ガタニーニでも何千万 3000-6000万 と言われています。それ以上になると、値段はつけられない(というか壊されると怖い)ので財団が保持・管理していくことになるとききました。とりあえず売り買いするにしても何千万単位です。

(3)古い程よい、と言う人もいますが、現在のストラディバリウスはあと100年くらい経ったら鳴らなくなるという人もいます。今現在が一番鳴る時期(ストラディバリウスの場合)だとか。

ストラディバリウスの時代から、演奏家は貧乏だったのでパトロンが金を出し良い楽器を買って将来有望な演奏家に貸したそうです。
また貴族などがコレクションとして買った、というケースも多かったようです。

値段はまさに相場としか言いようがないですが、一つの例として、ある製作家のバイオリンが生前500万円で売買されていたとしましょう。その製作家が亡くなったとたんに1000万円になった、という話もあります。
古いものほど良いか?については、長い年月をかけて丁寧に弾きこまれて、悪くなった部分は慎重に修理された楽器であれば、良い音がします。

>バイオリンってそもそもなんの木でできているんでしょうか?
これだけ回答させて下さい。基本的には表板はスプルースという松の仲間、指板は黒檀(エボニー)という柿の木の仲間、ネックや側板、裏板はメイプル(カエデ)、接着剤はニカワ(動物蛋白)、塗料はセラック(シェラック)という昆虫(カイガラムシ)由来の天然樹脂です。みんな生き物なんですね。

安物バイオリン弾きです(笑)

古いバイオリンですが、楽器全体がそのままの形で残っているわけではありません。

まず多分ボディ以外は当時の物は使っていないでしょう。
指板、ネック等は交換されていると思います。
駒、ペグといった物は長い目でみれば消耗品ですし。

また、実はほとんどが改造(?)物です。
単純に言うと、バイオリンは当時の物と現代の物では構造が多少異なり、現代の物はより大きな音が出るようになっています。
そのため、現代風に改造されてます。
具体的にはネックの長さ、傾き、弦高等。
あと、弦も変化してます。

当時の構造の物はバロックバイオリンと呼ばれてます。

あと、高額な古いバイオリンは楽器の価値の他に骨董品、美術品工芸品的な価値もだいぶついているようで、
純粋に楽器、音としての価値だけではないようです。
ですので、楽器としてはあまり価値が無くても、骨董品として高額な場合もあるようです。

STEP2現在製作されている最高級ヴァイオリン

現在制作されている最高級ヴァイオリンの価格は?

この前テレビで、ストラディバリウスのコピーを作る試みをしている職人グループの番組がありました。

かなり良いものができているみたいでした。 現在の巨匠と呼ばれるような方のヴァイオリンは、いくら位で取引されているのでしょうか?

現代製作家では件のTV番組に出ていたイタリア・クレモナのビソロッティ一家の製作したものと、同じくクレモナに工房を構えるモラッシー親子などの製作したものなどが人気があり現代製作家の双璧でしょう。
ちなみに価格(日本の専門店での販売価格の相場)は概ね250万位から300万位。製作年代によって出来のいいものは330~350万位ではないでしょうか。

参考までにどちらの楽器も実際に弾いたことがありますが、圧倒的にモラッシー(父G・バッタや息子シメオネ)の方が材料・作り・そして音も良いですね。特に息子シメオネの楽器は反応も良く、E線の伸びきった澄んだ高音はあたかもイタリアの明るい空を彷彿とさせていいな!と思いました。
ビソロッティの音はあの番組中でも案内役の女性のヴァイオリニストが彼らの工房で弾いていましたが彼女が弾き終わった後の特にこれといって褒めるでもない素っ気ない態度でお分かりのように音に輝きや魅力が無く、傑出したところのないどちらかというと鈍い感じの音です(あくまで私感)。
まあ、このあたりは好みの分かれるところでしょうが・・・

他にM.イーヴェというまだ比較的若い製作家の楽器は世界中からオーダーがあり、なかなか日本に入ってこないのですが評判が良くて日本のソリスト級の演奏家がCDのレコーディングに用いるほどです。価格も新作楽器ではG・B・モラッシーなどと並び最高ランクでしょうね。

#1です。

新作(コンテンポラリー)楽器の相場は前回お答えした通りで現代最高のメーカーの作品でも上限は400万位までだと思います。(国産高級車クラス?)

次に、モダン楽器と呼ばれる1800年代後半~1900年代前半のものになると一気に価格は上がり、著名な製作者のものは年々価格は上昇し現在では1000万~2000万はします(高級外車クラス?)。音大生や上級アマチュア演奏者でもこのあたりの楽器を持っている人は結構います。(勿論、プロの大半がこのクラスを使っています)

そして、所謂オールドと呼ばれるストラディバリやガルネリが活躍していた1600年後半~1700年代(或いは1800年前半まで)にかけて作られたイタリア製の著名な製作家の楽器になると価格は一気に上がり最低でも3000万以上で、特にストラディバリウスやガルネリ・デル・ジェス、ガダニーニは今では最低でも億は下りません。

お訊ねの贋作の数ですが、当時から精巧なコピーを作る隠れた名工はいて結構な値段で演奏家や収集家に売っていました。中には本人作よりも出来の良いものを作る人もいたようです。というわけで正真正銘本人作の真作よりもはるかに多い数(推定でも数倍)の贋作楽器が世に中に出回っていると思われます。

欧米の有名な鑑定家は楽器に使用された木材の年代や質、細部の作りや本人ならではの特徴、ニスやラベル等により多角的・慎重に鑑定をおこないます。ストラディバリウスやガルネリウスなどは長年の間に世界中の研究者や学者の見解・資料等からほぼ正確な真贋の鑑定が出来るようですが、中には研究者や専門の鑑定家ですら真贋の判断が難しい楽器もあります(特にガダニーニなど)。
けれど、由緒正しい正真正銘真作の名器というものはなかなか市場には出回らないもので(たまに欧米の有名なオークションに出品される場合もある)、特にヨーロッパの由緒ある元貴族の名家が代々受け継ぎ所有したり、著名な博物館や大富豪のコレクション、歴史的な名演奏家から次の名演奏家(ソリスト)に引き継ぐかたちで渡っていく例が多いようです。わが国でも財団や会社経営者が高額で購入しコンクールで上位の将来有望な若い演奏家に貸与したりしています。

ショロモ・ミンツ・・・私も好きなヴァイオリニストです。安定したテクニックと芳醇な美音に魅了されますね。確か彼が好んで使用した楽器はガダニーニだったと思います・・・

STEP3バイオリンの倍音とうなり(うねり)

バイオリンの倍音とうねり

ど素人なのでわかりやすくお願いします!

たとえばバイオリンのオクターブの和音を弾いたとき、
どちらかのひとつの音が若干ずれていたとします。
そのときにうねりが生じますが、そのうねりというのは、
それぞれの音の持つ倍音の列(すみません、専門用語は
わからないので)がずれて形成されてしまうので
そのずれによるうねり、なのでしょうか。

それともずれた差音によるうねりなのでしょうか。

実際に、ヴァイオリンの倍音って、
一音一音の音を認識できるものなのでしょうか?
ずれた倍音の列がうねりを生むとすれば、差音によってできる
うねりと区別はできるものなのでしょうか?

こんにちは。
絶対音感の持ち主、兼、理系のおっさんです。

「うねり」ではなく「うなり」です。
物理学でも出てくる用語です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%86%E3%81%AA%E3%82%8A

>>>
たとえばバイオリンのオクターブの和音を弾いたとき、
どちらかのひとつの音が若干ずれていたとします。
そのときにうねりが生じますが、そのうねりというのは、
それぞれの音の持つ倍音の列(すみません、専門用語は
わからないので)がずれて形成されてしまうので
そのずれによるうねり、なのでしょうか。

そのとおりです。
1オクターブ違いの音というのは、実は、周波数でちょうと2倍の関係にあります。
人間の聴覚・脳が、1倍音、2倍音、4倍音、8倍音・・・を、オクターブ違いの「同じ音」として認識するというのは、実に神秘的なことです。
ついでに言いますと、「ド」に対する約1オクターブ半だけ上の「ソ」は、ほぼ3倍音の関係にあります。

ここで「ほぼ」と書いた理由は、12音律における「ド」と高い「ソ」との関係が3倍音ちょうどではないということです。2.9966倍音です。とはいえ、12音律は、ほぼ3倍音の音を出せるから採用された音律です。


>>>
それともずれた差音によるうねりなのでしょうか。

上述したとおり、聴覚・脳についてはそうとも言えますが、
物理的には、ちょうと2倍音の関係になっていないということです。


>>>
実際に、ヴァイオリンの倍音って、
一音一音の音を認識できるものなのでしょうか?
ずれた倍音の列がうねりを生むとすれば、差音によってできる
うねりと区別はできるものなのでしょうか?

耳がよければ、区別できます。
和音を弾いても、全部の音が聞き取れ、全部の音のずれも聞き取れます。


余談ですが、
エレキギターでは、同じ音を同時に2つの弦で鳴らして、うなりをわざと発生させる奏法があります。
迫力を出そうとするとき、あるいは、愉快さを表現するときに使われます。

うねり又はうなり
二つの近寄った周波数が重なると、同相では大きく(加算)、逆相では小さく(差し引きで消滅)、これが繰り返されます。二つの周波数差が小さいとゆっくり、大きいと速く変化して気分的に不協和音と同等になります。
バイオリンの音は単音ではないため基音が逆相で消えても倍音が残ります。
これは基音、倍音、調和音の組み合わせでも同じことが言えます。

>ヴァイオリンの倍音って、一音一音の音を認識できるものなのでしょうか?
一本の弦をはじいて出た倍音の構成を判別できるかということ?
そこまではどうでしょうか。一般的には「音色」の違いと捕らえられますが。
はじく位置や強さで、弦長を1/2波長とする倍数音が複雑に分布し、胴共鳴により各倍音の量も変わります。

二本の弦をはじいたときに調弦が(又は二人の調弦が)あっているか否かは、この「音のうねり」を聞くことになります。慣れれは1/10Hzのずれでも判ります。

>ずれた倍音の列がうねりを生むとすれば、差音によってできるうねりと区別はできるものなのでしょうか?
両者は同じことです。が、
「うねり」は二つの音源差によって生じます。一本の弦からは生じることはありません。
一本の弦から生じた多くの倍音は位相ずれを起こしません。
一本の弦で「うねり」が生じるならば、それは「その弦が均一ではない」ということではないでしょうか。

>>>
物理的にちょうど二倍音の関係になっていないということは、
人間の耳には不協和音として聞こえるわけですよね、
でもその不協和音の原因は、倍音の列のずれ以外にはないのでしょうか?

「倍音の列のずれ」という言葉が私にはわかりませんけでども、
楽器の音色というものは、単音であっても、その実体は多数の倍音の集まりとして成り立っています。
(だから、音を聴いて何の楽器かがわかるわけです。)
したがって、周波数が非常に近い2つの単音で起こるうなりと、ちょうどオクターブから僅かにずれた2つの単音で起こるうなりには、共通点があることは間違いないです。


>>>
エレキの奏法、ちょっと興味があるのですが、(よろしければ教えてください)
二つの弦で同じ音を鳴らして、というのは若干音程をずらして弾くということですか?

ギターを弾いたことがないので、技術的に、あるいは、どのように意識して弾くのかはわかりません。
12音律からちょっとずれた音を発生させるのですから、おそらく、片方の弦を、指で、弦と直角な方向に曲げていると思います。


>>>
そのときのうなりというのはヴァイオリンのヴィブラートのような感じに聞こえるのでしょうか??

いえ。まったく違います。
ビブラートには、多少音程がずれても、ずれていないように聞こえるという効果があります。つまり、きれいな音です。
しかし、ギターのその奏法で出る音は「汚い」です。(笑)
特に、ハードロックでよく使われますから。

弦の振動についての基本的な考え方です。
弦はコマ(bridge)と指で固定され、その間が振動します。この振動波は、コマ~指間の長さ(つまり振動する弦の長さ)の、1/0.5、1/1.0、1/1.5、1/2.0…波長の倍音を含み、振動を与える位置と強さ、胴の共鳴などにより各倍音の音量が変わってきます。これが音色の差になります。
つまり、一本の弦から生じる倍音の基音に対する比率は一定です。厳密に言えば、指の太さ(抑え方)により倍音ごとの支点が若干変わりますが。
2点を角度ゼロとするサイン波を考えればわかると思います。

調弦するときは、2本の弦を鳴らしてそのうなりを感じないところにすると思いますがどうでしょうか(バイオリンは専門ではないので調弦の仕方がわかりません…)。
これは基音でのうなりが強く感じられますが、基音と基音の2倍音とでも調弦はできますよね。

このうなりが2度の差まで(或いは8度±2度以内でも)は不協和音と感じられますが、2度半や3度ずれだと心地よく聞こえます。これはうなりが安定しているからだと思います。「差音」とは、このうなりを音と錯覚して聞こえる耳の特性を言っているのではないでしょうか。

「オクターブを弾いたときにひとつの音が若干ずれているときに聞こえるうなりはいったいどこからくるのか・・・。」
2本の弦を、同一音程での鳴らしたときとオクターブずらして鳴らしたときの、うなりが生じる様子は、同じです。↓の合成波を描いてみれば判ります。

別な面から、
sin(x)+sin(y)の合成波をパソコンなどで描画してみてください。この合成波の山頂を結んだ線を包絡線といい、これが音の強弱、つまりうなりです。
なお、オクターブは2倍(12半音)で、1半音上は「2の12乗根」倍の関係にあります(自然調律は若干ずれますが)。これを考慮して、y=x~2xの範囲でいろいろ試してみると、協和音、不協和音の関係がわかると思います。

差音とうなりは同じものと思っていましたが、調べたら違うようなことも書かれていました。
差音;音量が同程度の二つの音を同時に聞くと、その周波数(振動数)差を周波数とする音が聞こえ(しかし測定はされない、できない。つまり、実体は無い)、これを差音と言う。パイプオルガンは低音用長さのパイプを設置できないので、この差音で低温効果を稼いでいる。…
うなり;周波数差と同じ周期で生じる音の強弱の変化であり、差音とは異なる。
別な記述に「うなりは二つの音の周波数差で強弱が繰り返される」「うなりの繰り返し周波数は二音の周波数の差である」とあり、差音と同じ解釈文章です。
どう考えますか?

>倍音の列のずれ、というのは、たとえばオクターブを弾いたとき、
>上の音を若干ずらしたとします。そのときに下の音の倍音の列と、
>上の音の倍音の列がずれて、ずれができること、の意味です。
>倍音の列がばらばらにずれるという意味ではなくて・・・!
やっと理解ができました。再確認ですが、
「ずれ」→たとえば振動数を1.01倍にすると、それに含まれる倍音の周波数がすべて1.01倍になります(倍音の周波数比率は維持されます)。
この音と別な音との比較は説明が難しいですが、耳に聞こえるのは、倍音の各々、振動数が接近した倍音同士ではうなり(低速では不協音、高速では協音)でしょう。
調弦はこのうち、うなりを聞き取ってしていますが、それだけではなく、
離れた音でも音合わせはできます(和音でも。慣れ次第)。

>長六度の和音のときは、ハ長調(Cdur)だと
長六度とは、Cに対してはA ですよね?

>ハ長調(Cdur)だと5(eミ)-3(gソ)=2(dレ)で、DTは2の音になります。
この説明のうち、「5-3=2が成立する」件は私には理解できません(技量がありません)。
(eルートの7thのこと? egbdでEm7?)

CとGを同時に奏でたら、三つ目の音が何か聞こえるのですか? 複音楽器では聞こえるのでしょうか? 一般的には聞く人の感性によってEかE♭を感じるといわれ(聞こえるわけではない)、それは特定できないようです。ゆえに、5度は不安定な和音といわれるゆえんです。
演奏中では音を出す前に次のコードのルートは当然想像しえますから、この感性によって、それに調和した音を感じながら出すことができます(音を出してからでは遅い。出す前に感じないと。)

>たとえば高音域で3度の和音などを弾くと、倍音は周波数が高くて聞こえないのですが
>これが>聞こえて、変な音程だといやな感じを与えるので(音程によって変化する)
これが、「うなり」の変化速度(包絡線の振動数)が可聴域にあるので、音のように聞こえる、というものですね。先の例では、「差音」も同じ説明でした。

>eルート
難しいことでなはく、ルートとは和音の「根音」を言います。たとえば、eをルートとする3和音は、egb(Em)です。

>diminished 7th chord かな・・・
下記を参照してください。
http://musicsan.seesaa.net/article/55650110.html
メジャー・セブンス・コードって、長7度を加えるのですね。私は初めて知りました。
半音違いでも、オクターブ違えば許される? あえて不協和音を奏でる交響曲もありますが、jazzでは多用される?。

>CとGと同時に奏でたら…EフラットやE というのが聞こえるのではなく、感じる、
二つの音を聞いたときに、長和音/短和音のいずれかが頭に浮かぶ…というだけです。
それを想像させ、この後、曲はCmajかCminいずれに流れていくのか… 奏者の聞かせどころでしょう。

>バイオリンは修正できちゃうので
多くの楽器はこの融通性を若干は持っているものですが、頑固なのはオーボエと聞いています。
ピアノとオーボエって、どうやって仲良くしているのでしょうかねえ。

下記を見つけたので参考にしてください。興味深い記事で、冒頭のご質問に対する回答とも思われます。
http://homepage1.nifty.com/musica/differencetone.htm

STEP4バイオリンの高音域の倍音は聞こえない

バイオリンの倍音って聞こえるの?

ヴァイオリンの倍音って、高音域のときは聞こえないといいますが、
どの程度一音一音の音を認識できるのでしょうか?

たとえばバイオリンのオクターブの和音を弾いたとき、
どちらかのひとつの音が若干ずれていたとします。
そのときにうねりが生じますが、そのうねりというのは、
それぞれの音の持つ倍音の列(すみません、専門用語は
わからないので)がずれて形成されてしまうので
そのずれによるうねり、なのでしょうか。

それともずれた差音によるうねりなのでしょうか。

私も詳しくないのですが、

倍音列を、基音から切り離して聴くのは一般的に困難だと思います。
ただ、違う成分を入れる事で、聴き取りにくい音域の音が聴き取りやすくなる場合があります。

ここでいう倍音は、フラジオレットの事でしょうか。
それでしたら、実際にヴァイオリンを触って、どの程度の高さなら聴こえる・弾けるのか、試してみると良いと思います。

結構高くまで音が出ますが、
実際のところ、駒・弓に近くなってしまって、ほとんど微かになってしまいます。


オクターブを弾いて、どちらか一方がずれていたとき、
生じるうねりは、
1. 「オクターブ+α」の差のうなり
2. 低い音のもつオクターブ上の倍音と、オクターブ高い音の差のうなり
両方あると思います。

その上で、冷静に考えると、
α部分だけがうなりとして残ると思います。

例えば、
周波数が8の音があって、さらにオクターブ上でずれている、周波数が16+1=17の音を重ねます。
ここで考えられるうなりは、
1の場合、17-8=9のうなりがなりますが、これ自体と8とのうなりが生じ、1のうなりがなります。
2の場合、17-8*2=1のうなりです。

STEP5音色にニスが影響するのはなぜか

ヴァイオリンの音色にニスが影響するのはどうして?

ストラディバリウスの音色の秘密はニスにあり、
その調合は息子にも伝えなかったとか。
でもどうしてニスが音響に重大な影響を与えるのでしょうか?
素人的考えでは、形や材質が重要であり、ニスなど影響は少ないと思います。
表面に1ミリ程度塗るだけのものです。
実際にギターなどでは、ニスがどうのという話を聞いたことがありません。

またストラディバリは息子にもニスの調合の秘密を教えなかったそうですが、
どうしてでしょうか?
重要なものは伝えるべきでは。
もうひとつ、ニスの謎ですが、
科学分析してもわからないのはどうしてでしょうか?
化学変化が進んでしまっているからですか。

よろしくお願いします。

こんにちは。

ニスが塗装されると被膜の様になり共鳴が良くなります。
木に染み込むとぼやけた音になるので、この調合が
絶妙だったと聞いた事があります。
(ニスの効果はギターでも同じです)

また、今は良い音でも経年劣化で200~300年後に
銘器と呼ばれているかは不明だと聞いた事もあります。
これを考えると出来立ての頃は、今ほどの音色を
出していなかったのかも・・  ってのは考え過ぎか。

ニスとヴァイオリンの音響・音質については、科学的にはきちんと理論が確立されていないのが現状です。

音楽の専門家でも、ニスの効果については言い分がまとまっていません。

ただ、だいたいわかっていることはいくつかあります。

まず、ニスを塗る一番の理由は、楽器表面の保護です。
ニスを塗らないと、木材は水分やほこり、汚れを吸い込んでしまい、著しく劣化します。ニスを塗ると汚れなどから保護し、強度も増します。このあたりは異論はほとんどないようです。

ニスが良い音色に効果を与えていると主張する方たちは、
仮にニスが塗られていないヴァイオリン属の楽器は、耳障りな高周波の音を出しやすくなるとのことで、ニスが塗られると耳障りな周波数帯が抑えられて心地よい音色になりやすいらしいのです。

ちなみに、弦が発した音を共鳴させるのは、共鳴胴と言われる部分ですが、その共鳴に周りの材質が影響を与えていると考えるのが自然でしょう。現在作られているヴァイオリンも大きく分けて2種類あるニスをさらに配合を細かく工夫し、年月をかけて重ね塗りするそうです。

ただ、名器と呼ばれるヴァイオリンとニスの因果関係は解明されていないのが現実で、「おそらく独自のニス配合と経年変化がもたらしたもの」という説が唱えられ、割と支持されてきているのです。

ニスの配合がわからないのは、経年変化もあるでしょうが、何種類ものニスを手作業とは思えないほどの薄さで重ね塗りしているからだと思います。

アマティ,ストラディヴァリなどの名器について,ずっと以前に読んだ
本には,ニスも音を決める重要な要素のように書かれていました。
ストラディヴァリはニスに何を混ぜたのか,それを探るために,
卵黄を混ぜた人もいるとか,なぞが深まるように書かれていました。
しかし,現在では,音とニスの関係はあまり重要視されていない
ようです。その結論に至るまでには様々な実験や研究があった
だろうと思います。

現在のヴァイオリン製作技術は科学的な根拠や方法(技術)で,
もしかしたらストラディヴァリ以上かもしれません。
でも,今日,できた楽器がストラディヴァリを越えるかどうかは
100年,200年と経たないと分かりません。
逆に,ストラディヴァリウスが作られた当時は,今のような音が
していたかどうかも分かりません。
その当時と今とではピッチ(絃の張力)も違います。

ニスと音が無関係とは思いませんし,重要な要素のひとつでもあると
思いますが,名器の「決め手」というほどのものではないと思います。
演奏会での客席の位置からとか,テレビでしか見たことが
ありませんが,ストラディヴァリウスにも楽器によってニスの色に
違いがあるように思います。
いつも,同じニスを使っていたとは思えないのですが…。

>ニスは楽器の周辺に塗りますが、
>内部には塗ってないのでは?
>音を出すのは内部なので、ニスの影響は少ないとおもうのですが。

そうです。
一番重要なのは表板と裏板の加工(削り具合)です。
削る事により強度が失われます。それを補うためにも
ニスが使われています。
ニスの種類により同じ材質、同じ板の厚みでも
硬度が変わるのです。
硬度が変われば共鳴具合は変わります。

ちなみに、内側に塗らないのは
・木に楽に呼吸させるため(湿度の問題)
・音が硬くなる(キンキンする?)
と聞いた事があります。
初期の物には内側にニスを塗ったものが
有るかもしれませんね。

> ヴァイオリンの倍音って、高音域のときは聞こえないといいますが、
●当然そうなります。
周波数500,1000,2000の音が、正しく聞こえたとします。次にこの2オクターブ上の音を出すと、2000,4000,8000になります。しかし(個人差はありますが)8000の音は、完全には聞こえません。したがって、この2つの音は「2オクターブ違いの完全な同音」には聞こえないはずです。

> どの程度一音一音の音を認識できるのでしょうか?
●楽器によります。フルートは正弦波に近く、高調波を多く含みませんから、前項のような現象は、あまり感じられません。

> うねりというのは、それぞれの音の持つ倍音の列がずれて形成されてしまうのでそのずれによるうねり、なのでしょうか。
●そうです。
500,1000,2000を出すつもりのところ、基本の500が1%ずれれば
505,1010,2020が出ますから、それぞれの倍音についてうねりは起きます。

> それともずれた差音によるうねりなのでしょうか。
●ご質問の意味がよく分かりませんが、5度の和音を出そうとして
(500,1000,2000)+(750,1500,3000)のつもりのところ
(505,1010,2020)+(750,1500,3000)を出してしまえば
基本波からは7.5ヘルツ、第1高調波から15ヘルツのうなりが聞こえるはずです(505×1.5-750=7.5)。

> 二つの弾かれている音のひとつがずれていたら、差音も本来あるべき位置からずれて、それがその弾かれているふたつのもとの音と不協和音のようなものを形成したりとかするのではないかなぁと‥

そこまでご心配になる必要はありません。うねり(beat)は、近い周波数の間でしか起こりませんから、原音とうねりの間ではうねりは起きません。

放送大学の「音楽理論の基礎」は、とても良い講義です。タダですし‥

>ところで、実際にどちらがより強く人間の耳には聞こえてくるのでしょうか・・・??

一般的にどうこう、ということは言いにくいと思います。
倍音は、基本の音よりも、一般的には小さい成分だろうと思われますし。

あと、認知心理学(でしたっけ)的に、確か、ある音と倍音に相当する音と鳴っている時は、基本に相当する音の方が聴こえる、というような性質があった気がします(逆かもしれません)。
それもあって、倍音、倍音との差音、倍音と倍音の差音は聴こえにくいはずです。

(ピアノの音は、オクターブでも別の音に聴こえやすいようにトリックがあったりしたとおもいます。)

一応、ベースにあるのは、物理学の波の理論で、
違う高さの音(定常波)が重なると、差音(差分の波)が発生する
ですよね。

いわゆる、"うなり"は非常に低周波な差音な訳で、
そうじゃなくて、もっとしっかりした音高をもった差音もあります。



パイプオルガンのように、自由に人為的に倍音を加えられる楽器で遊んでみると面白いかもです。
パイプオルガンの場合は、
長三度系・完全五度系の倍音を人為的に入れたりしますが、
これはある程度聴き取れます。

STEP6木が乾いたらいい音に

バイオリンはなぜ木が乾いたらいい音になるんですか?

バイオリンはなぜ木が乾いたらいい音になるんですか?
自然乾燥させないといい音にならないんですか?

木材は乾燥すると固い繊維質だけが残ります。
厳密には含水率と言って、繊維質の空隙以外の
細胞内にも水分子が結合した状態で存在するので
少量ながら水分は存在します。

私は建築関係者ですが、住宅に使用する無垢の柱の
KD(キルンドライ)材の含水率は15%のものを
使用することが多いです。

これに対して、グリーン材、所謂、製材しただけの
生木と比べると、叩いた時の音がまるで違います。

水分が多量に含まれる木材を叩くとボコボコと
湿った音がするだけですが、KD材を叩くと
コーン、コーンと楽器のような響きになります。

樹脂にもよりますが、シロホンなどに使われる
ローズウッドや黒檀、紫檀、カリンなどは
最初から楽器として生まれたのではないかと
思う程、澄んだ美しい音色が鳴ります。

純粋な木材ではありませんが、備長炭などは
これは本当に元は木なんだろうか?と訝る様な
金属音が出ます。

専門家ではないので詳細は判りませんが、
乾燥した繊維の集合体になった木材は、
ピンと張りつめた弦と同じような、正確で
一定の周波数の振動を維持できる、共振を
起こすのではないでしょうか。

面の弦、或は立体の弦、という観方も
出来るのではないかと思います。

濡れた紐では、弾いてもろくな音が出ませんものね。

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