神出鬼没のゲリラ豪雨 ひまわり8号でより正確に予想するしくみとは?

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はじめに

予想の難しい「ゲリラ豪雨」

ひまわり8号で、予測がつきやすくなったとは言いますが・・・

・どういう仕組みで性能アップ?

・予測しにくいって、夕立やスコールと何がちがうの?

・ゲリラ豪雨の特徴は?

・新語ができた背景は?

等、今回はゲリラ豪雨お役立ちQAを集めました。

ひまわり8号でより性能アップの、ゲリラ豪雨予想の仕組み

こんにちは。

ひまわり8号で得られた気象情報を「京」(コンピューター)で100通りの天気図を作成します。その中から一番現実的で正確そうな天気図を一つ選んで、その選んだ一つの天気図をさらに「京」を使ってまた100通りの天気図を作成します。これを繰り返すことによって誤差の少ない天気図が作成されます。

完全に誤差をなくすことはできませんが、こうすることによって今までよりもより正確な天気を予想することが可能になるのです。そのようなわけで、今まで手をこまねいていたゲリラ豪雨に対しても正確に近い予想ができるようになったということになります。

文明の利器、様様ですね。

ゲリラ豪雨、夕立、スコール、通り雨・・・何が違うの?

ゲリラ豪雨とスコールの違い

前回、ゲリラ豪雨と通り雨に関する質問をしましたが、
ゲリラ豪雨とスコールは何が違うんでしょうか。
温暖化で熱帯化してるからゲリラ豪雨みたいな雨がふるんじゃなないのか、ゲリラ豪雨は熱帯のスコールに似てるんじゃないか、と思います。
スコールもゲリラ豪雨も突発的に発生する豪雨ですよね。
ゲリラ豪雨というこのゲリラという言葉を使うことに違和感を感じてしまいます。
そんなに突風を伴うわけじゃないけど、スコールじゃだめなんですか?

夕立とゲリラ豪雨は、気象学的に定義された用語ではありません。
スコールは、科学用語であり、以下の定義があります。
毎秒8m以上の風速増加を伴い、最大風速が11m/秒以上で、1分以上継続する気象現象。つまり、突発的な風の強まりのことで、雨のことではありません。
通常、中層からの下降気流または中層での対流による冷却により発生し、局所的な下降気流を強め、激しい降水を伴うことが多い。
「急激な風速変化を伴わない激しい降雨」はスコールではないということです。この手の「激しい降雨」は英語ではshower(シャワー)といいます。

ゲリラ豪雨

ゲリラ豪雨は普通の通り雨とどう違うのですか?
ゲリラ豪雨の定義ってなんですか?
これは正式な名称ですか?

 手元の事典では、『集中豪雨と同様に気象学的には明確な定義はなく、気象庁も使用していないが、マスメディアや一部の気象会社が使用している』と書かれています

 一応、ゲリラ豪雨と呼ばれるものは『約10~数十平方キロメートル範囲の狭い地域に、時間雨量が50ミリを越えるような豪雨が短時間に降る現象』と書かれていますね。

 ゲリラ豪雨も、集中豪雨の一種ですので、もし、「ゲリラ豪雨と集中豪雨の違いは?」というご質問なら、「集中豪雨のうち、降雨範囲が比較的狭く、降雨時間が比較的短く、降雨範囲・時間の予測が比較的難しいのがゲリラ豪雨」ということになるかもしれません。これは私の勝手な定義です。


 他方、「通り雨」とは、「しきりに降ってすぐに晴れ上がる雨」です。『驟雨(しゅうう)』とも言います。

 ザーっと降りますが、豪雨とよべるほど激しくは降りませんね。集中豪雨と呼べるほど長い間降ってもいません。

 昔から「朝雨と女の腕まくり」という言葉がありました。

 心は、「形だけで、たいしたことない」です。大きな、重量物を動かせるわけではないし、すぐ気分(降り方)が変わってしまう。

 「本降りになって出て行く雨宿り」という川柳がありますが、「本降り」というほどの降り方がないのが、通り雨です。

『ゲリラ豪雨』も『集中豪雨』も、気象庁で使用する正規の気象用語ではありません。
従って正式な定義は無く、マスコミによる読者・視聴者の興味を引きつけるための造語です。『爆弾低気圧』等も、刺激的でなんとなく親密ささえ覚える命名法ですが、命名者自身、確かな説明は出来無い不明確な用語です。
印象としては、これまでに経験したことが無いような、突発的で予想外な積乱雲の連続的発生で大きな災害をもたらす、まるで武装ゲリラの襲撃のような局地的ながら激しい強雨による大きな災害の発生を意味しているようです。
これらの造語は日本のマスコミが得意とする所ですが、正規に定義されていないだけに、天気予報士にも解説困難です。
『エルニーニョ』『ラニーニャ』等の気象用語も、現象の簡略な表現用語として命名されていましたが、当該現象の存在確認とある程度の気候学的裏付けが得られ、WMO(世界気象機関)から気候表現用語として公認されるまでには、可成りの年数を要しました。

「ゲリラ豪雨」は気象用語ではなかったのですね。

今までだって夕立あったのに・・・ゲリラ豪雨のゲリラたる所以は

夕立とゲリラ豪雨は少し違います。

夕立は予測がつきました。
入道雲が発生するのは見えましたし、降ってくる間近になれば空は真っ暗…いろいろな雰囲気で来るのはわかりました。

しかし「ゲリラ豪雨」は全く違います。
入道雲の発生は見えないで、代わりに「壁みたいな、上から下まで真っ白な雲」が、ものすごい速度で移動をしてきます。
ポツポツ、ときて、ザー!という降り方ではなく、いきなり「バケツをひっくり返したような雨」になるところも違います。
降雨量も夕立のそれとは全く違いますし、一度降り始めるとなかなか止まないところも違います。
「降雨システム」が全く違うのです。

 昔の「夕立」は、そこまでひどくなかったようです。

 また、昔はアメリカの特異現象と思っていた「竜巻」が、日本でもしょっちゅう見られるようになりましたね。

 局所的な強い上昇気流が、昔に比べて発生しやすくなっているのではないでしょうか。

 マスメディアの用法が正しいと確言できませんが、よくドキュメント番組などで「バンコクではこの時期、毎朝のようにスコールがやってくる。降り出すとたちまち町中が水浸しだ」みたいなナレーションがよく入るのを覚えています。

 定期的でもいいし、被害が予想される程度でも問題ナシのようです。

 それに対して対してゲリラ豪雨は、神出鬼没。どこで悪さをするか、どれくらいの被害を出すかまったく予想できない、ものです。

まったくもって神出鬼没、という点が新たな問題だったわけです。

ゲリラ豪雨・・・新語ができた背景は?

2008年度に首都圏北部で起こった局地的な集中豪雨を予測できなかった反省から気象庁が新たな観測網を引くことを決めたことが下記新聞ニュースにも出ています。

それ以前からも西日本各地(特に山間部)で予測できなかった局地的な豪雨被害に対してゲリラ豪雨という表現がたびたび使われていた記憶があります。集中豪雨は西日本各地ではたびたびありますが、比較的長雨で近年はほぼ予測通りのものです。しかし予測できなかった局地的な集中豪雨は短日時で発生するので予想外の被害が発生しニュースになります。
ゲリラ豪雨という言葉を使い始めたのはどのマスコミが初めかは知りませんが、関東圏、首都圏でも使われだしたのは2008年以降ではないかと勝手に推測しています。

 私は、従来の概念では表しきれない新しいものが現れたときには、それを的確に表す新しい言葉が生まれてくるのは自然な現象だと考えます。(人目を引くための新語の濫造という要素も否定はしません。また、「ゲリラ」が軍事を連想させるという点は、差別語に敏感な方も多いですから、問題であるかもしれません。)
 たとえば持ち運び可能な電話を、従来の物と区別するために「携帯電話」と呼び、その電話が広く普及し、従来の電話とは大きく異なる物だと認識されるに至って、発音の利便性ともあいまって「ケータイ」と呼ばれるようになったのも(ゲリラ豪雨はケータイほど身近なものではありませんから「ゲリラ」と称されるには至っていませんが)同様の事象ではないでしょうか。(「懐中電灯」は皆が昼間も常に持ち歩くものなら、「カイチュー」になったかも。「懐中時計」は普及率がケータイほどではなかったのかな。)

 したがって、主に突発的な「都市型」洪水を引き起こす(「関東圏で、東京も含めて」起こる)集中豪雨が、従来の集中豪雨と区別され、別の名称で呼ばれることはおかしくないと思います。もちろん、もし大阪・神戸・京都あるいは福岡といった関西・西日本の都市で、被害が多発するか、甚大な被害が起きれば、それも同様に呼ばれることでしょう。(すでに、それも山間部の被害に使われていたという回答もありますが。)

 農山村では集中豪雨による従来型の被害はあっても、地下街への浸水などの災害は起こりようがありませんから、都市型を意味した新しい名称(実現性はないでしょうが、たとえば「シティ豪雨」といったような)は当然用いられないでしょう。しかし、気候の変動で突発性が強くなれば、その突発性を強調した名前で呼ばれることになると考えます。

神出鬼没で被害の規模から、新たな概念が必要になった、ということですね。

ゲリラ豪雨を防ぐ町並み?個人で出来ることは?

ゲリラ豪雨を防ぐ

ゲリラ豪雨を防ぐにはどうしたらいいでしょう?
こんな事をしたらいいと思う みたいな事を教えて下さい。

例えば
ゲリラ豪雨の原因のひとつになっているヒートアイランド現象を止めるためにビルの屋上に木を植えることを義務づける  など
今まで聞いたことないようなものでもいいです
よろしくお願いします

ヒートアイランドの抑止だと、「都市化」そのものをどうにかしないと、ビルの屋上緑化ぐらいでは「焼け石に水」だと思いますね。

アスファルト舗装をやめて保水性浸透性の高いものにする。
道路の面積(幅も長さも)を減らして、草の面積を増やす。
自動車をやめて電車と自転車と馬車にする。

これぐらいを「不便だ」と文句言うかどうかの、「兼ね合い」になるでしょう。

ゲリラ豪雨対策ありますか?

ゲリラ豪雨対策ありますか?
自宅でもできるゲリラ豪雨対策はありますか?
ありましたらお願いします。

自宅の環境や一戸建て、マンションなどにもよりますが、
下記サイトを参照ください。

http://www.bo-sai.co.jp/suigaitaisaku.htm

最低でも非常用品備蓄と避難場所、避難路の確認は必要と思います。
お住まいの状況によっては、土嚢や止水板の用意、
家具や家電製品の防水対策が必要です。

ここ数年、個人宅や公共施設に雨水用の貯水タンクを設置する活動が行われています。
それ以外にも、雨水浸透マスの設置を推奨しています。
自治体によっては、助成金もでるようです。

崖のある地域には住まない。
昔から河川の氾濫する地域には住まない。

皆で考えること、個人で出来ること、できることはしておきたいですね。

まとめ

文明の発展からおこったであろう現象を、文明の発展による機器で対応。

災害は未然に防ぎたいものです。

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