負の感情に支配されていませんか? 職場で“攻撃的な人”に遭った時、怒りや悲しみを増幅させない考えかた

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はじめに

Photo by 足成
職場で聞こえよがしに嫌味を言われたり、必要以上に責めたてられたり、罵倒されたりしたら、嬉しい人はいませんよね。ショックだし不愉快だし、働きづらいし……。そういう時、あなたならどうしますか?

今回は、職場で“攻撃的な人”に遭遇してしまった時の、心の距離の測り方についてお話しします。

ご指名ありがとうございます。

今回は、相手を訴えることを検討している、という方のお話を伺いました。

質問者さまは、ストレスでいっぱいいっぱいになっている中で、この投稿をされたのでしょう。非常に混乱した感じが伝わってきました。

お話を整理してみます。


状況を整理してみます。
※ここでは、問題の人物をAさん(仮)と呼ぶことにします。

≪トラブル以前≫
  • 同じ派遣社員という立場にあるAさんと、親友のような仲だった。
≪トラブル1≫
  • 確認事項に関する認識の行き違いがあり、それを境に、Aさんの態度が豹変!
  • Aさんは、人前であからさまに怒声を浴びせた。
  • Aさんは、質問者さまが間違っているかのように、上司に報告した。
  • 実際は、質問者さまのされたことに不都合はなかった。(Aさんのほうが思いこみで発言したようだ)
  • Aさんからの謝罪はない。

≪トラブル2≫

  • 仕事上のストレスから、勤務時間が異なる人に愚痴メールを送ってしまった。
  • 上司が知るところとなり、お叱りを受けた。
  • Aさんはメールの一件を知ってか、そのタイミングでも怒声を浴びせかけてきた。
≪質問者さまの望み≫
  • 可能なら「相手の行為をモラルハラスメントとして訴える」こと。
大変な目に遭われましたね。
質問者さまのように、まず困った相手とは距離を置き、当たり障りのない会話しかしないという対応が正しいと思います。
一方で、その職場にいる限り、Aさんは何かのきっかけをとらえて、わざわざ攻撃的な言葉を投げつけてくる恐れがありますよね。

ここは、怒声を上げたい人に口実を与えないためにも、隙を見せない仕事をしたほうがよさそうです。

派遣社員がトラブルにあったら、自己処理は禁物。

相手に理不尽なことをされた時、自分でできることは何でしょうか。
  • 相手に抗議する。
  • 上司に相談する。
  • 何か勘違いされているのなら、話し合って誤解を解く。
  • 何を言ってもムダなので、無視する。
など、いくつかの選択肢がありますよね。
  • 「訴えてやる!」
という発想もあるのだなと、私も学ばせていただきました。

この中からどれを選ぶにせよ、派遣のお仕事をしている以上、踏むべきステップがあります。
派遣社員は、派遣先で何か問題が生じたら、派遣会社のコーディネーター(担当者)に報告を行う必要があります。
このステップを飛び越えてアクションをとると、派遣会社の方を困らせてしまうことも。何をするにも、一度は担当者に話してから、です。

訴えるためには証拠をそろえよう!

職場のモラルハラスメントというのは、大変巧妙に行われるものです。ご本人が味わっているつらさの程度を、他人が理解するのは簡単ではありません。パワハラやセクハラと違って、「何だかモヤッとしていてよく分からない」例が多いのです。

この場合も、モラルハラスメントとして訴えることができるか、安易な判断はできかねます。


もちろん、Aさんの態度にはかなり問題があり、叩けばホコリが出そうです。何としても訴えたければ、専門家の協力を仰ぎましょう。

本気で訴えたいなら、証拠集めが欠かせません。
相手が吐く暴言をICレコーダーで録音するなどして証拠を作り、派遣会社のコーディネーターや、職場で責任のある方に聞いてもらいます。そこで解決することもあります。
とりあってくれなければ、いよいよ労働基準監督署などの機関に持ち込み、訴えを起こします。

相手を許すことができなければ、このように具体的な行動を起こすしかなくなりますよね……。


ただ、今回の場合、時間と労力を使ってまで戦うことが、果たしてご本人のためになるかどうか。率直に言えば、疑問に感じます。


訴訟等になると、その間ずっと、不快な人物について意識していなければなりませんよね。それがいい選択だとは、どうしても思えないのです。

訴える前に、「手放すこと」も考えてみませんか?

相手の行為に対する不満、怒りや悲しみをずっと引きずっているのは、苦しいことでしょう。負の感情を手放すことはできないでしょうか?

自分の言動をよりよいものにしようとする努力はできますが、他人の言動は変えられません。
残念ですが、向こうが攻撃したくなってしまったら、こちらでは止められないのです。
しかし、
相手には「何も期待しない」と決めてしまうと、怒る理由がなくなります。
「謝罪してほしい」「配慮してほしい」「乱暴な口を利かないでほしい」……とるべき態度への欲求があるから、相手に裏切られた気がしてしまいます。そのせいで、負の感情にとりつかれる、と考えられます。

Aさんは謝罪できず、配慮できず、乱暴な口を利く人物です。Aさん自身にその気がない限り、それを変えることはできません。そんな相手の欠損を認めて、他人の人間性には何の望みも持たないほうがラクになれるのでは。

職場は「呉越同舟」である! そう割り切る必要もあります。

呉越同舟」という言葉をご存じでしょうか?

呉越同舟」…仲が悪い人同士が同じ境遇にいること、あるいは共通の目的のもとに集まって、反目しながらも互いに協力し合うことを言います。
職場で会う上司や同僚が気の合う人なら、どんなに楽しいことか。しかし、大人の世界は「呉越同舟」がベース! プロジェクトを成功させる、給与を受け取るなどの目的のために、「何なんだこの人」という相手と居合わせながらも、職務を遂行します。
Photo by 素材辞典2
職場では、特定の人と関係を深めることも、はっきりと敵対することも、必要ないのです。
私たちには、気が合っても合わなくても、目的が同じだというだけの赤の他人と一緒にいることがあります。その一つが会社です。

そこを割り切って、ちょうどよい心の距離でいれば、負の感情はわきにくくなることでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 「相手には何も期待しない」というたった一つのことを決めるだけで、心が晴れる日もあります。それだけをお伝えしたかったのです。

どこか一カ所でも、参考になる部分があれば幸いです。

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