はじめに

来年3月の卒業を控えた大学生の方、就職先はもうお決まりですか。
就職先を探す際、お世話になった大学関係者や内定先の方、またアドバイスをいただいた先輩など、たくさんの方々のお陰で今があります。
誰にどんな年賀状を出したらいいのか、考えてみましょう。
【質問】内定先の企業に年賀状は出すべきでしょうか?
【回答】出したほうがよい関係を築くことができます。
また、会社によっては入社後の配属に影響することも…。
「お世話になった人事の人には、年賀状を送るべき?」
「学校から年賀状を出すように指導を受けているけれど、実際は送ったほうがいいの?」
など、社会人になって初めての年末年始は年賀状で悩む内定者が多いようです。実際に企業の人事はどう思っているのか、Q&Aサイト OKWave に投稿された回答をピックアップしました。
人事やってます。
内定者の方からの年賀状はありがたいです。
入社後の評価には関係しませんが、気持ちの問題で、あぁ気にかけてくださってるのだな、些細な事ですが、嬉しいです。
採用を担当しています。
送らなくても失礼にはならないと思いますが、
もし送ってくれたら担当としては嬉しく思います。
規定の文言だけではなく、
「採用されて嬉しかった/春から一生懸命がんばります!」
という気持ちを簡単に書き添えてくれたらもっと嬉しいです。
人事担当です
頂くのは少なくともマイナスでは有りません
○○株式会社 人事部御中...で構いません
採用担当者 様...でも良いでしょう
できれば一言近況など添えましょう
「4月に御社に入社する事を励みに学業に勤しんでいます」...でもなんでも構いませんが...
来ない人は...特にプラスにはなりませんね
>名刺を1人の方から頂いたくらいです。
その方にももう1枚...ついでに...(笑)。
自分の名前を売ることも社会人としては必要です...それほど経費は掛からないし...
礼状の有無や内容で配属先を決めるという人が(昨日の某忘年会の席に)おりました。もともと「礼状のようなもの」を書いたり、電話したりすることを生業とする部門をもつ会社ですので特殊な例だとは思いました。
主に採用担当者からの回答を集めましたが、多くの人が『内定者から年賀状をもらったら嬉しい』という気持ちでいることがわかりました。
それまで採用担当者と学生として接していても、入社したら同じ会社の先輩後輩。人と人との付き合いですから、ちょっとした気遣い、心遣いがその後の社会人生活、人間関係によい影響を与えてくれることでしょう。
【インタビュー】内定者から年賀状が届いたらどんな印象を持ちますか?
実際の企業2社にご協力いただき、『内定者から年賀状が届いたらどんな印象を持つか』についてインタビューをしました。
■インタビュー①:広告制作会社/代表取締役社長
内定者からの年賀状が届くと、気配りができマナーの訓練がされている印象を受けますので、出身大学も気になりチェックします。
年賀状は文字や文章からのその人柄も垣間見えますので、直接的でなくても配属に影響する場合もあると思います。
社会人になったらマナーは避けて通れない重要なスキルなので、大学生のうちにきちんと経験をして欲しいですね。
■インタビュー②:印刷会社/取締役
年賀状や手紙を送ってくる内定者には、プラスの印象を受けます。
その人の第一印象として記憶にも残りますね。
業種によって受け取り方は異なるかもしれませんが、特にクリエイティブを扱う会社としては、礼状や年賀状、受け答えなどによって配属を決める際に多少は影響することもあります。
両社とも、年賀状をもらうことで入社前に好印象をもつ、という返答でした。
業種によって差はあるものの、礼節を普段から大切にしている、または業務と関係があるといった会社は部署配置を決めるポイントにもなっているようです。
内定年賀は誰に送る?いつまで送る?
送り漏れなどがあっては寂しいですから、最後に「内定年賀」リスト作成のコツをお伝えします。
内定年賀リスト作成のコツ
- 今年の就職活動でお世話になた人たちの顔を思い浮かべリストアップしてみましょう。
- 心に浮かんだ人を全員書き出します。
- その中で生涯の付き合いをしていきたい人に◎をつけます。
- 残った人たちの中で、「一度はちゃんとお礼を言っておかなきゃ」と思う方に◯をつけてください。
これで、今年の宛先リスト(内定関係)は出来上がりです。
年賀状は「出し始めるとやめられない」という側面がありますが、ダラダラと義務感のみで交換を続けるのは精神衛生上もよくありませんので、◯印の方は「今回限り」のつもりで書きましょう。
◎印の方は当然、翌年も出すことになります。
このように、年賀状の宛先リストは、毎年キッチリと更新する必要があります。
これを怠っていると年賀状作りが単なる作業になってしまい、楽しみ、喜びがなくなってしまいます。
基本的に、学校関係者、内定企業の担当者への年賀状は◯印だと思えば気軽に出すことが出来ます。
まとめ
Q&Aやインタビューでもあるように、「内定年賀」は、会社の新メンバーとして知ってもらい、好感をもってもらうにはピッタリのツールではないでしょうか。
入社前の企業へのご挨拶で、好感度に差をつけましょう。
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