子どものしつけに役立つ本

  • ガイド ( How to )
  • 閲覧数:0
  • ありがとう数:0

はじめに

Photo by 近未来教育変革研究所
働くママにとっては、子どもと向き合う時間を作るのもひと苦労ですね。 「もっとたくさん関わって、いろいろなことを教えてあげたい」 そうは思うものの、現実にはなかなか時間に余裕がないですよね。 そうした中で、しつけに役立つ材料はないものかと思ったことはありませんか? ここでは子どものしつけに役立つ本についてお話ししたいと思います。

そんなバカな! なぜ、うちの子が?

学校で他の子をいじめていた…
外で悪さをしてお巡りさんに怒られた…
ウソばかりつくので、クラスのみんなから嫌われている…
自己中心的な行動ばかりで、いつも先生に叱られている…

などなど、予想外の事実にとまどってしまうママは、決して少なくありません。
「まじめに子育てをして、いつも気に掛けていたのに!」と思うこともしばしば。
そして多くのママが、自分の子育てがまちがっていたのかと不安になってしまいます。

でも、ちょっと待ってください。自分を責めても解決にはなりません。
また、完全無欠のママがいるなんて、一度も聞いたことがありません。

はじめに申し上げておきますが、そもそも、子どもはいたずらをするものですよね。

まったく何のいたずらもせず、単なる「いい子」で育つ方が、むしろ心配です。
なぜなら、大人にとって都合のいい子どもになろうと考えている可能性があるからです。あるいはいたずらをする元気さえないほど、毎日を疲れて過ごしているのかもしれません。

未熟な子どもに完璧を求めるのは酷というものです。
ただ、ものごとには、たしかに程度(ほどほど)というものがありますね。人として越えてはいけない一線を、どうすれば理解してもらえるのでしょうか?
そこでオススメしたいのが、ある種類の本を与えて読ませるという方法です。

「神話」「伝説」「童話」がおすすめ!世界中の人類が大切してきた遺産

太古の昔から、世界中のあらゆる地域・民族が、社会の秩序を守り続けてきました。
集団におけるルールやタブーなどを、文字のない時代から語り継いでいるのです。
それらは今、「神話」とか「伝説」とか「童話」とか呼ばれる読み物になっています。

世界中の神話や伝説、童話には、ある共通性があります。それは、集団生活からはみ出さないための、約束事が書かれているということ。

ウソをついたら、必ず自分が痛い目に遭う。
約束を破ったら、必ずその報いを受ける。
盗みや裏切りなどの悪さをすれば、必ず罰を受けることになる。
人より欲張る者は、すべてを失う。

こうした社会生活のルールに関係するお話がたくさんあります。
たとえば、『オオカミ少年』のお話は皆さんもご存じのことでしょう。
『ハメルンの笛吹』や『浦島太郎』では、約束を破ってつらい結末を迎えます。
このように「むかしばなし」と呼ばれる類のお話には、教訓が含まれることが多いのです。

法律さえなかった大昔は、こうしたお話を、家の中で大人が子どもに教えていました。子どもたちはそのお話を繰り返し聞きながら、悪い行動への恐怖を覚えていくのです。日本でも文字のなかった時代から、こうした習慣によって社会規範を教えていました。「~するな」と命令するのではなく、子どもが自分で気付ける材料となっていたのです。

ただ読ませるだけではダメ

神話や伝説、童話などの教訓的なお話を読んだだけでは、教育的効果は高まりません。大切なのは大人たちが子どもと向き合って、会話の中で知識の定着を進めることです。ただ「読んだ」で終わらせるのではなく、実体験とからめて知識に変えるのです。

子どもがよいことをしたら、しっかりと褒めてやること。
正しいことだったのだ、と子ども自身に認識させるためです。

悪いことをしたら、しっかりと叱ってやること。
悪いことだったのだ、と子ども自身に気付かせるためです。

そうした対話の中で、子どもたちは読んだ本のことを思い出すことでしょう。
褒めたり叱ったりするときに、「〇〇のお話と似ているね」と言えば、定着も進みます。

読み物を「読み物のまま」終わりにするか、「体験」としての学びに変換できるか。その違いは、かかわる大人たちの発言によって生じます。

子どもが小さなうちは、読み聞かせをしてやるとよいでしょう。
その時、子どもの行動をからめて褒めてやると、規範意識の定着が早くなります。
叱る時にも感情的に怒るのではなく、「〇〇のお話もこうだったね」と言いましょう。

【私の子育て体験】本から多くを学び取ってくれた一人息子

私は7年前に妻を亡くして以来、シングルファザーとして子どもを育ててきました。当時、一人息子はまだ8歳で、小学2年生でした。

その時は私立高校に勤務していて、まさに学校改革を推進している真っ最中…
多くのシングルマザー同様、子どもと向き合う時間を確保するのは難しいことでした。少しでも息子の気が紛れるようにと、私はたくさんの本を買い与えました。

買ってきた本は、その多くが神話・伝説・童話の類でした。
自然と人間の共生や、人としてのあるべき姿を、息子はそうした書物から学びました。そのせいか、穏やかで、人に対して優しい性格に育ってくれました。

小学校・中学校では協調性が評価され、学級委員長や学年委員にも選ばれました。
息子との時間はめったに作れませんでしたが、先人の知恵には偉大な力があったようです。

余談ですが、ロールプレイングゲームにも神話や伝説の要素がたくさん入っていますよ。(ドラゴンクエストやファイナルファンタジーのような冒険ものです)時々は一緒にゲームをしながら、関連する神話や伝説の話もしてやりました。

彼が書物から学んだのは、「弱い立場の人や苦しんでいる人を守る」ということでした。また、「正しいこと」を頑張って守り抜くということでした。

男らしさは不足がちですが、自然や人々に対する優しさを身に着けてくれたと思います。

【私が回答しました】教育改善アドバイザー 藤井秀一

Photo by 藤井秀一
NPO親心支援協会 副理事長
NPO日本プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー協会 キャリア教育事業部長
NPO学生キャリア支援ネットワーク 近未来教育変革研究所 所長

教育サポートを志す仲間たちと共にNPO親心支援協会を設立。
21年間に及ぶ国語教師としての職歴を持つキャリア・カウンセラー。
フジテレビ「ノンストップ!」ほか各種メディアに出演、大学や専門学校への講演・講義の提供、埼玉県教育委員会の公共事業に参画するなど、日本の教育をバックアップし続ける。
マザー・ニア・フェスタ2013特別講師。

ママの笑顔から日本を笑顔にする【マザー・ニア】

Photo by マザー・ニア
一般社団法人マザー・ニアは ママの自立支援、起業支援、自分らしく生きること、そして、働きながら子育てできる社会創りを目指します。そのために、30万人のママネットワークを作り現場のママの生の声を正しく発信し伝え、それを実現します。

マザー・ニア公式サイト http://mother-nia.com/

子どもの心を育むおすすめ本

私がおすすめする、子どもの心を育む本をご紹介します。

・宇治拾遺物語(岩波少年文庫)
中世日本をはじめとして、インドや中国の昔話が入っています。
皆さんがよく知っている「こぶとり」などの昔話も出てきますよ。

・日本霊異記(コミックストーリーわたしたちの古典)
「善い行いには良い結果、悪い行いには悪い結果」。
わかりやすい気付きが得られるシンプルなお話がたくさん。

・日本霊異記・宇治拾遺物語 (21世紀によむ日本の古典 8)
時代の離れた二つの物語集を収めた便利な本です。

・読み聞かせイソップ50話(チャイルド本社)
読み聞かせに使いやすく編集された、あの有名なイソップ物語の本です。

・イソップ物語(文渓堂)
「アリとキリギリス」など、有名なお話が30以上。
懐かしさとともに読める本です。

・古事記物語 (岩波少年文庫 )
日本の神話をわかりやすい読み物として編集。
自然現象が神話になっていることに気付けます。

まとめ

〇子どものトラブル、「自分のせいだ」と考えてはいけません。  たまたま必要な学びに接する機会が足りなかっただけなのです。 〇神話・伝説・童話の類の本を読ませ(読み聞かせ)てみてください。  社会へ出るために必要な、根源的なルールやタブーを知ることができます。 〇読んで終わりではなく、子どもの体験と結びつけて話題にしましょう。  その対話の中でこそ、子どもの自覚や責任感が育まれていくのです。

このユーザなら私の疑問や悩みを解決してくれそうと思ったら、
質問への回答をリクエストすることができます。

必要なもの

☆オススメの本  『日本霊異記』『古事記物語』『宇治拾遺物語』『イソップ物語』など・・・・  (日本の古典は現代語訳されたものが複数出版されています)
Photo by 明りの本

ピックアップ

ページ先頭へ