はじめに

マウンティング女子。
ドラマでも話題の、最近よく聞く言葉です。
マウンティングとは、サルなどが優位性を示すために相手の上に乗るアレです。
犬なんかもやりますよね。
そしてマウンティング女子とは、一見相手を褒めたり立てたりしているようにみせかけて、実は相手を貶めたり、間接的に自分の自慢をする女性たちのこと。
女子会の現場で頻繁に見られるそうです。
ええ、私自身も心当たりはもちろんありますよ……
今回はそんなマウンティング女子の生態とその対処法をご紹介します。
マウンティング女子の7つの分類
マウンティング女子という言葉を世に広めた著書『女は笑顔で殴りあう』によると、マウンティング女子の特徴は以下のように分類されます。
●親友型
「親友だから」という大義名分のもと、言いたいことを言ってくる。
●カウンセラー型
こっちが求めてないのにアドバイスしてくる。
●プロデューサー型
「あなたは◎◎タイプ」と決めつけ、他人の前でいじって貶める。
●事情通型
何でも自分のほうが知っているふりをし、相手の情報を古いとくさす。
●自虐型
「いいなー、私なんて」という自虐から自慢に持っていく。
●無神経型(無意識型)
「これを言われたら嫌な気持ちになるだろう」ということがわからない。気にしてることをあだ名にするなどがその典型。
●司会型
自分のペースで会話を仕切り、自慢に持っていく。
※『女は笑顔で殴りあう』より
みなさんは「私、マウンティングされてた(してた)わ……」という心あたりがありますか?
私は両方ありますよ!
マウンティング度チェック
女性同士のマウンティングはストレートな攻撃ではなく、暗闇にまぎれて小突きあう勢力争い。
だからされた方はなんとなく「イヤ~な気持ち」になりますし、正面からの攻撃ではない分、表立って反撃することも難しくなります。
しかも、マウンティングしている方も無自覚だったりするからやっかいなんですよね。
あなただって無意識にマウンティング行為を繰り返しているかもしれません。
まずはあなたが周囲にマウンティングをしていないかどうか、チェックしてみましょう!
▼あなたのマウンティスト度をセルフチェック(『女は笑顔で殴りあう』より)
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20140417/1056737/?SS=expand-life&FD=-860560702
なぜマウンティングをするの?
「自分は自分、他人と比べてはいけない」
本当の幸せを手に入れるための心の持ちようです。
でも、これは理想論。
実際は悲しいかな、私たちはなんだかんだ周囲の人と比較することで自分の存在と立ち位置を確認して生きています。
不幸な人がいることを知らなければ、自分が幸福だとはわからないでしょう。
自分より裕福な存在を知らなければ、自分が貧乏だとは思わないものです。
多くの人にとって、幸せは他者との比較によって感じられるものなんですね。
自分の中に他者より優れている点をみつけ、それを糧に日々生きるための小さな自信を補充しています。
でも、あからさまに自慢したり、相手をけなしたりすれば敵を作り、生きにくくなるのは当たり前。
だから、水面下でひっそりと「自慢にみえない自慢」「けなしているようにみえない悪口」の応酬をするんですね。
笑顔という仮面をつけて……
ただしこれは大抵の場合、相手にバレています。
きっと誰もが経験したことあるはず。
「ん…?それって、もしかして自慢(嫌味)なの?」と。
このモヤっとした感情こそが、マウンティングされている証拠です。
マウンティングへの対処法
しつつ、されつつのマウンティング。
これを避ける方法はないのでしょうか?
経験上、マウンティング行為は小競り合いの中で起こります。
そもそもはじめから勝てないと思うような相手に対してはマウンティングをしようと思わないし、また、明らかに格下に見ているような相手にもマウンティングをしようとする人は少ないもの。
逆に言えば、新卒の女性にマウンティング行為をされるような先輩は「同格程度に見られている」ということです。
また、明らかに立場が上の人にマウンティングをされていると感じる場合には、余裕そうに見えるその人は、実はものすごいコンプレックスの塊かもしれません。
こうやってみると、なんだかちょっとマウンティングの実態が見えてきませんか?
つまり、
マウンティングを避けるには「小競り合いの対象」から降りること。
これがポイントです。
具体的には、マウンティングしてきているなと思ったら、相手のライバル心を削ぐような態度を取りましょう。
相手はあなたより上に立ちたいんです。
あなたより上だと、あなたに認めさせたいんです。
それならば、そう思わせてあげましょう。この際事実がどうであるかは関係ありません。
マウンティングで嫌味を言われたときには、下手に対抗意識を燃やして反撃せず、「そっかー(^^)」
「うん、そうだね(^^)」
「そうなの、ありがとう(^^)」
と笑顔で返しましょう。
このあとの余計なひとことはいりません。
相手のマウンティングを全面的に肯定してあげれば、相手は拍子抜けしてそれ以上何もいえなくなるでしょう。
「●●ちゃんはメイク上手だよね」といわれたら「ありがとう(^^)」
「痩せないほうが可愛いよ!」といわれたら「そっかー(^^)」
「●●ちゃんはいいなぁ、私なんて●●だから」⇒「そうなんだ(´・・`)」
こんな具合です。
ちなみに『女は笑顔で殴りあう』の著者、瀧波ユカリさんと犬山紙子さんいわく、マウンティング女子への対処法は「私はマウンティングに気付いている」というサインをストレートに送ることだそうですヨ。
マウンティング女子のサガは幼少期から?
体験談です。
マウンティング女子について調べていてふと思い出したのは、中学生時代。
仲良し女子4人で今はすたれた交換日記なるものをやっていました。
まぁ正確には、リーダー格の女子の「やろう!」という一言で、なんとなくやらされていました。
そこで、リーダー格の女子は交換日記の中でこうお題を投げかけるのです。
「この中で一番可愛いのは誰だと思う?」と。
そして、自分からわざと(としか思えない)いわゆる一番可愛くない女子の名前を最初にあげます。
その後3人は、リーダー格の女子の名前をあげざるを得ないという流れです。
これを、いろんな自慢ネタで応用していました。
今思えばかなり性格の悪い子ですが、クラスで権力のある意地悪タイプだったので誰も逆らえず…
これが現代のマウンティング女子(司会型)なんでしょうね。
10代前半の女子たちですらすでに立派にマウンティングをすることを学んでいるんです。
というか、小学生のときもこーゆうのあったなぁ。
「マウンティング女子」は、幼少の頃から根深く培われた性なのかもしれません。
まとめ
でもこんなことを突き詰めていくと、「結局何を言ってもマウンティングとして受け取られてしまうんじゃ?」とも感じました。
「メイクが上手だね」って、本当に褒めているだけかもしれないのに、わざわざ「すっぴんがブスってこと??」と深読みしたり。
ここまでくるともうそれは、ただのあげ足取りというものです。
巧妙なマウンティング行為と見分けがつきにくいところですが、今回ご紹介した対処法ならどちらの場合にも有効ですよ♪
マウンティング女子に「マウンティング女子」と不本意なあだ名をつけられる前に、ご自身で気づいて対処できるようになっておきましょう(^^)
このユーザなら私の疑問や悩みを解決してくれそうと思ったら、
質問への回答をリクエストすることができます。