相手から尊敬されるようになる認知療法

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はじめに

心理学から、不思議な対人関係のからくりについて、ご紹介します。

うつ的傾向のある方や、周りにうつ的な人がいる方には、対人関係のひとつの参考にしていただけると幸いです。

STEP1<b>【無意識のしくみ】</b>

フランスの格言に、このようなものがあります。

「もしあなたが自分を塵芥(ちりあくた)のように思うなら、他人はあなたを踏みつけるだろう」

心理学者の高田明和氏(浜松医科大学名誉教授)はこの格言を引用し、

「人の心は相手に微妙に伝わる」

「自分はだめだと思うと、それは直感的に周囲の人に伝わる」

と著述しています。

この無意識の情報が伝わると、相手は

「この人はだめだ。尊敬する必要はない。ばかにしてもよいのだ」

と、自分をますます見下すようになるといいます。

STEP2<b>【自責傾向の負のスパイラル】</b>

また、うつ的傾向のある人には、自責の念が強く見られますが、これは同じ失敗をくり返さないための自衛策でもあります。

ですが、高田氏はこのように述べています。

「ところが事実はまったく逆です。自分がだめだと思っている人は、さらに間違いを犯すのが通例です」

「つまり過度の自己批判はさらに過ちを生むのです」

自責の念が強い人は、1つ失敗するとそのことで自己批判をし、さらに過剰な行動へと駆り立てられ、再び失敗しては自己批判をくり返すようになります。

こうして、負のスパイラルが続いていくことになります。

STEP3<b>【認知療法を活用する】</b>

このようなスパイラルから抜け出し、同じ過ちをくり返さないためには、この自責の念を引きずらないことが大切です。

もし自責の念が起こってきた時には、その考えを1度書き出し、その横にちがう考えを置き換えるという実践が有効となります。

自分を責める考えの代わりに、自分を励ます考え、客観的なデータに基づく考え、自己弁護などを書き連ねます。

すると、最初の自責の念に被害妄想や強迫観念のような、極端な考えが混ざっていることに気づきます。

このような方法は「認知療法」として、うつの治療に大きな効果を上げています。

認知療法は、頭で考えるだけではなく、実際に書き出す作業が重要となります。

書くことで非現実的な自責の考えを1度脇に置き、より現実的な思考を中心へと持ってきます。

STEP4<b>【自分に自信を持つために】</b>

自分を責めると、相手からもそのように見られるのに対し、自分を認め、褒めて受け入れると、今度は相手からも尊敬を持って扱われるようになります。

自分に自信を持っている人を、人は尊重します。

その人の周りに、侵しがたい雰囲気が漂うようになるのを、直感で察知します。

自分に自信を持つためには、まずありのままの自分を認め、受け入れられるようになることが大切です。

そして相手からも良い反応が返ってくると、そこから正のスパイラルが始まっていきます。

そのために、認知療法は大きな助けとなります。

まとめ

参考:「うつに効く実践ノート」高田明和著


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