冬春の観光名所こぼれ話 その十三 高塚愛宕地蔵尊

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はじめに

Photo by 冬春
 九州大分の山の中にある高塚愛宕地蔵尊。  それは、神と仏が分かれる前の古い物語りの記憶である。

STEP1

 高塚愛宕地蔵尊(たかつかあたごじぞうそん)は、大分県日田市天瀬町馬原(あまがせまちまばる)にある宗教施設で、地元では「高塚さん」の愛称で親しまれている。
 この施設、神社と呼ぶのも寺と呼ぶのもちょっと難しい。
 何でかというと、この施設は神仏混淆(こんこう)の信仰形態を残す珍しい例だからである。
 仏教というのは、本来大陸から渡来した宗教であり、それが土着の神々と結びつく事で日本化されていった。
 この高塚愛宕地蔵尊では、奈良の大仏建立に尽力した行基上人が筑後国に下った帰路に高塚に立ち寄った事から始まる。
 行基上人が地蔵菩薩を念じていると、1本のイチョウの木に宝珠があるのを見つけた。 そこで行基上人は一体の地蔵菩薩を彫り、地元の人々に祈願するよう説いたという。
 その後、952年(天暦6年)2月に、地元の人々がイチョウの木のそばに小きな堂を建て、行基上人が彫った地蔵菩薩を祀ったのが高塚愛宕地蔵尊の始まりとされる。

 なお、そのイチョウの木は、乳のような突起がたくさんあるために「乳銀杏」と呼ばれるようになり、子宝を恵み、乳の出をよくする霊木として信仰を集めたという。
 現在では、樹齢千年を超す巨木に成長し、大分県の天然記念物に指定されている。

 そんな由来から、元々は乳の出をよくする地蔵として知られていたが、次第に病気平癒・学業成就・商売繁盛などの諸願成就に利益(りやく)があると評判となり、多くの参拝客を集めるようになり、現在では、年間200万人を越す参拝客が訪れる。
 ちなみに、大分自動車道天瀬高塚インターチェンジがこの高塚愛宕地蔵尊のまん前にある事から、特に高塚愛宕地蔵尊への参拝を目的に初詣やゴールデンウィークなどでは出口付近で渋滞することがある。

 境内には、2000体を越える奉納地蔵があり、有名人では田村亮子が奉納した地蔵もある。

まとめ

 高塚愛宕地蔵尊  大分県日田市天瀬町馬原3740  フリーダイヤル 0120-417-381 (AM8:00~PM5:00)  鉄道・バス:JR九州久大本線豊後中川駅より日田バスで約15分  自動車:大分自動車道天瀬高塚インターチェンジすぐ  公式サイト  http://www.takatukasan.com/index_pc.php

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