私的コピー・OKとNGの境界線

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はじめに

常々議論になる「コピーと著作権」。基本的に、コピーするには著作権者の許可が必要ですが、「私的使用のための複製」は認められています。この「私的使用」、どこまで認められるのでしょうか。

STEP1「私的使用のための複製」というのは、少し具体的に言うと

「個人的にまたは家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用する」
場合なら、
「その使用する者が複製することができる」
ということです。

よく挙げられる例としては、音楽CDを自分で聴くためにカセットテープやMP3プレーヤーに移す(コピーする)行為があります。これは個人的に使うのでOK。

STEP2

ただ、MP3にした音楽ファイルをネットに公開するのは、違法です。
公開する=自分以外の人も広く使えるようにする、ということで、私的利用を超えていると判断されます。

STEP3

意外と気づきにくいのが、「仕事で使う目的のコピーはNG」だということ。
ビジネス目的の利用は、私的利用とは見なされません。

出張するときに、書籍状態の地図を持ち歩くのは重いから部分的にコピーする、というのも実はNGです。ただ、「OKにしてもよいのでは」という意見もあり、議論は割れています。

STEP4

最近話題になっている、電子書籍の「自炊」については、自分でつくって自分で使う分には問題になりません。
ただ、他人や業者にコピーしてもらうのはNG。著作権法上認められているコピーは、利用者本人が行うものだけです。

微妙なのは、友人がコピーした音楽データや書籍データを分けてもらう場合。
コピーの利用が認められる「家庭内その他これに準ずる限られた範囲」がどこまでなのか、実ははっきり決まっていないからです。
今のところ、4~5人の親密・閉鎖的な仲間内ならOK、という解釈が主流です。ネットに乗せない形で友達と一緒に使う、貸し借りする、というのは認められると考えてよいでしょう。

まとめ

不正使用の例が話題になることが多いので、何となく利用者を縛る印象がある「著作権」。実際は、「作り手」に正当な対価が渡るように作り手の権利を保護するものです。「これはいい!」と思ったものは、コピー品ではなく、正規品を買ったほうが、作った人への敬意が示せますよ。

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