「あはれ」とは

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はじめに

Photo by いなみわけ
高校などで、「あはれ」という語をならいますね。「趣深い」というように訳されますが、いまいち実感がつかめないという方も多いと思います。どのような語なのでしょうか。

STEP1①原義

もともとの意味は、感嘆、嘆息を表す語です。
ああ、といった語に近いものであったと言えます。

『古事記』歌謡に、
「やつめさす 出雲建が 佩ける太刀 黒葛さは巻き さ身無しに阿波礼(あはれ)」とあり、
ここではああ、あらといった意味になります。

うれしい場合にも悲しい場合にも使われ、
心の底から自然に出てくる感嘆をそのまま表した言葉といえます。

STEP2②意味の広がり

奈良時代・平安時代には、意味がさらに広がります。
情趣・感動・悲哀・思いやり、愛情の表現に使われる言葉となります。

『源氏物語』で、柏木が、女三宮に「あはれとだに宣はせよ」(好きと言っておくれ)
と言ったのに対し、
女三宮は「おほかたのあはればかりは思ひ知らるれど…」と、
「おほかたのあはれ」は感じるけれども、と返しています。

愛情に限らず、先に挙げたように非常に広い意味で用いられる語です。

STEP3③本居宣長

②で挙げたように非常に広い意味で用いられ、
漠然とした語と言うこともできますが、
日本の伝統の深淵にある語でもあります。

宣長は「紫文要領」で、文学の本質を「もののあはれを知ること」としました。
宣長は、まず和歌がもののあはれと直接にかかわり、
物語については、そのもののあはれを人に知らせるものだと考えます。

まとめ

こうした語を本質的に理解するには、物語を完全に把握し、その筆者の内面から理解する必要があります。よって、学校で習いきれるものではないとも言えるのです。

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