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アナログ回路 作成時の注意点

PASOKICHI3の回答

回答No.5

「訊くは一時の恥」と云います。もちろん、何度も同じ事を訊くのはまずいでしょうが、何でも初めから「本を読め」というのは 私は賛成できませんね。 話が逸れました。 「入力グランドで囲むようにシールドする」というのは、 ・入力端は、それ以降のゲインが普通かなり高くなりますので、ちょっとしたノイズ(特にハムノイズ)にも敏感になります。  ですから、ハムを拾わないようにシールドした方がいいのです。  この場合、ハムノイズは50Hz、100Hzの電界としてそこら辺にうようよ存在してますから、これができるだけ入力に入らない  ようにする必要があります。 ・この時、グランドは初段のトランジスタ(オペアンプなどでも同じ)の入力グランドでシールドしないといけません。  つまり、「同電位」にしなければいけません。  もし、最終段付近のグランドを引っ張ってきてそれでシールドしたりすると、グランド電位が違いますから(そこには、色々な  大きな電流が流れていて、その周りの電界はとても入力部とはかけ離れた”汚い”ものになっています)、却ってハムを呼び込ん  だり、発振したりします。 ・計画されている回路構成が判りませんが、入力がエミッタ接地のトランジスタだと仮定すると、実際のやり方は以下のようになり  ます。  ・入力信号は、Tr(トランジスタ)のベースとエミッタ間(普通エミッタ-グランド間に抵抗が入ります。ここではそのグランド   を指します)に入ります。  ・そこでまずは入力ジャックを基板に付けたら、Trをその近くに配置します。そしてそのグランドとジャックを錫メッキ線で半田   付けしますが、一方入力のホットラインは恐らく間にC,Rなどが経由してTrのベースにやはり錫メッキ線で最短コースを取って   半田付けします。  ・さて、ここでこのグランドを強化します。   そのホットラインの周りに錫メッキ線を何本か取り囲むように平行して半田付けします。このとき、決してクローズしないよう   どこかで切っておくことが大事です。   グランド部分は、そうですね大きさが許されれば、5mm幅位は欲しいですね。  ・そしたら、何本かのグランド線の間を半田で埋めます。  ・ホットラインも同様に錫メッキ線を使います。なぜなら、ワイヤだと三次元に広がってハムを拾いやすいですから。   そしてC,Rなどもその間に回路図の順序通りに直接付けていきます。「傍には付かないから」とあっちこっちの場所に浮気しては   ワイヤでつなげばいいや、というのもってのほかです。 ・ざっとこんな具合ですがお解りいただけますか?  それから、もしお使いの基板が片面基板(穴なし)でしたら、入力部分だけでもブリキ板などを裏から直接貼り付けて、これに  上記入力グランドをつないで全体をシールドするのが、かなり効果的です。 HPに描かれている電源ラインのCRフィルタですが、前回私が云ったパスコンというのはこれと同じ意味で、敢えて言うならC2に相当 します。 C1は通常ACアダプタ内に入っていますから、どうしてもラインハムが気になるなら、R1、C2を付けるのも効果的でしょう。 但し、R1xC2の数値(「時定数」といいます)をあまり大きくすると、電源ONの立ち上がりが気になるほど遅くなったり、場合に よっては立ち上がり時に「ボコッ」というようなノイズが発生するすかもしれません。 例にあった、100Ωと1000μだと(KΩxμFで単位はmSec)、0.1x1000で100mS(0.1秒)になりますがまあこのあたりが限度かなと 思います。ケースバイケースですから色々やってみるといいでしょう。 また、このときのRは大きな値にすると電圧降下で回路に加わる電圧が低くなるので注意しましょう。 ワッテージはHPでは1/2Wとありましたが、回路電流によって違いますから、できれば全て作った後で回路電流をテスターなどで測定 して計算しておくと安心です。計算は、電流測定値がI、抵抗値がRなら、P=IxRxR(単位はアンペア、オーム)で単位はワット(w) になります。この時、使用抵抗はこの値より40%位大きな値をカバーする定格のものを使用してください。 抵抗の定格は、通常、1/4W、1/2W、1W、2W、となっています。     

mirrorz
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。 私はサンプラーという音楽機材を使用していますが、ノイズに悩まされていました。 アメリカ製だから仕方が無いと諦めていましたが、余りにもジージーうるさいので分解してみました。トランスがらのノイズ ( 誘導ハム? ) なのかと思い トランスの取り付け角度を変えると、あっけなくノイズが無くなってしまいました。電子回路に興味を持ったのはそれからです。 話がそれましたが、私のような右も左も判らないような初心者に判りやすく、何故この回路にするのか等、また、質問のHP回路の解説、フォローもしていただき ありがとうございます。 実際に回路を組み経験して精進していきたいと思います。

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