障害者特例年金と税について知りたい

質問

• 私は63歳になり、障害者特例年金の支給対象になります。市役所で税の計算方法を調べましたが、年間約200万の年金額で非課税対象の仕事は約270万までと聞きました。ただし、扶養者の子どもは関係ないと言われました。これが正しい情報なのでしょうか？
• 障害者特例年金と税金について教えてください。63歳になり、年金の対象になります。障害者の三級である私は特例年金の支給対象になると年金事務所で説明を受けました。しかし、市役所で非課税相談をした際に、年間約200万の年金額で非課税対象の仕事は約270万までと聞きました。また、扶養者の子どもは関係ないと言われました。この情報は正しいのでしょうか？
• 障害者特例年金と税に関してお聞きしたいです。今年秋に63歳になり、障害者特例年金の支給対象になる予定です。年金事務所からは三級の障害者であれば特例年金の支給対象になると説明を受けました。それで市役所に税金の計算方法を尋ねたところ、年間約200万の年金額で非課税対象の仕事は約270万までと聞きました。ただし、扶養者の子どもは関係ないと言われました。この情報は正しいのでしょうか？

回答No.2

Kurikuri Maroon（@Kurikuri-Maroon） · ベストアンサー

続けます。
年金額そのものは、扶養親族等の数（配偶者を含む）によって変わってきます。
この年金額に対して「公的年金等に係る雑所得」というものを考えなければならないので、前回答で「正しい判断を行なうことができない」と申しあげました。

ただし、上述の点を踏まえた上で「年金額が約２００万」とおっしゃっているのだとしたら、年金額全体から課税額の見通しを立てることは可能です。
なお、その場合は、公的年金以外の収入（例えば、民間の個人年金保険など）が一切無い、ということが前提です。

まずは所得税がかかることになるのですが、添付した画像にある「公的年金等に係る雑所得の速算表」というものを用いて、雑所得（所得税の課税対象額）を計算してゆきます。
あなたの場合には、６５歳未満で年金額が２００万円だと仮定すると、次のように計算されます。
（障害者控除などは一切考慮していません。以下同じ。）

２００万円 × ７５％ － ３７万５千円 ＝ １１２万５千円 ＝ 雑所得

この「雑所得」の額は、そのまま、住民税の計算においても用いられます。
住民税は「住民税 ＝ 所得割 ＋ 均等割」という計算で成り立っており、所得割の額については、全国一律でおおむね１０％です。

ところが、ここで、所得税においても住民税においても、障害者控除や扶養控除を考えてゆかなければなりませんよね（それによらないと、非課税云々の確定ができません。）。
要は、やはり、あなた自身の家族構成などの詳細がわからないと、どうしようもありません。

なお、７０万云々というのは、速算表でいう控除額７０万円の箇所と、密接な関係があります。仕事での収入を合わせた上で雑所得とし、同様に考えてゆくためです。
つまり、「仕事での収入が７０万円以内ならば、その収入だけは雑所得としてはゼロになるので、結果的に、年金額だけを見ればよい」といったことになるわけです。
ですから、年金額２００万円 ＋ 仕事での収入７０万円 ＝ 計２７０万円として、２７０万円と答えたのだと推測されます。

ただ、先ほども計算式などで言及しましたが、所得税・住民税は、基本的には、どうしてもかかってきます。
したがって、もし「２７０万円までなら税金がかからない」という答えをいただいているのだとしたら、それは間違いです。
２７０万円そのものの考え方は前述したとおりですが、しかし、だからといって年金に所得税・住民税がかからない、というわけではないからです。