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色褪せないSF映画の条件ってなんでしょうか?

nayamuotokoの回答

回答No.7

SF映画というのは特殊な技術を用いて実際には存在しない、あるいはまだ実現できていない世界を映像にする事なのでどうしても舞台がSF=近未来などになるんです。私が意外と面白いと思った「スタ-シップトゥル-パ-ズ」はバグという昆虫と人類の戦争を描いた作品ですが、昆虫がリアルで動きも影の動きも非常によくできています。 このようにSFの対象が生き物か世界観か、どこに重点を置いているのかで作品の内容ががらりと変わります。 SFが陳腐な割には分かりやすくて面白い(60年代シンドバッドシリ-ズ等)、内容が分かりづらく全く面白くないがSFだけは凄いといった内容がその典型です。 「インデペンデンスデイ」のような爆発技術も素晴らしいです。 私も今まで色んな映画を観てきましたが、基本的に時代を超えて現代人に通用するSFは殆ど無いでしょう。何故なら現代人は目が肥えている上に限りなくSFの世界に近づいているという時代に生きているからです。ですから作り物はすぐに分かるし、それだけでネタを見抜いてしまうようで面白さが激減しますからね。SFは映像がウリですから作り物とすぐに分かってしまうのなら面白い訳がありません。観る価値もないでしょう。しょぼいSF程悲しいものはないですからね・・(ーー) しかし「2001年宇宙の旅」などは公開当時の人々にとってまさに驚異的だったんです。だがそれは当時まだ技術がなかったし、生活環境も今と違って不便でしたけど、それでも当時の世代の人々にとってSFはまさに夢の世界だったんです。 ですが、今の時代に生きる人達は生活もその当時とは比べ物にならないほど便利になったし、インタ-ネットや携帯電話、ロボットなど限りなくバ-チャルの世界へ移行しつつあります。そんな時代に生きている我々が昔のSFを観ても陳腐に思うのは当然なんです。 今のSF新作はかなり高度な技術を駆使してます。コンピュ-タのCG技術が登場してから映画概念が大きく変わりました。ですから勿論インパクトがあるでしょう。 でも「2001年宇宙の旅」は今では何とも思わないSFですが、今の新作SFも20年後には陳腐に感じると思いますよ。「2001年~」なども我々から見れば大した事ないですが、当時の人にとっては名作だったんです。もはや宇宙旅行も可能になりつつある今の時代も限りなくSFに近くなっています。 そんな私が今の時代に唯一通用すると思う映画は70年代のSFとして「エイリアン」などです。また、80年代になると「バックトゥザフュ-チャ-シリ-ズ」 世界3巨頭と言われる映画監督の最高峰とされる「スティ-ブンスピルバ-グ」「ロバ-トゼメキス」「ジェ-ムズキャメロン」他にも「リドリ-スコット」「ジョ-ジル-カス」など、現代の名監督と言われる人達はその技術も凄いです。 90年代からは既に今の時代にも十分通用するSFが沢山ありますから要は好みの問題でしょうね。「ジュラシックパ-ク(ロストワ-ルド)」も公開当時は驚異的な映像だったんですから。 そして今では基本的に宇宙を舞台にしたものがウケが良さそうですね。やはりその時代背景も影響してるんだと思います。 何か能書きばかりたれてうんざりしてきたところでしょうが、以上が私のこれまでの映画観賞による感想です。 あくまでも当時の名作は話(内容)が名作だったと言う事です、決して技術が名作だと言う事ではありませんから。 一度「アラビアンナイト」を観てみてはいかがですか? 面白かったです。紫のパッケ-ジなので見つけやすいでしょうから。 では、さようなら。

noname#1001
質問者

お礼

御回答、ありがとうございます。 内容が大事、というのはその通りですよね。 「スタ-シップトゥル-パ-ズ」は私も見ましたが、CGの技術は素晴らしいと感じたものの、主人公のキャンパスライフや友人関係、家庭事情など、つまらない要素を詰め込み過ぎた為にストーリー展開が強引で不自然になっていると思いました。勝手に異星まで出かけていってネイティブの生物を虐殺するだけの物語だと思いますし、スクールメイトが揃って若くして軍の中枢にいるのも不自然です。関心を持って見れるSF的要素があまり無いのではないでしょうか。「ガタカ」なんか、特撮は目を引くものはありませんがとても良く出来たSFだと思います。CGや特撮に頼り過ぎたSFというのは寿命が短いのかもしれませんね。

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