イチローの初動負荷理論や筋トレ否定は正しい?

このQ&Aのポイント
  • イチローは筋トレを行わず、関節域を広げたり柔軟性を高めるトレーニングと共に初動負荷トレーニングを行っています。
  • イチローはパワーヒッターではありませんが、筋トレなしでここまで活躍しており、特に素人が聞きかじるだけでは「確かにそうなのかも知れない」と思わせるところがあります。
  • 多くのスポーツ選手は筋トレをしており、禁止薬物として扱われているステロイドの存在もその有用性を証明しています。
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イチローの初動負荷理論や筋トレ否定は正しい?

こんにちは。 最近筋トレを久しぶりに始めたものです。 昔は本格的にスポーツと筋トレをやっていました。 その頃(20年ほど前)は筋トレはまだ推奨されていませんでした。曰く、「スポーツに応用が利く筋肉ではない」「筋肉が硬くなる」「怪我の原因になる」などなど。 しかし筋肉は関節を動かす働きでしかない訳で、「スポーツに応用を利かす」という意味ではそのスポーツ動作を練習する事でつけた筋力が一番うまく伝わるようにできる、「筋肉の硬さ」の概念を柔軟性と捉えると筋肉・筋力とは無関係、および筋肉をつけた方が怪我の防止になる、という事でちょっとずつ筋トレが推奨され始めました。海外のスポーツ界ではガンガン筋トレが既に導入されていました。現在は高校の部活などでも筋トレをやっているところも多く、今昔の感を持ちます。 ところが、メジャーリーグで活躍しているイチローは筋トレを行わず、関節域を広げたり柔軟性を高めるトレーニングと共に初動負荷トレーニングを行っています。曰く「筋トレをやったけど動きが悪くなった」「筋トレで筋肉が硬くなる」「怪我の原因になる」などなど、昔、「筋トレ否定派」が言っていた事を言っているようにも思われます。 イチローはパワーヒッターではありませんが、筋トレなしでここまで活躍しておりますので、特に素人が聞きかじるだけでは「確かにそうなのかも知れない」と思わせるところがあります。「初動負荷」のトレーニングで野球で必要な十分な瞬発力のトレにはなるのかも知れません。また、清原など、「筋トレで筋肉をつけて失敗した」アスリートも多い訳で、そう考えると昔の「筋トレは スポーツに応用が利かない」「怪我の原因」「筋肉が硬くなる」が「正しい」理論だったのかと も思わせます。 ただまあ、こうやって筋トレを全否定しているアスリートは現在は少数派だと思いますし、多くの(特に海外の)スポーツ選手は筋トレをしてますよね。何より「筋肉・筋力をつける」ステロイドが禁止薬物になっている事が「筋肉・筋力」のスポーツでの有用性を証明しているようにも思います。もちろん、無酸素型というか、瞬発型のスポーツでは、ですが。 私は個人的には油圧・空圧やゴムチューブなどの「終動負荷」でつけた筋肉でも十分自分のスポーツ動作を練習すれば役に立つと思ってますし、「筋肉の硬さ」という概念自体疑問に思ってます。また故・千代の富士は筋肉をつける事で怪我をしなくなった・・・との事でイチローと全く反対の事を思っているのですが、イチローが(特に今の年齢で、そして怪我も全くなく)活躍しているだけに、うーん、イチローの言っている事の方が正しいのかなあ・・・とも思えて、ここである程度本格的に筋トレやスポーツをやっている人の意見を聞いてみたいと思っています。 宜しくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#223065
noname#223065
回答No.2

 #1です。  ウィダー・トレーニング・バイブルをお持ちとはラッキーです。ぜひ読み直されてください。確かに年代的にかなり以前ではありますが、どれも基礎的な事項です。前から速筋に対する認識の変化(Type2bではなくType2x、10回限界負荷のトレで太くなるのはType2b/xではなくType2a等々)はありますが、為すべきことの基礎事項についてはあまり気にする必要はありません。  ジャンルの違う例えをするなら、大学で物理学の勉強を始めるのであれば、1960年代に書かれた物理学教科書で問題ないのと同様です。ニュートリノの質量や、ヒッグス粒子といった物理学の最先端知見など、学ぶとしてもはずっと後のことで、何百年も前のニュートン力学や百年前の相対論といった基礎的事項に変化はありません。  教科書レベルになるほど確認された事項は変化しないものなのです。例えば、10回限界の筋トレ強度とて、最も筋肥大に向くことに変わりはありません。Type2bと思っていたものが、実はType2aと分かったからといって、10回より20回限界強度が筋肥大に向くように変わるわけがないのです。変わるのは(内部的な)説明のほうだけなのですから。  今の質問者様のご質問をずっとみていると、トピックに飛びついては説明を求めるような面が感じられます。「強度が多数回限界でも効果はあるのか」、「速球を投げ続けると急速がすぐに落ちる」、「ベンチプレスは腕立て伏せと同じか、違うか」「スロトレは筋持久力か」(以上、時系列ではありませんが思い出せる限りで)、そして今回は「初動負荷理論はどうなのか」といったことになっています。  これらがもし、あるトピックからブレイクダウンして基礎的事項の理解に向かうようならいいのですが、どうもそうなってはいません。質問者様は「自分のトレ方法改善のため、周辺事項も踏まえて」とお考えかもしれません。しかし、ご質問文も拝読して考えて、統一性はなさそうですし、現象論的なトピックからトピックへ移行しており、せっかく質問して一応の理解を進められたことが、他の質問で役には立っていないようです。  ですので、芸事の習得でもよく言われる、守破離を実践されてはどうかと思います。ウィダー・トレーニング・バイブルは教本として大過なくよくまとまっていますので、をまずしっかり読み込まれてはどうかと思います(すぐ実践にかからなくていい、むしろ座学で一応の理解ができるまで待つ)。そうしたら、ウィダー・トレーニング・バイブルで理解したことをもとに、他の教本にも当たってみる、といったことです。  そうすると、ネットでの各種解説なども分かってくるようになると思います。トレ方法により、神経系が何をどう覚えるのかなども分かってくるはずです。 > チューブトレなどの終動負荷トレでは抵抗のかかり方が文字通り「終わりに向かって高くなる」ので、多くのスポーツで必要な「(神経系が)瞬発力に不向きに発達する」というのは(確認ですが)そうなのでしょうか。  こんなことをお聞きになるのでは、回答が役立っていなかったということになります。終動負荷とは何か(最初は弱く、だんだん強まって、最後が最も強い)、特異性の原則から、繰り返したトレに沿った神経系の発達ということは分かるはずですし、実際にそのように説明申し上げたはずです。  同じことを尋ねたくなるのは、基礎事項を踏まえていないからです。同じ物でも、ちょっと見かけや見方が変わると、もしかして別物かと思えてしまうのは、表面的にしか理解していないことが原因です。 > 「身につく(発揮できるようになる)筋力自体は初動トレやフリーウエイトなどで身に付くものと同じ」で、神経系だけの、脳が覚える体の動かし方だけの問題と理解しています。  それでよいわけです。こう分かっていながら不安になってしまったのではないでしょうか。改めてお尋ねになったことは基礎事項です。最新の知見(これは変わったり否定されたりする可能性が充分ある)がどうであろうと、変わるものではないということを理解なさっていれば自信が揺らぐことはありません。  大事なことを繰り返しですが、申し添えます。最大筋力は筋肉の太さのみで決まり(柔軟性は措いておきます)、トレ方法によって筋肉の性質は変わりません。筋力の発揮の仕方を決めるのは、筋肉自体ではなく神経系(筋肉を動かす運動神経+脳)です。 > その理解があっているとして、最初に大きな力を発揮する普通の筋トレを別に行ったり、今回も出てきたプライオメトリックストレを行ったり、そもそものやっているスポーツの練習でその欠点は十分カバーできる、と考えて良いのでしょうか?  その通りです。プライオメトリクスは、簡単な有酸素運動にも含まれていますよ。縄跳びです。ボクサーは走り込みもしますが、縄跳びを欠かしません。スタミナをつけるには良い持久走は瞬発力についてはネガティブな効果があります。ですので、縄跳びも行うわけです。ボクサーの縄跳びはかかとを地につけず、縄の回転も速くしていますね。これは有酸素運動+プライオメトリクスの効果もあるトレになります。こういうことは、基礎を押さえていれば、見れば分かる類のものになってきます。  基礎を押さえることについて、もう少し説明します。自然科学の考え方で、「(素朴な)還元主義」と呼ばれるものです。これは、「複雑な問題を見たら、うまく(←ここが大事)要素ごとに分解し、各要素を理解して、また要素を組み上げて、元の問題を理解する」というものです。分解してみた要素がまだ複雑であれば、さらに分解します。  非常に手間がかかる方法です。しかし、そういうやり方をしておけば、見た目は異なるが原理が同じもの、見た目が似ていても仕組みが異なるものなどが識別できるようになります。そういう理解まで進めば、理解した現象を今度は道具として使うこともできるようになってきます。  その要素というべきものの代表が、基礎的な事項であるわけです。既に(実用的には)判明、解明、確認済みのものですから、教科書、参考書を見れば記載があり、自分で正しさを証明しなくても済みます。うまく動いて使える部品といってもいいでしょう。各部品を組み合わせた代表例的なものも、しばしば教科書、参考書で既に説明されていたりします。そこからさらに何を組み立てるかは、組み立てて何かをしたい人の仕事になります。  大事なことなので言葉を変えて繰り返し。現象論的なトピックごとに答を求めても仕方ありません。トピックから少し外れたことには役立ちませんから。現象論的なトピックの解から類推するのも危険です。まず間違いなく誤った仮説にたどり着いてしまい、効果を得られません。  もしそうしたいのであれば、信頼のおけるパーソナルトレーナーに継続的に依頼すべきです。パーソナルトレ―ナーを雇わないのなら、基礎事項の理解と応用を学ばれてください。

tincanada
質問者

お礼

補足でのさらに詳しいご回答、恐縮致します。本当にありがとうございます。 もう少し感謝を表現できる日本語のボキャブラリーと表現の幅があればいいのですが。。。「ありがとうございます」だけでここまで回答頂いている事、また本当に質の高い(と言うこと自体失礼な気もしますがお許しください)回答を頂き、本当に感謝します。 今回は筋トレにとどまらず、物事を学ぶ時の本質にまで突っ込んだアドバイスを頂き、頂いた回答を読み返しながら反省とともに、しっかり勉強する決意を持ったところです。 一点、今回の補足質問で別の角度から反省したのは、私の表現が拙かったところがあった事です。「回答が役に立たなかった」とまでお叱りを受けたところですが、これは表現上の「言葉のあや」と言いますか、「そうですよね、そう理解していますのでそれを前提としていますが、万が一間違いがあればご指摘を」くらいのニュアンスを込めていたのですが、当然、抑揚のつかない文字だけのコミュニケーションではそのニュアンスが伝わるはずもなく、読めばそのままそれなりにまだ疑問を持っているという風に伝わってしまったと思われます。それでも、本当に理解していればその「確認を求めるような言い方」にもならないと言われればそれまでです。 他の質問について好奇心からも聞いている旨前回申しましたが、その部分も 恐らく「しっかり原理原則を理解していたらそのような好奇心的な疑問も(明らかなので)出てこないよ」という事なのかも知れません。 話を筋トレに戻します(補足要求ではありません)。仰って下さった過去の私の質問についてですが、なぜそのように疑問をもったか、という事を記載しておきます。回答者様に取って「それを知ってどうなる」というものでもありませんが、とりあえず、話の流れというか、せっかくここまでご回答して頂いているので、「どうしてこの質問者はこういう質問をするに至ったのか」という部分も参考程度(?)に知って頂きたく思いました。全く読み流していただくだけで結構です。 そもそも4月に20年ぶりに野球を始めたのが質問のきっかけです。実はトレをそのころやめたのも怪我が原因で、その後怪我が治っても全くスポーツはせず、運動と無縁の生活が続いていました。そのため野球を始めても全く動けず(「昔の面影が全くない」と昔の私を知っている人には言われそうな感じです)、とにかく何でもいいから体を動かそう、という事で水泳や筋トレを始めました。結構本格的にやっている野球チームにいきなり所属したので迷惑をかけたくないという気持ちもありました。 そうすると、体はどんどん大きくなり、どんどん動くようになり、面白くなってきました。不思議な事に昔筋トレをやっていたころより(なぜか)見た目も2,3か月で良くなり、人にも「鍛えてらっしゃいますね」など言われるようになり、自分でも驚いています。 昔やっていた事も当然あって、野球では投げるとそれなりのスピードがでるのですが、すぐに疲れるのでこれは「筋持久トレで良いのか?」との疑問が 最初の質問だったと思います。 その後、事情で数週間トレーニングができない事から自重トレでどこまで代用できるのか、という事から色々調べていると「ゆっくり行って15回限界で力尽きるようにする」という記事をいくつか読み、これで速筋を鍛える筋トレの代用になるのか、という疑問がでました(スロトレという言葉も概念も知りませんでした。)。そして、自重で腕立てをするとどれくらいの負荷になるのだろう(十分なのだろうか)という疑問が腕立てとベンチの関連の質問になりました。そこでチューブトレをご提案頂き、終動負荷という概念も知って自分でも色々調べようと検索しているうちにイチローの「初動負荷」「筋トレは良くない」という考えに行きつき、好奇心や、おっしゃるようなちょっとした疑心暗鬼や不安な部分から今回の質問に至ったわけです。 というわけで私の中では一貫性はあるのですが(苦笑)、仰っておられるのは基本的な知識をきっちり身に付けておけば「基本中の基本である今回のような質問は出てこない」という事だと理解します。 しっかりと勉強をして、精進していきたいと思います。 本当に何度にも渡ってありがとうございました。

その他の回答 (1)

noname#223065
noname#223065
回答No.1

 どうも、宣伝文句の類やトレーナーの資質を持たないアスリートの言をうまく読み解けず、誤解をされておられる面があるように思います。  まず、初動負荷トレーニングですが、考案者らの「これは筋トレではない、ストレッチだ」云々の差別化を図る宣伝文句に踊らされています。はっきり申して、初動負荷トレは筋トレに分類して問題ありません。ただし、1セット3回が限界の負荷の筋トレ(3RM)が神経系狙いであるのと似ていて、神経系への効果に重きを置いた筋トレです。  神経系をどう鍛えるかと言えば、名前の通り「初動負荷」、つまり動作の最初に最大のパワーを発揮するよう神経系に覚えこませるわけです。これは、プライオメトリクストレーニングと呼ばれるトレでやっているもので、初動負荷トレはプライオメトリクストレの変形、亜種といっていいでしょう。  プライオメトリクスは例えばこんな感じ(ほとんどのスポーツで最重要の脚の特化して解説している点に注意、脚しかやれないということはなく、どの部位にも可能で有効)。 ・パワー・瞬発力・スピード・敏捷性 - 神経系トレーニング講座(筋曜日のワイルドたちへ) http://www.cudan.ws/kinyo/spq/ (※ ページ紹介はしましたが、このサイト内、関連サイトのサイト主の各種意見に賛同するものではありません。いろいろ間違いもあると個人的には思う。)  見てお分かりと思いますが、瞬発力といってもよさそうなものです。最大筋力は充分ある、だけどスポーツで思うように体を動かせないとき、瞬発力が問題であれば有効なトレの一つとなります。  イチロー選手の主張で本件に関係しそうなのは、例えば以下のようなものでしょう。 1.野球に必要な筋力は野球のみで身に着く。 2.筋肥大はむしろ邪魔になる。 3.筋トレしながら3kg増えただけで体のキレが悪くなった、等の経験談。  3は2に含めてもよいでしょうが、具体性を帯びると信用したくなることもあり、挙げておきました。  1については特異性の原則としてよく知られている通りで、何ら問題はありません。むしろ、強調しておきたいものといえます。  2は昔からある誤解なんですが、誤解自体もリクツが進化していたりするようです。  筋肉の内部抵抗によりスピードが落ちる、なんてのは結構前からあったような(内部抵抗測った論文出してみろよ、と思う)。  硬い筋肉になるから筋トレは有害なんてのもありますね(ストレッチしてないだけだろう、と思う)。  うまく鍛えた筋肉はやわらかくてしなやかだとも言ったりします(太くても脱力してれば柔らかいんだが、と思う)。  初動負荷派が目の敵にするのが終動負荷トレだったりします(神経系だけだろ、と思う)。  そして、一流アスリート(広告塔ともいう)に「従来の方法でこういう悩みを抱えていました」「このトレをしたら伸びました!」という宣伝があるわけです。  イチロー選手は天才レベルの優秀なアスリートです。自己を鍛えることにおいて、人並み外れた能力を持っています。しかし、トレーナーとしてはそうとは限りません。ましてや研究者としてはレベルは高くないでしょう。むしろ、トレーナーや研究者としては、素人以下である可能性も低くはありません。  なぜなら、(スポーツを本格的始めたときの能力が高いという意味での)素質が優れていて、周りの選手より優れた成果を出すと、自然と指導者(トレーナー、さらには支援する研究者等)が集まり、高い能力の指導者が多くなるからです。そうなるとトレ方法について、選手はあまり考えなくてよい。やってみて結果が出たら、指導者からリクツを聞いて受け売りしていればいい(取材などで頻繁に「どうやって上手くなったの?」と聞かれますからね)。  実は「どうすれば上手くなるのか?」を最も知らないのが、一流選手であったりします。でも我々一般人はしばしば、「うまくやれるんだから、どうやるのかよく知っているだろう」と思いがちです。ちょっと出典は忘れたんですが、「最もうまく行う人がうまく教えるわけではなく、最もうまく教える人がうまく行えるわけではない」という、個人的には名言と思うものがあります。  経験談を聞くとすれば、最初から高い能力を発揮するアスリートより、最初は能力が低く、試行錯誤の末に伸びてきたアスリートのほうが参考になります。しかし、経験談はあくまでも一個人の範囲、アスリート多数を指導したトレーナー、さらに多くのトレーナーを含めて研究対象としてきた研究者のほうが、いい情報があります。もちろん、そこから自分には何が合うかを模索するという、個々人の情報から作り上げた多数の平均的な情報を、また自分という一個人に戻す作業を行うことになります。  もう引退しましたが、ある陸上アスリートの知識のなさにびっくりしたことがあります(国内では連戦連勝、五輪では銅メダルまで行った、日本人としては稀有な方)。詳細は割愛しますが、発言を追っていくと、どうも知り合い(トレーナーなどを含む模様)の言の受け売りに終始していたようです。受け売りなので、しばしば間違った知識の使い方になっていましたね(ありていに言えば「有害」ということ)。  イチローの「3kg増やしたら下手になった」とて、「何のためにどこの筋肉を太くしようとしたの?」とよく聞かねば判断はできません。下手になったという点からは、「不要な筋肉を増やし、必要な筋肉を強化しなかった」ということが強く推測されます。あるいは使った筋トレマシンが終動負荷で、神経系が瞬発力に不向きに発達したとかですね。知識のない者が我流でやったときに起こりがちなことです  イチローは決して「あらゆる方法を試して、最上の方法を発見した」わけではありません。そんなことは、イチローならずとも誰もやれはしません。あらゆる方法を試すなんて量的に膨大過ぎて、生きている間にやり切れはしませんから。しかも、指導するのに長けた人でもありません。彼の周りで急速にうまくなった選手は事実上いません。単に「○○氏提唱のリクツ通りにやったら上手くなった」と思い込んでいる人に過ぎません。選手として一流であるだけのことで、惑わされてはならないでしょう。  加圧トレでもゴルフの某一流シニアプロが広告塔だったこともありますよ(今はどうなっているのか、よく知らない)。加圧トレの考案者はかなりなビルダーですが、加圧トレでゴツクなったわけではありません(スロトレ提唱者もかなりなビルダーだが、普通の筋トレでやっていた)。初動負荷理論といい、加圧トレといい、「これで一流になれた」という人ではなく、「一流の人が試してみた」というだけであることに注意する必要があるでしょう。  有名人に言わせていることなんぞ、ノイズでしかありません。どういうトレで、どういう裏付けなのかは自分で調べ、分からないことは多少勉強してみるしかありません。それでも分からないことは自分で試すしかありません。ただ、スポーツは全般的に「知識より、やってみること」が最重要ですが、筋トレ(とボディビル)については、「まず知識」になります。  今までのご質問を拝読していますと、知識を得る前に質問してしまい、かえって混乱されている面が多少なりともあるようです。基礎的なことから解説したトレーニング教本などで体系的に知識を得られる必要があるように思います。でないと、いつまでも、一見はありそうで、しかし各説が相反するような内容だったりすることで悩み続けることになりかねません。  一連のご質問は、質問者様に合うトレを探すためのもののはずです。イチローなど無関係ですし(イチローを伸ばすために知りたいのではないし、千代の富士とどう違うかを調べたいのでもない)、各種トレ提唱者の実験台になるためでもないはずです。八割がたの人に適する正しい大枠の中から、質問者様という個人に向く方法を詳細化、具体化するようにすべきです。  絶版ですが、私が以前に勧められて読んだ本のなかでは、「ウィダー・トレーニング・バイブル」というものは優れていました。売り文句とか派手な言説を排したものなので、読んでも「おお凄い、やってみたい」という気分は呼びませんが、知識を得るにはそうした気分は不要です。 「ウィダー・トレーニング・バイブル」(アマゾンでの販売ページ) https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%AB-%E9%AB%98%E6%A9%8B-%E8%B3%A2%E4%B8%80/dp/4944106068  その他にもいろいろいい本はあるかと思いますが、まずトレについて知りたいというときに向くものは、読んでみた範囲では上記しか知らないのです。他にもいい本があれば、参考になさってください(派手に効果を謳わない、他のトレ方法を無暗に貶さない、などがポイントになるかと)。できるだけたくさん読んで、共通する項目や相反する項目を洗い出し、自分に向くように情報を整理していくことが大事、とも申し添えておきます。

tincanada
質問者

お礼

本当に毎回、ここまで丁寧に、専門的な知識を踏まえて解説頂き恐縮するばかりです。本当にありがとうございます。色々大変勉強になりました。 仰る通り、(昨日の質問、回答でも書きましたよう)ご指摘の「個人に向く方法の模索」というのが私の課題だと思っております。 ただ、(言い訳に聞こえてしまうかも知れませんが)、元々好奇心が強く、(自分に実際は関係なくても)疑問に思ったら知りたい!と思う気持ちが強いのと、あと「だいたいこう思うのだけど、確認したい(そうですよ、と言ってもらい念を押したい)」という部分もあって、どうしても質問してしまっています。個人的には「全体論の確認や好奇心」と「自分にどう当てはめるか」というのは(質問の仕方からはそう見えないかも知れませんが)それなりに分けて考えていますのでその点ご安心(?)頂ければと思います。(好奇心からは「イチローはなぜそういっているのだろう」などという疑問がどうしても出てきてしまいます。あと質問の仕方も工夫すべきかも知れません。) それとは無関係に、基本的な知識はもう一度しっかりつけるべきだ、というアドバイスはしっかり受け止めるつもりです。 ちなみにウイダー・トレーニングバイブルは持っているのです(!)。20年ほど前(よく考えたら25年前、とする方が近いかもというくらいです)本格的にやっていた時勉強してシリーズを揃えていました。リンクをくださった本と、あとコンディショニング・バイブルだとか、5,6冊あったように記憶しています。実家に今でもあるので、今度取り出してみます。今でも基本的な知識は変わっていない、という理解でいいのでしょうか。その時は結構読み込んでいましたが、さすがに20年となると、忘れます(笑)。 あと、また補足質問になってしまい申し訳ありませんが、宜しければひとつだけ。「あるいは使った筋トレマシンが終動負荷で、神経系が瞬発力に不向きに発達したとかですね。」の部分ですが、別の質問でも少し言及頂いていたように思います。チューブトレなどの終動負荷トレでは抵抗のかかり方が文字通り「終わりに向かって高くなる」ので、多くのスポーツで必要な「(神経系が)瞬発力に不向きに発達する」というのは(確認ですが)そうなのでしょうか。「身につく(発揮できるようになる)筋力自体は初動トレやフリーウエイトなどで身に付くものと同じ」で、神経系だけの、脳が覚える体の動かし方だけの問題と理解しています。 その理解があっているとして、最初に大きな力を発揮する普通の筋トレを別に行ったり、今回も出てきたプライオメトリックストレを行ったり、そもそものやっているスポーツの練習でその欠点は十分カバーできる、と考えて良いのでしょうか? これは自分が今、数か月に1回3-4週間ほどジムに通えない環境に置かれる為、以前アドバイス頂いたチューブトレの導入を考えているため、ちょっと個人的に気になる部分です(大きな目的の一つが野球への応用であるため)。ここまで丁寧にお答え頂いた後補足をお願いするのは気が引けるのですが、宜しければお願いいたします。 あらためて、別質問も含めて何度も丁寧な回答を頂いている事に感謝いたします。ありがとうございました。

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    1月2日にNHKで放送された「イチロー知られざる闘い」(プロフェッショナル-仕事の流儀)において、イチロー選手がマリナーズの室内練習場で、イチロー選手専用の特殊なトレーニング・マシーンを使って、トレーニングをしている場面がありました。 ラットプルダウンとバタフライマシーンが合体したような器具で、手で握る取っ手の部分を、カラダの前方で自由に開いたり閉じたりしながら鍛えるものでした。負荷は比較的軽めでやっていた感じでした。 イチロー選手は「肥大させないで筋力をアップさせたい」と話していて、実際にそのようなことが可能なのかどうか気になったので、質問させていただきました。参考までに、以下に番組内でのイチロー選手のコメント(抜粋)を書いておきます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ イチロー選手:「(これは)筋肉の硬化を招きづらい、むしろ、弾力性のある柔らかい筋肉をつくるマシーン。動作中に酸素供給がうまくいったり、乳酸を発生させないような動きができるマシーン」 茂木教授:「柔らかくてしなやかな体を作ることですか?」 イチロー選手:「そうです」 イチロー選手:(器具を使用しながら)「こんな動き、日常生活では絶対にないです」 イチロー選手:「(大リーガーでイメージされるような大きな体にする目的は)全くない。むしろ、肥大させないで筋力をアップさせたい。僕の体って、割と神経が行き届いた状態にあるので、何でも頭で表現したことをイメージしやすい体になっている。それは僕の大きな武器ですから。これがそんなに(大リーガーでイメージされるような)大きくなっちゃったら、絶対にできないですから」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ また、イチロー選手が脳科学の茂木健一郎教授(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8C%82%E6%9C%A8%E5%81%A5%E4%B8%80%E9%83%8E)との対話の中で、「無意識と神経の関係性」の話に食いついていたのが印象的でした。せっかくなので、それも抜粋します。あわせて、色々なご意見・ご見解をお聞かせ願えれば幸いです。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (鈴木一郎が「イチロー選手」になるときスイッチの切り替えについて) 茂木教授:「イチローモードになるときの頭の中はどうなっているんですか?」 イチロー選手:「時間がきっちり決まっている。動き出す時間、ストレッチの時間、ゲームに入る前の準備がきっちり決まっている。それをこなしていったら、徐々にポンポンポンポンと入っていくんですよ。なので意識はないんですよ。意識なくスイッチが入るんです」 女子アナ:「剣道など和の武道のように、すごく所作が決まっているものほど、それをしているうちに集中が高まると聞いたことがあるんです」 イチロー選手:「すごくよくわかる」 女子アナ:「脳科学的には、同じ所作を繰り返すと集中力が高まるということはあるんですか?」 茂木教授:「そりゃあ、あります。無意識を扱おうと思ったら、それしか方法はないです。言葉とかイメージトレーニングとかっていうけれど、ああいうのって、やろうとおもったって、限界がありますからね。だって無意識の状態の方が、遥かに大きいんですよ。そっち(無意識)をコントロールしようと思ったら、体の方が。だって、体の方がものすごく脳に神経線維(繊維?)がいってますから」 イチロー選手:「じゃあ体にゆだねるってことは、間違いではないわけですね(興味津々の表情で)」 茂木教授:「間違いではないです」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ご意見お待ちしています。

  • 20年ぶり筋トレ。昔つけた筋肉について。

    先日よりここで筋トレを含むトレーニングについて色々質問しているものです。皆さまのご回答には本当に感謝しております。全体的なお礼を述べさせて頂いたうえで、質問に入ります。 質問に関係するので私のトレーニング歴(のようなもの)を書きます。 私は20年ほど前(10代半ばから後半にかけて)に筋トレを結構やってたものです。元々痩せ形で力が余り強くなかったコンプレックスもあり、ウイダーの教則本などを買いあさり、本格的にやっていました。ところが、スポーツ中に怪我をしてしまい、それを契機に受験などとも重なりトレーニングを中止しました。その後は大学で運動部に短期間所属したもののすぐにやめて、その後は運動とは関係のない生活をずっと送ってきました。 トレーニングを始めた頃は「力が弱い」がコンプレックスだったので筋肥大よりは筋力アップに力を入れていた(6-8回Maxのウエイトを主に使用)のですが、元々持久型の筋肉をしているのか、数年やってもベンチでは自分の体重よりちょっと重いくらいを持ち上げられるのがやっとでした(75キロ程度)。それなりに体も大きくなりましたがそれでも元々痩せ形というのもあり72キロ程度でした(まだ身長が伸びている途中の成長期に始めたのですが、最終的には身長180cmです。)。ただそれなりに筋肉もつき、痩せ形のイメージはなくなりました。昔の状態はそんなところです。 その後全くと言っていいほど運動はしませんでしたが、代謝が良い体をしているらしく、食べても運動しなくても太らず体重は変わらずでした。筋肉はもちろん落ちている(と思われる)ので裸では「カット」がなくなっていますが、外から見ると「変わらないですね」と昔の知人に言われる感じです。 さて、前置きが長くなりましたがここからが本題です。6か月ほど前より本当に久しぶりにスポーツを始めました。でも、体力がさすがになく、昔のようにとまではいかなくともある程度体を動かせるようになりたいと、様々な「体を動かす事」を始めました(水泳など)。そしてちょっとずつ動いてきたので、3か月ほど前から筋トレも加えるようになりました。さすがに全然昔のようには挙がらず(当たり前ですが)、遠い道のりだなあ、などと思っているところです。 今行っているのは、まず久しぶりなので体を慣らすために、重すぎず、軽すぎず、10-15回限度のウエイト、場合によっては20回限度までのものを使用しています。週に2,3回、全身くまなく主要な筋肉を3セットずつ、1日最大1時間まで程度です。方向性はまだしっかりとは定まっておらず、行っているスポーツなどとも絡め方向性を決めていこう、とそろそろ考えているところです。 そんな感じのトレを3か月ほどしただけなのですが、、筋肉だけは思ったより太くなってきたのです。ビックリなんですが、体重が筋トレ開始3か月で一気に75キロまで増えて(3キロ増加)、ウエストは細くなりました(1,2インチくらい10代のころから増えているだけでしたが、それが元に戻った戻った感じです)。昔の写真と見比べても、下手すれば見た目は今の方が良いくらいなんです(笑)。この間も「最近腕や肩が大きくなってません?」とスポーツ仲間に言われたほどです。 もちろん、嬉しいことなのですが、筋力はそんなにアップしないので、筋肉はあるように見えるのに見合った力がない状態です。これをどう理解すれば良いのかについての質問です。 これは、昔つけた筋肉がそれなりに残っていてさらに筋肉がついたと考えれば良いのでしょうか?でも昔つけた筋肉って、さすがに20年も放っている訳ですからなくなっている筈と思うのですが。。。一応体つき的にはそれなりの筋肉は残っていた感じはありますが。。。でも力は落ちています。(マシーンしかないので正確ではないですが、ベンチで恐らく最大50キロ前後)。 そして、見た目もさることながら「筋力アップ」も欲しい訳なので、もし、「筋肉が残っていたが、筋肉が力の出し方を忘れている」ような状態であると思われるなら、神経系に作用するといわれる高負荷低回数(3回くらいまで)の筋トレに変えて筋肉に「力の出し方」を思い出させた方が良いのかと。 ちょっと漠然とした文章になったかも知れませんが、「昔より体つきが短期間で良くなったのは、昔つけた筋肉が残っていたからと考えて良いのか?」「でも筋力が落ちているのは筋肉が力の出し方を忘れていると考えられるか?それなら神経系のトレに変えることは有効と思われるか?」といったところが質問です。 もちろん、自分で試行錯誤しないといけない事はわかった上で、筋肉の性質などから今の状況にある程度「こうなのではないか?」と当てはまるような説明があれば知りたいというところからの質問です。 よろしくお願い申し上げます。