ヘリコプターマネーの問題点とは?

このQ&Aのポイント
  • ヘリコプターマネーについて色々話題になっていますが、そのメリットとは一体何なのでしょうか?
  • ヘリコプターマネーを繰り返してきた結果、経済は衰退し、デフレが続きました。
  • 一方で、ヘリコプターマネーが効果的な場合もあります。昭和恐慌の際に行われたヘリコプターマネーで経済が立て直され、生活も改善されました。
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ヘリコプターマネーのどこが悪いのですか

ヘリコプターマネーについて色々話題になっています。政府がお金を刷って(作って)国民に渡すということは、古くからずっとやってきたことではないですか。7世紀後半に日本最古の貨幣が登場し、それ以来政府は繰り返し貨幣の増発を続けたからこそ、国民にお金が行き渡るようになり、経済が発展・拡大してきたわけではないですか。まさしくヘリコプターマネーを繰り返してきたわけでしょう。2002年にスティグリッツが来日して政府貨幣発行を提案したときも、江戸時代にもやってたじゃないかと言ってました。江戸時代は貨幣を増発し、その発行益を利益として計上していましたから財政赤字ではありませんでしたし、現代のように国民から膨大な借金をして国民を恐怖のどん底に追い込むような馬鹿な政策は行っていませんでした。しかも失われた20年でデフレが続き、経済は衰退してますね。今ヘリコプターマネーをやればハイパーインフレになるのですか。昭和恐慌の際、高橋是清はヘリコプターマネーで経済を立て直しました。結果としてインフレになったと言われていますが、インフレは敗戦で国が焼け野原になり、生産設備が失われ物不足になったのが原因ですね。しかし、戦後のインフレの間も、実質可処分所得は大幅に伸び、生産は力強く拡大しており、生活はみるみる改善していました。インフレでも所得がそれ以上伸びればそれでよいのではないですか。

  • 経済
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質問者が選んだベストアンサー

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  • DCI4
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回答No.4

ヘリコプターマネーのどこが悪いのですか 生産は力強く拡大しており、生活はみるみる改善していました。インフレでも所得がそれ以上伸びればそれでよいのではないですか。 ★回答  よいです すでに類似の政策をやってるだろ インフレ目標2%は何のため? 金の価値が落ちれば 賃金も円換算で上がる 基本はそれだけ インフレ ⇒ 結局 金の単位 円 の相対的な価値がおちるだけ 反対する奴(デフレでお得)の習性をざっくり分析 検索キーワード 財政均衡主義者 財務省御用学者 ← 検索すりゃわかる 財政均衡主義がじゃましてるだけ デフレのがお得な奴が世の中には ダニのようにいると言うだけ その人たちには 短期的 個人的にはマイナスよ マクロ的には問題ないが 自分の属する組織 自分の利権にはおとくなデフレよ 国民経済景気=株屋≠債権屋=御用学者=TV=新聞=財務省  という仕組みWWW 金を刷らないことや  欠陥消費税はデフレを推進するだけ 消費増税によって自殺する国民が増えるそうですが http://okwave.jp/qa/q8840626.html ↑これよ インフレ目標2%は何のため? http://okwave.jp/qa/q8852359.html ↑これよ 円高のが  お得な奴(一部の組織 業界)が世の中には ダニのように存在する それが反対してるだけ どのみち 資源のない日本は工夫 技術 労力を海外に売りつけてもうけてるだけだ 内需広大のみで行ける・・・はなんの助けにはならない   たんなる嘘よ 日本は成長しない成熟社会←馬鹿がこのようにTVで言う 文系公務員財務省官僚系の経済コメンテーターに多い傾向 輸入した100を 加工付 加価値を付け 120で売る 100-120=20 おとく 10パー円安なら 輸入した110を 加工付加価値を付け 120×1.1=132 で売る 132-110=22 おとく 単純計算すぐわかる 輸入→一般消費のみの業界はいやがるだけ  そんな業界だけでは日本全体は崩落 個人は消費でおとく感が短期的にあるだけ→後でつけを払わされる 長期日本停滞20年デフレ

karaokeppp
質問者

お礼

有り難うございました。

その他の回答 (7)

  • DOI4
  • ベストアンサー率16% (9/55)
回答No.8

そんなことしたらハイパーインフレになってしまいます。 日本は財政破綻してしまいます。

回答No.7

> 例えばあなたの貯金額が1千万円あったとし、それが2千 > 万円になったからと言って何か困りますか。 これ、蟻の視点ですね。なら、ご質問者さんの発想に納得です。 ご指摘のように、個人の資産が増えることについて、個人の視点だけなら納得です。ご質問者さんの視点なら、喜ぶ、という選択肢しかないかと。 すでに資産を持っている層がどう動くか、企業がどう動くか、その結果、どうなるかは、ご質問者さん自身に理解できる下地が無いように思うので、ご質問への回答はここまでですね。 労働対価などの経済活動の外から、あなたを除くすべての人が、貯金しても無意味、というところまで政府からお金を貰って銀行に預金が溢れている、という世界を想像してみてください。あなたが困る、困らないという視点ではなく、社会としての経済と政治がどう動くか、その世界がどうなっているかを想像するのは、割と簡単だと思いますよ。

  • okhenta
  • ベストアンサー率10% (82/773)
回答No.6

政府がお金を刷ってばらまくなら問題無いが 悪徳高利貸し民間銀行の日本銀行から借金してまくのが大問題 国民は永遠に金利を払い続ける事になる

回答No.5

金融政策と経済政策をごっちゃにしてません? ヘリコプターマネーって、貧富の差を拡大します。 配ったお金がそのまま貯蓄に渡ったら経済効果は得られず、リスクだけを溜め込む形になります。 バブル崩壊後、何度も減税や軽減措置が行われましたが、その規模の1割も経済効果に現れないんです。崩壊後に社会人になった世代は、今が貧しくても貯蓄してしまうんです。独身、子育て世代を問わずにです。 一律に配って、一律に溜め込む場合、資産インフレが起こって、利殖性の低い、いわゆる安全資産しか持たない層の資産が大きく棄損します。 ヘリコプターマネーって宵越しの金を持てない層にしか経済効果は無いし、救済にもならないんです。 所得税の定額減税でもダメだったんで、なかなか難しいですよ。 貧乏人(金を稼ぐ能力やスキル、環境がない人たち)が、自身の環境改善に使わずに貯め込むというのは、銀行に本来自分たちが得るべき利殖分や成長分を献上しているのと同じで、集めた花粉を怠ける雄蜂に与える働き蜂と同じです。 ベーシックインカムのように、所得の再分配、高所得層から多くを集める仕掛けを持つか、利用目的を限った期限付きのものを定期的に与えるしか無いように思います。 商品券ですら、安値で転売して満足してしまう層がいるんで、難しいですよね。結局、転売厨とお金持ちの節約にしか役立ちませんでしたし。 ハイパーインフレが起こるといいですね。 今の日本だと、書いたように、そのまま死蔵され、ゆっくりとしたインフレや手数料という名のマイナス金利などで、すりつぶして搾取されていくだけかと。

karaokeppp
質問者

お礼

配ったお金がそのまま貯金に回ったら、もっと配ればよいだけです。刷ったお金ですから、際限なく配れます。例えばあなたの貯金額が1千万円あったとし、それが2千万円になったからと言って何か困りますか。だんだん貯金額が増えて、もうそろそろ使ってもいいかなと思ってくれる国民が出てきて車とか家とか教育費とかに使い出したら需要が増え経済が発展するわけです。 単に配るだけでなく、政府が積極的に投資するべきだと思います。最良なのは人工知能への投資です。この分野で世界のトップになれば、日本の未来は明るくなります。労働を人工知能に任せれば少子高齢化も問題ではなくなります。全世界が日本の人工知能の技術に頼ることになれば経済効果も絶大です。

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7194/21844)
回答No.3

江戸時代は貨幣を増発し、その発行益を利益として計上 していましたから財政赤字ではありませんでした ↑ だから貨幣の質が下がり、それがそのまま 幕府の信用を失うことになったのです。 その結果が幕末の薩摩長州の台頭、徳川幕府の 衰退です。 ヘリコプターは、少しずつやる分には御指摘の 通りだと思います。

karaokeppp
質問者

お礼

幕末は特殊要因がありました。金と銀の交換比率が海外と国内で異なっていて外国で金を銀に換え、日本で銀を金に換えれば、3倍の金が手に入る勘定になっており、大量の金が日本から流出することとなりました。そこで1860年万延小判を発行し重さを3割り以下にしましたから、実質的に大量の通貨発行となったわけです。ヘリコプターマネーとちょっと違いますね。

  • aokii
  • ベストアンサー率23% (5210/22062)
回答No.2

昭和恐慌の際、高橋是清がヘリコプターマネーで経済を立て直したのは、公共事業・軍事予算についてす。高橋是清本人は、国債・通貨の大量発行(やり過ぎたヘリコプターマネー)による、国民生活を圧迫する高率のインフレーション(物価上昇)を抑制するために、赤字国債と国家予算を縮小しようとして(軍部の怒りを買う)『軍事費の削減』に手をつけ『2・26事件(1936年)』で暗殺されました。 今は、税金で経済を立て直すべきです。税金がない場合でも、税金を徴収してから徴収した税金で経済を立て直すべきです。 財政法第4条は「国の歳出は、公債又は借入金以外の歳入を以て、その財源としなければならない。」と規定しており、国債発行を原則として禁止している。財政法第4条の但し書きは「公共事業費、出資金及び貸付金の財源については、国会の議決を経た金額の範囲内で、公債を発行し又は借入金をなすことができる」と規定しており、例外的に建設国債の発行を認めている。 しかし、1965年度の補正予算で赤字国債の発行を認める1年限りの特例公債法が制定され、赤字国債が戦後初めて発行された。その後は10年間は赤字国債の発行はなかったが、1975年度に再び発行されて以降は1989年度まで特例法の制定を続け赤字国債が発行された。 1990年度にはその年の臨時特別公債を除く赤字国債の発行額がゼロになり、1993年度まで発行額ゼロが続くものの、1994年度から再び発行されその後に至っている。

  • pkweb
  • ベストアンサー率46% (212/460)
回答No.1

こんにちは 私の頭で考えられるのは、 円の流通量が増えるので円安になりすぎて、「他の国から怒られる。」「(自前資源の薄い我が国は)輸入にコストが高くなり生産活動が停滞する」というところです。 まあ、現状、海外で何かあったときに「安全資産」として円が買われる現状を見ると、多少撒いたとしてもそうはならないとは思います^^;;

karaokeppp
質問者

お礼

ヘリコプターマネーで生産活動は活発化します。そのマネーで企業が国際競争力が高まれば輸入コストが少々上昇しても問題にはならないと思います。

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