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潤滑油の全酸価について
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そもそも、工業用潤滑油は多くは合成になっていて、全酸価という概念がないシリコーン系オイルか、天然のものは鉱油(鉱物油)であって、食品用油脂=脂肪酸系油脂の概念をそのまま展開するほうが「化学」として無理があります。 ですから、工業用潤滑油の規格(グレード)はあるが、粘度などできまるものであって、「全酸価」が項目に出てくることはないのです。ないものをいくら探しても見つかりません。
- trytobe
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自動車のエンジンオイルと同じで、ある温度でのオイルの粘度、で管理します。 潤滑油は、機械の金属部品どうしが直接当たらずに、潤滑油が金属部品の表面に残ってすべりを生み続けることが求められます。その表面に残る度合が「粘度」に対応してくるのです。 エンジンオイルでも、寒冷地では氷点下でも凍らないオイルのグレード(0W-30など)が必要ですが、夏の灼熱下ですと上限が30℃だと心もとない(オイルの粘度が下がってサラサラになり金属部品の表面に十分に残らない)から暑い地域では別のグレードに入れ替える、などの管理をしているのです。 そして、自動車の中でも、エンジンのような小さく高速で往復運動しているところのオイルとは違い、タイヤを駆動しているギア・シャフトなどの歯車はもっと粘っこく下に垂れ落ちないような粘りの強い「グリース」を潤滑油として用います。これも、回転数などに合わせて、金属部品の表面に居残れるような粘りの中で、かといって硬すぎて回らないのはエネルギーのロスで潤滑にならないから、それなりの柔らかい粘度までの範囲で、という選択がなされるのです。 グレード オイル OR グリス - Google 検索 https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%89+%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%AB+OR+%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%B9
補足
ご回答ありがとうございます。 粘度で管理するのですね。潤滑油の使用に粘度が大事なのは理解しました。 動粘度、全酸価の評価をしており、実際の使用環境より加速試験をしていますが、時間経過と共に全酸価が上昇していく結果で、どの時点で合否の判定をするのか、というのが知りたいのです。 例えば、同じサンプルを経過時間で複数回サンプリングして、全酸価が1、5、8、10と言う結果であれば、5は要注意、8はダメ、など。 粘度さえ合っていれば、全酸価値はどれだけ上がっても良いのか? 試験結果に対して、判定コメントを求められているのですが、指標がわからなくて…
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