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1類危険物の容器に関する疑問

第1類危険物取扱者の貯蔵方法の問題で、容器は金属やプラスチック製などを用いる、というのがあって、正しい、となっていました。しかし、第1類危険物は、有機物と接触すると、発火する恐れがある危険物ではなかったか、と思うのですが、いかがでしょうか?

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  • phosphole
  • ベストアンサー率55% (466/833)
回答No.2

なお、実例ですが、試薬会社でこれらの酸化性の金属塩を購入すると、たいがいはプラスチック(白~淡黄色の不透明なもの)製のボトル詰めの商品が届きます。 メーカーによっては褐色ガラス瓶に入ってくるかもしれませんが、金属直詰めというのは、少なくとも現状では見たことがありません。 工場だとどうか分かりませんが、プラスチック製のタル詰めで搬送されているのは見たことがあります。 本質的には金属容器でも問題無いと思いますが、長期にわたって保管する場合、サビによる腐食など、別種の問題が生じえます。また、容器の重さによる搬送コストも問題でしょう。 かえってプラスチックの方が安心です。

tahhzan
質問者

お礼

プラスチックがメインなんですか。ますます、へ~という感じですが、意外と言えば意外ですね。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • phosphole
  • ベストアンサー率55% (466/833)
回答No.1

確かに分かりにくい点と思います。 われわれが使っているプラスチック(ポリプロピレンとかそういうの)は、炭素数がずっと少ないアナログ(ガソリンの成分であるオクタンなどの炭化水素)とは挙動が全く違います。 プラスチックは固体、ガソリンのような低級炭化水素は液体・気体の違いというのは当たり前ですが、化学的な反応性も大きく違います。 コメントされているとおり、第一類危険物(酸化性固体)とガソリンなどを混ぜたりすると、衝撃や摩擦で爆発する危険があります。これは、酸化性固体によってガソリンなどの燃焼が非常に起こりやすくなるためです。燃焼というのは物が酸素と結合するときのエネルギー放出です。酸化性固体=それ自体酸化剤なので、燃えやすくなります。 しかし、プラスチック(ここではポリエチレンやポリプロピレンを考える)は、構成成分自体は炭素・水素でガソリンと変わりませんが、そうそう反応はしません。プラスチックのような高分子は対応する低分子に比べて、化学的な安定性は非常に高くなっています。その原因は一概に説明しにくいのですが、以下の様なことが考えられます。 ・そもそも固体だから、化学反応するための条件の一つである、反応相手との混じり合いが起こりにくい。 たぶん、非常に重要な点です。金属だって、微細な粉末は燃えますが、われわれが普通に扱う金属の塊(金属板でも何でも良いです)は安定です。これは表面積が桁違いに異なり反応速度が変化するためです。プラスチックと酸化性固体を混ぜようと思っても難しいですね。 ・蒸気圧が非常にひくい(というか無い?)。固体だから~というのと似てますが、揮発しにくいので燃えたりするのが難しいです。可燃性物質の話で、蒸気圧が高いとガスが出やすいから燃えやすい、というのは習ったと思います。プラスチックは蒸気は出ませんので、燃焼させるのは難しいですね。 なお、実験室レベルでは、金属性の道具(薬さじとか)よりも、プラスチックの方が酸化性物質の中でも過酸化物の取り扱いの際には向いています。 これは、金属が燃えるということではなく、金属の表面の触媒作用とか、金属の摩擦や静電気によるショックで過酸化物の分解・爆発が起こる危険があるためです。 プラスチックは燃えないし、そういうリスクも少ないので、かえって安全です。

tahhzan
質問者

お礼

プラスチックは固体… なるほど。確かに、容易に混ざり合わないですね。そうですか。当然、蒸気圧も低くなりますね。大変、よくわかりました。詳細な御解説、非常に参考になりました。ありがとうございました。

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