パース絵がつまらないのは何故ですか？

質問

お世話になります。

アニメやゲームがHD（高解像度）化するにつれて、
背景画が綺麗なパースで描かれるようになりましたが、
なんとなく絵としての面白味に欠ける気がしております。

漫画背景でも、消失点をわざとずらした方が自然に見える、
といった、目の錯覚？を利用した技術があるとのこと。

デジタルCGや３D制作ソフトでは、そうしたことをふまえて
わざわざ「漫画パース」といった設定があるようです。

確かに端正なパース絵は見ていて機械的というか、
絵としての奥深さが無いような気がします。
物理的には正確な描写なのでしょうが・・・

なぜ、そういったことが起きるのでしょうか？
人間の視覚や錯覚に由来するものでしょうか？

美術について学んだことが無いので、
詳しい方いらっしゃいましたらご教授頂けましたら幸いです。

回答No.2

tiltilmitil · ベストアンサー

パースの技法って、結局は視覚に『近い』絵を描くための技法でしかないんです。本当に正確なら、一点透視、二点透視、三点透視みたいな種類はなく、一つだけであるはずでしょう。実用上で問題ない範囲で簡略化されているのです。ただ、理屈がしっかりしているからちゃんと知っているなら誰でも同じように形を描写出来る。

　また、人間の視界って普段認識しているよりはるかに狭いんです。はっきり見えているのは中央付近だけで、端の方はボケている。でも無意識に視界を移動して見えた範囲をつなぎ合わせて処理しているから広い範囲が見えていると感じられる。普段認識しているのが実は合成画像なのに一枚で表現するのはかなり難しいでしょう。

　なお、消失点への線を曲線にした三点透視だとかなり視覚に近づくようです。

回答No.3

SPROCKETER

昔のアニメ番組を見てみるとわかりますが、原色系のピンボケ画像で、時間が無くて慌てて描いたのがわかるお粗末な背景画が多いです。絵を動かしていないと、粗が目立ちますね。

　今は高解像度テレビばかりになり、絵の粗が目立つと鑑賞に耐えない為にチャンネルを変えられてしまうので、背景画に力を入れるようになったのでしょうが、背景画が緻密過ぎると、アニメ絵が浮いてしまうので、アンバランスになりますね。

　ブラウン管テレビの特性に合わせてアニメ絵を描いていた時代と、液晶テレビの特性に合わせなければならない現在では、アニメ絵の評価が違うのでしょう。

　ブラウン管テレビでは、アニメを動かしていなくても、絵が細かく揺らいでいるので、静止画の多いアニメでも鑑賞に耐えるのですが、液晶テレビでは、アニメを動かさないでいると、録画停止状態と同じ絵にしか見えないので、評価が違うのでしょうね。

　ブラウン管テレビで映した映像と、液晶テレビで映した映像では、映像のスペクトルが違うので、受ける印象が変わり、同じアニメでも評価が違って来るようです。

お礼

見る機器によっても見え方が変わってくるのですね。

回答No.1

guess_manager

質問者様がご覧になってるアニメの質が低いからでしょう。
パースが正確だとか正確でないとかの問題ではありません。
日本のゲームやアニメのアートの質が低いからです。