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カソード分極曲線の評価について

カソード分極曲線より,溶存酸素の拡散限界電流密度を求めたいのですが,どのようにして求めるのか理解できません。論文等を読んでみたのですが,いくつかには曲線の変曲点にあたる電流密度であると記載されていました。これが正しいとすれば,どのような手順で変曲点を求めるのでしょうか? また,論文中にmV/decadeという単位があったのですがこれはどういう次元なのでしょうか? 最近電気化学の勉強を始めたところなので,的外れな質問をしているかもしれません。 教えていただけたら幸いです。宜しくお願いいたします。

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  • c80s3xxx
  • ベストアンサー率49% (1631/3289)
回答No.1

どういう電極系での話なのかによって変わってくる場合もあるけど,基本的に拡散限界って場合は,電流電位曲線を見て,平らになったところ.現実には完全に平らになることはなかなかないので,限界になるあたりを2直線で近似してその交点で取るとか,まあ,その辺は経験則.具体的な曲線を見せてもらえれば,この場合はこうする,みたいなのは言えるけど,一般論としてはそんな感じ. mV/decade ってのは,濃度を一桁 (10倍 = decade) 変えたときに,なんかの電位が何mV動いたかという意味.たとえば,イオン選択性電極は log(活量) と電位が,通常は直線関係になる.で,その直線の傾きは,活量の一桁の変化 (log(活量)で1変化) したときに何mV変化するかという形で表す.

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